マッチリポート 「第63回 全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会」
東京学芸大学 36-12 大阪学院大学
【準決勝 2013年1月4日(金) /愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】
第1試合より日差しの強く、風が強くなりはじめるコンディションの中、東京学芸大学のキックオフで試合が開始された。開始早々から大阪学院大学が地域を優位に進め、攻撃を継続した。しかし東京学芸大学も粘り強い防御で対抗。約10分の攻撃を凌ぎ、相手陣に地域を進めた。その後、一進一退の攻防が続くが、地域を有効に獲得した東京学芸大学がゴール前のラインアウトから攻撃を重ね、20分FL椎葉が右隅に飛び込みトライ、コンバージョンは失敗するものの5-0とリードを奪った。一方大阪学院大学はスクラムに圧力をかけチャンスを作り、31分中盤スクラムより展開、WTB村田が右隅にトライ、コンバージョンは失敗するものの5-5と同点に追いついた。その後は双方中盤での攻防が続くが、前半終了間際40分、東京学芸大学が大きくゲインし、最後はWTB平田が中央にトライ、コンバージョンもSO川村が成功し12-5で前半を終えた。

後半、引き続き中盤での攻防が続く。やや防御の甘くなったFWサイドを大阪学院大学が有効に攻めてチャンスを作るも、細かいミスで逆に東京学芸大学にチャンスが生まれる。後半9分、敵陣ゴール前ラインアウトモールで前進、最後はSH古川が抜け出し中央にトライ。19-5とリードを広げた。反撃に転じたい大阪学院大学は中盤から前進を試みるもペナルティーでボールを失い、さらにキックカウンターから大きなゲインを許し、に後半15分東京学芸大のCTB麻生が抜け出しトライ、コンバージョンも決まり26-5と点差が広がる。勢いに乗った東京学芸大学は後半20分PR大橋、31分WTB平田と連続トライ、36-5とリードを広げた。大阪学院大学も終了間際相手ゴール前で必死の攻撃をしかけ最後は交代間もないFL藤原が押し込み意地のトライ、ゴールも決まり36-12と食い下がるがそのままノーサイドを迎え東京学芸大学が決勝に進んだ。

(早坂一成)