仙台高等専門学校名取キャンパス 12-22 神戸市立工業高等専門学校 【決勝/2012年1月9日(月) at 兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場】 準優勝の仙台高等専門学校名取キャンパス 優勝の神戸市立工業高等専門学校 前日までの厳しい寒さも和らぎ、初春を思わせるような陽気で、スタンドではコートを脱いで観戦される方もちらほらと見受けられる絶好のコンデションの中、神戸市立工業高専のKOで始まった。 FWの体格で勝る仙台高専は、FWで重圧をかけ密集から少ない人数でボールを出し、数的優位を作りたい、一方、神戸高専はFW全員でボールをキープし、多彩なキックで相手陣に入りBKで展開していきたいところ。 序盤から神戸高専は思惑通りSH、SO、CTBが絶妙なキックで相手陣に入りゲームを進める。 19分、ゴール前左のラックから右へ展開し9-10-15番山口大典がゴールポスト右にトライ、5点を先取する、その後は両チームともチャンスは作るがミスで決定打が出ない。 後半に入っても、自分たちの持ち味を出すゲームプランにブレはない。6分に神戸高専が左中間ゴール前ラックから8番北勝達也が持ち出しトライ、9番大野尚斗のゴールも決まりリードを12点に広げる。対する仙台高専は16分に相手陣10m付近のペナルティから素早くゴール前まで攻めてラックを形成、5番鈴木理史がゴールポスト右へトライ、15番櫻井がゴールも決め7-12と追い上げる。 その後、神戸高専が24分にPG、28分にトライを重ねて突き放すが、終了間際に仙台高専も左中間ラックより3番蟻坂亮介が維持でねじ込みトライを返したがここでノーサイドの笛、12-22で神戸高専が勝利した。 昨年3月の震災の影響で練習もままならない状況からここまで勝ち上がってきた仙台高専の最後まで諦めない戦いにスタンドから暖かい拍手が起こった、まさにこの日の陽気のように清々しい好ゲームであった。 準優勝の仙台高等専門学校名取キャンパス 優勝の神戸市立工業高等専門学校