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リコーブラックラムズのローデン ヘッドコーチ(右)と、滝澤バイスキャプテン |
◎リコーブラックラムズ
○トッド・ローデン ヘッドコーチ
「最初に、帝京大学さんに感謝したいと思います。先週の試合で、眼を覚ましてくれました。チームにとって良かったと思います。今週は、より良い準備をして、選手は良いアティテュードでやり続けてくれました。ファイナルレベルはディフェンスが重要だと一週間言い続けましたが、今日のディフェンスは良かったです。相手のアタックのオプションがなくなり、相手が息苦しくなるくらいできました。まあ、ファイナルレベルですと、きれいなラグビーではありませんでしたが」
──センターで先発のウィルソンを途中でフランカーに使ったのは?
「先週の試合が終わったときから考えていて、鐘史さんもピーティも怪我で、そこから彼のフランカーという作戦を立てていました。ジョーは良い仕事をしてくれました。ホンダ戦でも彼をフランカーにするしかない場面がありました。シーズン当初から構想にはありました」
──小松選手のトライは?
「良くやったと思います。小松選手だけでなく、他の皆も良いプレーでした。アティテュードという部分で、『ディフェンスはアタック』という言葉を使っています。小松選手のトライはディフェンスから獲ったもので、あのトライはチームのトライだと思います」
──今日の試合から何を学んだのか?
「基本に戻ってディフェンス、アタックをするというところです。今日の試合は全力を出してアタックしようと臨みました。ラーカムのトライは戦略どおりのトライでした。今日はディフェンスとユニティに焦点を合わせていました。滝澤さんはちょっと疲れているのかもしれないけれど、今日は飲んで楽しみましょう」
──NECに勝ったことは来年度につながるか?
「1試合、1試合順番です。今シーズンは今シーズンでまだ終わっていません。選手全員を信じて、誰が出ても正しいアティテュードができれば問題ないと思います」
──来週の三洋戦に向けて。
「来週、三洋とやるのは、今初めて知りました。全部のチームの中で、三洋は一番良いチームです。最近2、3試合、少し形が崩れているけれど、トニー・ブラウンの怪我も影響しているのかな。月曜にビデオを見て、選手に落とし込みたいと思います。自分たちでしっかり準備して、三洋のイメージでなく、リコーのアティテュードを出せればよいと思います」
──難しい一週間だったのでは?
「ずっと一週間、良いゲームができると思っていました。滝澤さんが結束力を高めてくれて、誰が出ても戦えると思っていました。まあ、コーチとしてはバックローがいなくて難しい一週間ではありましたが(笑)」
○滝澤佳之バイスキャプテン
「先週の試合で、自分たちのスタンダードを失ったという気持ちで、今週は、勝敗はどうでも良い、自分たちのラグビーをしようと臨みました。結果として勝てたのは嬉しいです」
──この一週間、何が変わったのか?
「誰かに頼らないということです。一人ひとりがリーダーになることです。練習中に決まった人が声を出すのでなく。皆、悔しかったんだと思います」
──イーブンボールをよく取ったが?
「気持ちじゃないですか?技術でなく、ほんの少し気持ちが上回ったんだと思います。うちもミスは多かったですし」
──選手に勝ちたいのか聞きたいと先週おっしゃっていたが?
「選手たちが皆、悔しいと言ってくれたので、特には…。話そうと思っていたのですが、帰りのバスに僕が乗り遅れて…。トッドが、そこで話してくれたそうで、後から何人かの選手が悔しいと言ってくれて…。
(トッドが『タキはフロントローらしく真っ直ぐしか行かないね(笑)、帰りのバスに乗らなかったことは僕から叱りました』とコメント)
ゲーム前は、個人的には人任せにしない、勝ち負けではないところを見に来ているメンバー以外の選手に見てもらいたいと思っていました」
──次の試合は?
「…予想以上に疲れまして(笑)。新しい戦いになるけれど、今は次のゲームについて考えられないです。でも燃えてきました。今日皆と話し合います。気持ちがすべてです。しっかり準備したいと思います」
──ベスト4だが?
「ベスト4の実感はありません。挑戦者として臨んだので、また1つ戦えるという気持ちだけです」 |