2021年度第4回 TIDユースキャンプ(高校日本代表候補合宿)  1日目レポート

 

本来であれば和歌山県上富田にて皆で集まりリアルにキャンプをする予定でしたが、コロナの現状は難しいままで、今回もオンラインでのキャンプとなりました。

 

今回は3日間連続のキャンプになり、本日がその1日目となります。

 

まず始めに全国高等学校体育連盟ラグビーフットボール専門部 天野副部長から、ご挨拶を頂きました。

「本当は実際に集まりたかったけどコロナが猛威を振るっていますのでオンラインとなりました。これは選手の安全を考えると仕方のない判断だと思います。しかしオンラインでは話をじっくりと聞けるという利点もあります。ぜひしっかりとキャンプの中でコーチの話を聞いて、自分に取り入れてください。そしてコロナの予防を徹底して、今ある環境の中で最善を尽くしプライドを持って今後の練習に取り組んでください」とのお話がありました。

 


 

続いて高橋監督よりのプレゼンが始まります。

 

 

 

今回までの日程の整理です。

 

 

 

高校代表の近年の歴史の振り返りがあり、いつかは北半球6か国を完全制覇したいという日本高校代表の目標の話がありました。

 


 

本日のキャンプの内容です。

 


 

コーチ陣と選手達

真剣に監督の話を聞いています。

 


 

ここでアイスブレイクです。

狩野トレーナーより、このようなお題が出されました。

ラグビーとは関係ないけど、コミュニケーションを深める意味でも、この話題をグループの中で考えて発表してもらいます。

 


 

それぞれのブレイクアウトルームで話合いです。

 

 



全体の場に戻って各グループの発表です。

 

「チャッカマン」や「サバイバルナイフ」を持っていくという現実的な意見がある一方で

サバイバルが万能な「あばれる君」を持っていくという面白い回答や

「ラグビーボール」を持っていくという大人の回答まで様々な意見がありました。

 

なかなかリアルで会えない高校代表の仲間だけど、こうしたコミュニケーションの中でオンラインではあるけれど親密さが増していきます。

 

 

続いて過去の高校日本代表の遠征を振り返った話を聞きます。

まずは2018年アイルランドU19に勝った時の監督、現高校代表の統括でもある薬師寺先生より話がありました。

「勝って胴上げされた時は最高の気分でした。でもその前は負けたこともあります。強く言えることは勝っても負けても最高に楽しいということです。なぜなら今までの経験では見たこともない景色があり、世界は凄いということを感じることができるからです」との話がありました。

 

 

次は2020年にウェールズへ遠征に行く予定だった品川前監督からも話がありました。

「凄い選手がたくさん集まって楽しみな代表でした。6月、9月とハードワークをしてセレクションをして準備をして、いよいよ本気になってあとは出発するだけという時に中止になりました。チャレンジができず本当に悔しかったし、期待が高かっただけに本当に残念でした。皆さんには遠征に行けたら悔しかった先輩の思いも背負って戦ってほしい」との話がありました。

 


 

続いて監督より前回までの内容の振り返りがありました。

 


 

その中でチームJAPANのポリシーは「本気」と決まっています。

再びグループに分かれて6月のキャンプからこれまでどのように「本気」で取り組んできたかを話し合います。

 

 


 


全体の場に戻り発表をしてもらいます。

 

東福岡高校:平山尚樹君からは「日本代表に相応しい人材になる」という自分の「本気」を設定したことで、これまでの練習もとても意識が高く持てて、更に練習が楽しくなったと発表がありました。

 


 

東海大仰星高校:御池蓮二君からは「日本代表を担う人材」を「本気」で目指す中で、特にスピードを意識してしっかりとトレーニングができた。ただ私生活の中で甘さがあるので細かい気遣いや思いやりを意識していきたいと発表がありました。

  

 

監督からは、今できること、今やるべきことを整理して、今後も「本気」で取り組んでいこうとまとめがありました。

 

話は変わり、チームJAPANの目指すラグビー「The First Move」の話になります。

このチームの胆となるキーワードです。監督の話にも熱が入ります。

 


 

本日の最後は里コーチよりスピードについての講義です。

 


 

ラグビーに必要な体力とは、どういった物なのかという話がありました。

 

 

 

また今後、具体的に体力を図る指標として実施していくブロンコテストについての説明がありました。

 


 

本日のまとめです。

「The First Move」のイメージとして競技はちがうけれど、舞の海が曙を倒した時のイメージがとても良いので、その映像を皆で見て、これからの戦術を確認しました。

 


 

最後は恒例の記念撮影です。

チームの目指すものは「The First Move」

早く走る!目標に向かって走る!という意味でランニングポーズで本日の締めくくりです。

 


 

 

 以上