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ルール
競技規則
「モール」についてのIRB通達(ルーリング2008-5)
および
「試験的実施ルール(ELV)」についてのIRB通達(ELVルーリング2008-4)
平成21年3月20日
日本ラグビーフットボール協会

副会長・専務理事 真下昇


競技規則につきまして、IRBよりこのほど、下記の通りルーリングに関する通達が出されました。日本協会でもこれを受け、ここに通知いたします。関係者各位へ伝達していただき、徹底いただけますようよろしく願い申し上げます。



「モール」についてのIRB通達(ルーリング2008-5)

<問い合わせ>
AチームがBチーム側のゴールラインの方向へBチームを押し戻す形でモールが形成され、モールの後方にボールがはっきりと見え、そのモールにバインドされている防御側(Bチーム)のプレーヤーが全員、自らモールから離れた場合、そのモールは終了したことになるのか、または、まだ存続しているのか?

<2008年10月に出されたIRB通達(ルーリング2008-4)>

  1. モールは正当に終了していないし、存続もしていない(解消されたことになる)。
  2. ボールを保持していないチームのプレーヤーが全員モールを離れているので、モールは解消されたことになる(競技規則に定義されている形で、モールが終了したものではない)。
  3. モールは解消され、その後オープンプレーとして、関連する競技規則が適用される。

以下のルーリングは既に出されたモールに関するルーリング、ELVルーリング1及びルーリング4について不明点を明確するためのルーリングである

<新たなルーリング>
しかしながら、このようなプレーが、競技の品位を損なわないため、指定メンバーは、防御側のプレーヤーが意図的な防御の作戦として自らモールから離れたのであれば、モールが継続されるのを認め、この場合、「競技規則の17.5と17.6に定義されている形でのみモールが終了される」というルーリングを新たに提示する。

ただし、最初からモールに参加していた防御側のプレーヤーが自分の意志に反し、誰も防御側のプレーヤーがモールに参加していない状態になるまで相手によって離された場合、または、ボールを持っているプレーヤーが自らモールから離れた場合、モールが解消し、ボールの周りにバインドしていたプレーヤーが前進し続けた場合、オブストラクションとみなされる。

指定メンバーは、このような状況を明確にするために競技規則を変更するよう、本件をラグビーコミッティ委員長に照会する。


「試験的実施ルール(ELV)」についてのIRB通達(ELVルーリング2008-4)

以下のルーリングは既に出されたルーリング、「ELVルーリング2」について不明点を明確するためのルーリングである

<ELVルーリング4(スクラムにおけるオフサイド)>

ルーリング要請の内容:


ELVルーリング2008-2では、競技規則20.12(d)及び(e)の「スクラムにおけるオフサイド」についてルーリングを行っているが、同競技規則は、スクラムハーフは、スクラム内の味方チームの最後尾の足にあるオフサイドライン前方にいてはならず、またスクラムの近くにとどまっていなくてはならないとしている。

しかし一方で、これは、スクラムハーフがスクラム内の味方チームの最後尾の足を通るオフサイドラインの後方にいれば、スクラムの近くにとどまっていなくてもよいとも推論することができてしまう。

この点について、明確化するルーリングを要請する。

<ルーリング内容: ELVルーリング2008-4 ー ELVルーリング2008-2に代わるルーリング>

スクラムにボールを投入しない側のスクラムハーフは、以下のどちらかの位置にいなくてはならない。

  • ボールを投入する側のスクラムハーフと同じ側の位置にいる。
  • スクラムに参加していないプレーヤーにとってのオフサイドラインの後方にいる (スクラム内の味方チームの最後尾のプレーヤーから5メートル後方)。
    競技規則20.12 (a)を参照

一方のチームがボールを獲得したら、ボールを獲得しなかった側のスクラムハーフ(ボールを投入したスクラムハーフ、または、ボールを投入するスクラムハーフと同じ側の位置にいる相手側のスクラムハーフのいずれでも)は、いずれの足もボールより前に出さなければ、スクラムの中にあるボールを追って動いてよい。競技規則20.12.(c)を参照

また、スクラムハーフが、そのプレーヤーにとってのスクラム内の味方チームの最後尾の足を通るオフサイドラインの後方へ動くというのも別の選択肢である。ただし、ボールを獲得しなかった側のスクラムハーフが、そのプレーヤーにとってのオフサイドラインに到達するまでスクラムから離れた位置に動かなった場合に限る(競技規則20.12 (d)を参照)

スクラムハーフは、スクラムのいずれの側からもそのオフサイドラインを踏み越えなければ、そのオフサイドラインより後方であればいずれの位置にもいることができる(競技規則20.12 (d)及び(e)を参照)

ボールを獲得したチームと反対のスクラムハーフがオフサイドライン (スクラム内の味方チームの最後尾の足を通る線)を越えなければ、そのプレーヤーは、スクラムの近くにとどまっていなくてもよい。

【まとめ】

  1. どちらのスクラムハーフも、ボールを投入する側のスクラムハーフと同じスクラムの側の位置にいなくてはならない (ボールを投入しない側のスクラムハーフは、スクラムに参加していないプレーヤーのオフサイドラインの後方に位置してよいが、スクラムが終了するまでその位置にとどまっていなくてはいけない) 。
  2. 一方のチームがボールを獲得したら、ボールを獲得しなかった側のスクラムハーフは、ボールを投入したプレーヤーの横に位置していた場合、下記2つのうちの1つを行うことができる:
    1. 同じ側にとどまったまま、ボールを追う。
    2. スクラムの最後尾の足に直接戻り、オフサイドラインの後方の好きな位置にいる。

(2009.3.23)

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