●10月30日(土)

湿度がややありますが、天気は快晴です。朝一番でプールでウォームアップ。本日の予選プールの試合は昼にフィリピン、夕方にスリランカと試合が離れているので、1試合目の後にはホテルで休憩をとります。

フィリピン戦では、成田選手のトライを皮切りに前半でトライを3つ。前半の最後でマレーシアの連続攻撃で空いたスペースを突かれ、1トライを許します。後半も立ち上がりでのミスによってトライを奪われましたが、その後はしっかりとコンパクトなディフェンスが機能して34-12で終了。チームとしてまだまだ課題を修正する必要があります。
アイスバスとストレッチでできるだけ疲労を取り除き、次の試合に備えます。

スリランカ戦、前半はまだ練習の少ないアタックで点をなかなか奪えませんが、北川選手のトライなどで、12-0。後半は、前に出る意識が徐々に出てきたジャパンの選手達が疲れの出てきたスリランカディフェンスのギャップを突きます。ディフェンスではコンパクトなディフェンスで点を許さず、終わってみれば31-0の圧勝でした。

自分たちの目指すラグビーはまだまだできていませんが、課題をしっかりと修正して明日の決勝トーナメントに臨みたいと思います。
本日は先日お邪魔させていただいたコタキナバルの日本人学校の皆さんの声援がしっかりグラウンドに届いていました。どうもありがとうございました。また、応援してくださいました皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

10月30日   10月30日

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●10月29日(金)

本日は午前中にマレーシアとの練習試合を予定。昨日体を休めた選手達は朝一番のプールで体を起こします。出発前にパワーポイントを使い、マレーシアに到着してからの3回の練習でやってきたディフェンスを再確認。相手の強み・弱み、自分たちの強み・弱みをどうやってグラウンドレベルで出せるかをチェックしました。

今回の試合はホールドゲーム。今回のメンバーで行う最初の試合でしたが、1stハーフは2トライ。2ndハーフは3トライでの完勝でした。初試合ということで、アタック・ディフェンスともまだまだ修正すべきところはたくさんありますが、今回の大会の目標であるハードでコンパクトなディフェンスを明日・明後日で形にしていきたいと思います。

午後からは大会側が用意してくれたホテルへ移動。明日の試合に向けて1オン1でのミーティングと南川フィジオの治療で1日を終えました。
明日からのボルネオ大会、チーム一丸となって頑張っていきますので、ご声援よろしくお願いいたします。

10月29日   10月29日

10月29日   10月29日

10月29日

10月29日   10月29日

●10月28日(木)

本日はオフ。選手達はそれぞれの時間を過ごします。南川フィジオに治療をしてもらう選手、買い物に行ってリラックスする選手、時間の使い方は自由です。幸いにもホテルが市内の中心にあり、マーケット・ショッピングモールにも近く、退屈になることはなさそうです。
明後日はマレーシアとの練習試合です。今までやってきたことをしっかりと実践できるようにしたいと思います。

朝食会場   仲の良い宇薄選手と北川選手
朝食会場 仲の良い宇薄選手と北川選手

ホテル内に飾られているバナー   トレーナー部屋ではいつでも過去の映像が見られる
ホテル内に飾られているバナー トレーナー部屋ではいつでも過去の映像が見られる

治療を受ける選手たち  
治療を受ける選手たち

●10月27日(水)

朝はプールに入り体をストレッチ。ホテルからグラウンドへは車で10分という好ロケーションで、移動のストレスがないのはとても有難いです。

練習では、昨日のミーティング内容をふまえ、村田監督は“ハードディフェンスというコンセプトで、1つ1つの練習を大事にやっていこう”と指示。小さいスペースでのディフェンスの確認をした後に、徐々にスペースを広げ、より実戦に近づけます。今のチームでのできていること、できていないことを確認し、なぜできていないのか、どうしたらできるのかスタッフ陣から細かい指示が飛びます。午前中はディフェンス中心で終了。

ディフェンスの確認事項を話し合う   トレーニング前に輪になって
ディフェンスの確認事項を話し合う トレーニング前に輪になって

こまめに水をとりながら   突破をはかる徐選手
こまめに水をとりながら 突破をはかる徐選手

練習グラウンドはスタジアムの横  
練習グラウンドはスタジアムの横

午後の練習の前に、本日はセブンズ恒例の日本人学校の訪問。先生・生徒の皆さんが待っていてくださって、村田監督のイニシアチブで、“セブンズだるまさんが転んだ”他いくつかのドリルを行いました。生徒の皆さんの笑い声に選手・スタッフとも心がなごみます。
その後のプレゼンテーションでは、生徒の皆さんから“ソーラン節”を披露していただきました。どうもありがとうございました。

日本人学校を後にしたセブンズ代表は午後の練習へ。午前の練習の反省をもとに、自分たちの長所・短所を頭に入れながら、ディフェンスの基本・ディシプリンを確認。1回、1回の練習毎に、チームが一つの形となっていくのを実感しています。
明日は、一日オフ。しっかりと体を休めて、明後日の練習試合に備えます。

日本人学校にて生徒さんからの質問   暖かい歓迎を受けるセブンズ選手たち
日本人学校にて生徒さんからの質問 暖かい歓迎を受けるセブンズ選手たち

質問に答える宇薄キャプテン   グラウンドに出て、変則タッチフットを
質問に答える宇薄キャプテン グラウンドに出て、変則タッチフットを

だるまさんが転んだ
だるまさんが転んだ

リフティングは行列ができます
リフティングは行列ができます

コタキナバル日本人学校のみなさんと
コタキナバル日本人学校のみなさんと

生徒の皆さんからのプレゼンテーション   新井校長先生と
生徒の皆さんからのプレゼンテーション 新井校長先生と

●10月26日(火)

マレーシア到着から一夜明けた今日から、セブンズ日本代表は本格的な始動です。朝食を一緒に取った日本代表チームはキックオフミーティングへ。
まず初めに村田監督から選手達へ“なぜここに集まったか”の説明がありました。岩渕コーチからは、パワーポイントを使ってのプレゼンテーション。ここに来た意義、大会までの練習時間、相手チームの強み・弱み、セブンズ日本代表チームの強み・弱み、選手間でのディスカッションを入れながら、時間をかけて意識を同じレベルに持っていきます。バラバラになっていた個々の選手達の漠然としたイメージがこのミーティングでしっかりと一つに共有されました。

キックオフミーティング、村田監督より   岩渕コーチからのプレゼンテーション
キックオフミーティング、村田監督より 岩渕コーチからのプレゼンテーション

オリンピックの映像   7人制の注目度を示す数値
オリンピックの映像 7人制の注目度を示す数値

日の丸を背負うということの重みを説明する村田監督   意識と目標の共有を図ったあとはそれをグラウンドで実践
日の丸を背負うということの重みを説明する村田監督 意識と目標の共有を図ったあとはそれをグラウンドで実践

村田監督から「目標は金メダル」「ハードディフェンスとディシプリン」というキャッチフレーズを使って、キックオフミーティングは終了。ミーティング前と後では選手達の顔つきがガラリとかわり、このミーティングで自分たちのやることが明確になったことを実感します。

午後は、グラウンドでの初練習。体をしっかりとマレーシアの気候と週末の大会に合わせていきます。アジア大会までしっかりと練習ができるのはせいぜい10回程度。一つ一つのドリルから集中して、無駄な練習をしないようにと声が出ており、非常に良い雰囲気での練習となりました。
練習後はプールリカバリー、そして夕食。この日は仙波選手の誕生日でもあり皆でお祝い。チームの雰囲気はメリハリがありとてもよいと感じます。明日は、午前・午後の練習、間に日本人学校を訪問と盛りだくさんです。

こまめにウォーターローディング   一つ一つの練習を無駄にしないようにと声をかけあう
こまめにウォーターローディング 一つ一つの練習を無駄にしないようにと声をかけあう

ボルネオセブンズの大会バス   スタジアムと市内に掲げられているバナー
ボルネオセブンズの大会バス スタジアムと市内に掲げられているバナー

練習後はプールでリカバリー   しっかりと体をほぐします
練習後はプールでリカバリー しっかりと体をほぐします

ゲームも取り入れたプールリカバリー   誕生日の仙波選手からコメント
ゲームも取り入れたプールリカバリー 誕生日の仙波選手からコメント

●10月25日(月)

およそ6時間のフライトを終え、空港へ到着した7人制日本代表を、ボルネオセブンズの大会事務局が盛大に出迎えてくれました。時差は1時間遅れで、気候は非常に湿気があり、日本の梅雨時期のような印象です。

トップリーグの試合を週末にこなした選手達の体調を考慮して、ホテル到着後はすぐにプールリカバリー。体をじっくりリラックスさせます。
明日は大切なキックオフミーティング、そして午後はトレーニングを行います。アジア大会の前哨戦としてのボルネオ大会。チーム一丸となってやっていきますので、セブンズ代表チームのご声援どうぞよろしくお願いいたします。

コタキナバル空港でボルネオセブンズ大会事務局の皆さんと
コタキナバル空港でボルネオセブンズ大会事務局の皆さんと

●10月25日(月)

10月25日、男子7人制日本代表が、マレーシア(IRBアジアラグビーセブンズシリーズ ボルネオセブンズ・10月30~31日)およびシンガポール(シンガポールクリケットセブンズ・11月5~7日)に向け出発しました。

それぞれのチームで、トップリーグの激戦を前日まで戦っていた、7人制日本代表選手たちは、この二つの大会を経て、その後11月12日から27日まで中国・広州で行われる第16回アジア競技大会(ラグビー競技は21~23日)に臨みます。

アジア競技大会での2大会連続の金メダル獲得のためには、今回のツアーは非常に重要です。
15人制の日本代表ともども、皆様の温かいご声援を、そして7人制日本代表の活躍にどうぞご期待ください。

村田監督から選手たちに
村田監督から選手たちに

◎男子7人制日本代表 村田亙監督
「連戦のトップリーグを終え、集まってくれた選手に、まずは感謝します。
今日から、チームが新しくスタートを切るので、アジアの各国を相手とする、マレーシアのボルネオセブンズは昨年に続き連覇、海外の強豪クラブチームなどが揃う、シンガポールクリケットセブンズは昨年のベスト4を超えるファイナル進出を目指し、アジア大会の金メダルへとつなげていきたいと思います」

◎トップリーグ前半でリーグ4位タイの6トライ、宇薄岳央主将
「アジア大会前、チームとしてレベルアップできるよい機会なので、戦術、チームワークを固めていきたいと思います。そして、アジア大会に向けてしっかり準備をして、金メダルを目指します。
今回のツアー(マレーシア・シンガポール)ではキャプテンを務めさせていただきますが、結果を追求し、言葉ではなく、プレーや体を張ることで、チームを引っ張っていきたいと思います。
ファンのみなさん、現地で日本で、我々7人制日本代表へのご声援、どうぞよろしくお願いいたします」

トップリーグ前半節を終え集まった選手たち   ツアーの主将に任命された宇薄選手
トップリーグ前半節を終え集まった選手たち ツアーの主将に任命された宇薄選手