■「JAPAN XV vs フレンチ・バーバリアンズ」試合結果
季節外れの台風4号が去ったとはいえ、強風が吹いている秩父宮ラグビー場に、フレンチ・バーバリアンズ(フランス国内リーグ、クラブからの選抜選手で構成)─FBB─を迎え、JAPAN XV─JAPAN─との第1戦が行われた。 開始早々、FBBは、JAPANの速攻からの攻撃を阻止。ラックでのターン・オーバーからトライ、5点を先行する。開始1分であった。 22分にはFBBにペナルティーゴールを決められ、0対15と、さらに点差を広げられる。 32分。JAPANがようやくトライをとる。それまでFBBのディフェンスの前になかなかゴールを割ることができなかったが、ラックでの素早い球出しからトライ。ゴールも決まり7対22とする。 前半はFBBが4本、JAPANは1本のトライである。JAPANは、セットプレイ、特にスクラムが安定せず、タックルも高く終始受け身であった。攻めてもノックオンやノットリリースザボールの反則からなかなかトライができなかった。FBBは、スクラムやラインアウトを起点に、風上を利用してキックを有効に使い、効率よく攻めていた。 後半、1分。JAPANは、FBB内22mでのラインアウトからの連続攻撃によりトライ。ゴールも決まり14対32とする。 スコアは後半だけを見れば、14対8とJAPANが勝っている。JAPANは、前半、スクラム、ラインアウトが安定せず、特にスクラムが終始劣勢であった。また、タックルも高くFBBの攻撃を止めることができなかった。しかし後半には、選手が入れ替わったとはいえ、スピードある攻撃、体を張ったディフェンスをしていたことを考えると前半の失点が惜しまれる。 試合後の記者会見では、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチは、「ひどいパフォーマンスだった。ファイトしていない。フィジカル面でやられセットでやられ、選手は、本当に勝つ気があるのか。このような試合を二度と繰り返してはいけない」と厳しい発言をしていた。 |
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