20日のウェールズ戦から中4日というタイトな日程、そして大西選手が肋軟骨を負傷という状況で迎えたカナダ戦。どちらも、どうしても勝ちたい試合だった。勝利への欲望が、どちらが勝るか――。12-12でドローという結果がその答えなのかもしれない。
日本代表は前半12分、カナダ陣に少し入ったところでマイボールラインアウト。そこから遠藤選手が個人技で一気に抜け出し、トライ。待望の先制点をもたらした。
ところが、その後、前半の中盤から後半の中盤にかけて、細かなミス、効果的でないキックなどが重なり、ほとんどアタックの時間がなく、防御の時間が続く。そして後半になって2つのトライを奪われてしまう。それでもインゴールで相手のトライを防いだ箕内キャプテンの攻守など、辛抱強いディフェンスでよくしのいだといえるが、前半35分にカナダの2番の選手がシンビンになった時間帯もほとんど攻撃できなかったのが悔やまれる。
終盤にさしかかり、ようやくリズムを取り戻してきた日本代表は、選手を積極的に入替え、波状攻撃。ほとんど時間がないところでペナルティを得、土壇場で平選手がトライ。右隅からの難しいコンバージョンを大西選手が決め、同点に追いついたところでノーサイド。日本代表は最後に勝ち点2を加算し、合計3ポイント。カナダ代表の2ポイントを上回った(カナダはまだオーストラリアとの最終戦を残している)。
| 9月25日、18:00ko at Le Stade Chaban Delmas, Bordeaux, France |
|
カナダ代表
|
|
日本代表
|
|
ヘッドコーチ:Ric Suggitt
|
|
ヘッドコーチ:John Kirwan
|
|
|
カナダ代表
|
|
日本代表
|
|
前半
|
後半
|
|
前半
|
後半
|
|
0
|
2
|
T
|
1
|
1
|
|
0
|
1
|
G
|
0
|
1
|
|
0
|
0
|
PG
|
0
|
0
|
|
0
|
0
|
DG
|
0
|
0
|
|
0
|
12
|
TOTAL
|
5
|
7
|
|
12
|
12
|
|
5
|
7
|
P/
FK
|
7
|
4
|
|
【出場メンバー】
| メンバー |
FW= |
1. 西浦達吉(後半35分→3)、2. 松原裕司、3. 相馬朋和(後半12分→17)、4. 大野均(後半16分→18)、5. ルーク・トンプソン、6. ハレ・マキリ、7. フィリップ・オライリー、8. 箕内拓郎(キャプテン)(後半32分→19) |
| BK= |
9. 吉田朋生(後半10分→20)、10. ブライス・ロビンス、11. クリスチャン・ロアマヌ、12. 大西将太郎、13. 今村雄太(後半29分→21)、14. 遠藤幸佑(後半32分→22)、15. 有賀 剛 |
| リザーブ |
16. 猪口拓、17. 山村亮、18. ルアタンギ・侍バツベイ、19. 木曽一、20. 金○元(○は吉2つ)、21. 平浩二、22. 小野澤宏時 |
【スコア】
| トライ: |
遠藤幸佑1(前半12分)、平浩二1(後半42分) |
| コンバージョン: |
大西将太郎1(後半42分) |
| ペナルティーゴール: |
- |
【コメント】
◎日本代表 ジョン・カーワンヘッドコーチ 「我々のパフォーマンスは部分部分で良いところはあったが、世界レベルに達するにはまだまだ向上する必要がある。ただ、今日の試合で人々に感動を与えることができたのは良かった。また、セカンドティアの国としてワールドカップを20カ国で開催できることを示せたと思う。今後、日本のラグビーに必要なことは、段階を踏んで技術を積み上げていくことである。ワールドカップは終わったがこれからがスタートになる」
◎日本代表 箕内拓郎主将 「4月から『低く、早く』ということに力を入れてきたが、それがゴールライン際のディフェンスの強さに繋がったと思う。諦めずに最後まで戦ってくれた選手に感謝したい」
 |
|
 |
|
 |
|
 |
| 遠藤選手 |
|
ロビンス選手 |
|
ディフェンス |
|
侍バツベイ選手 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
| 大西選手 |
|
平選手のトライ |
|
大西選手、渾身のコンバージョンキック |
|
同点のコンバージョンを決めた大西選手のもとに駆け寄る |
|
 |
|
 |
| スタンドの声援に応える日本代表 |
|
これで日本代表はワールドカップでの戦いを終えた |
|
|
|