■2日目コメント
初日同様、おだやかな日和の花園ラグビー場であったが、グランドは非常に熱い戦いが繰り広げられた。
第2ブロック3位決定戦は、共に堅いディフェンスで引き締まった試合であったが、前半終了間際に一瞬の隙を突いて東京スクールが先制し、後半開始直後も力でねじ込んだ。静岡県スクール選抜も果敢に展開し、1トライを返し3点差に追い上げる。しかしこの後東京FWが静岡ディフェンスをこじ開けて突き放す。ところがこの後、静岡スクールが猛追し、ロスタイムに逆転トライを挙げ逃げ切った。
第1ブロック3位決定戦は立ち上がりPGで先制を許した京都中学校であったが、強力FWのモールでトライを奪うと、前半ロスタイムには大阪スクールのミスを右に展開して中央にトライ。突き放しにかかる。後半開始直後、大阪スクールがグランドを大きく使って1トライ返したものの、京都ディフェンスの圧力にミスを誘われ、ゴールラインを割ることができなかった。
神奈川県中学校選抜が安定した戦いで第2ブロックを制した後、いよいよ最後の試合、福岡県選抜と奈良県選抜の試合を迎えた。前半は、奈良がセットプレーからモールで前進し、力強いFWの縦攻撃によって2トライを挙げリードする。一方の福岡は、前半終了間際にグランドを大きく使ってトライを返し、14対5で前半終了。後半開始直後、ラインアウトモールから右に展開、奈良ディフェンスの間隙をついてトライ。その後、互いに体をはった攻防で膠着状態が続いたが、ペナルティーを得た福岡が奈良ディフェンスをこじあけて逆転のトライ。その後もキックを有効に使い奈良のミスを誘い、スクラムからフェーズを重ねBKが内に切れ込み中央にトライして突き放しにかかる。
粘る奈良はラインアウトモールを押し込んで得たペナルティーからFWが押し込み、3点差でロスタイムへ。試合を切れない奈良は、福岡のキックオフをFW、BK一体となってグランド右端から左へ展開、巧みなステップで福岡ディフェンスを振り切った奈良BKが中央にトライ。熱戦に終止符を打った。
年々、チームの技術が向上し、観客数も増え大会としてのグレードも上がってきている。この大会から明日の日本ラグビー界を背負うプレーヤーが多く輩出されることを期待したい。