●8月7日(火) 千葉県・日本エアロビクスセンター
日本代表合宿2日目。真夏の太陽が照りつけるなか、厳しいトレーニングが行われました。
午前中の練習では、FW/BKに分かれ、ウエイトトレーニングとグラウンドでのスキルトレーニングを交互に実施しました。
FWはスクラムを中心に、ラインアウトなどのセットプレーを確認。スクラムでは、マシーンを相手に、何度も鋭い当たりを見せ、完成度の高さを伺わせました。
BKは、パスやキックのスキルトレーニングや、新たなムーブを確認。様々なスペース、人数、シチュエーションをもとにスピード感溢れるアタックを繰り返しました。
FW/BK共に、新たなメンバーも加わりましたが、既に日本代表の戦い方を理解し、遜色なくプレーし、高いポテンシャルを見せています。
昼食後は、真夏日ということも考慮し、午後の練習を16:30スタートに設定。一番暑い時間帯を休養に当てました。
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ラインムーヴを確認するBK陣 |
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真夏の強い日差しが照りつけるなかで、厳しいトレーニングが行われた |
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ビジョンドリルで視野を広げる |
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ラックからのアタックオプションを確認 |
そして、開始された午後のセッションは、この時期のトレーニングとは思えないほど、体をいじめ抜きました。16:30とはいえ、まだまだ強い日差しが注がれるなか、トレーニングがスタート。いきなり体を温めるはずのウォーミングアップで選手たちの体から汗が噴出します。
その後は、ラック・DF・ディシジョンメーキングをローテンションで行うスキルトレーニングを実施。ラックは、北海道から取り組んでいる球出しを早くするためのアップフィールドラックの完成度を高めていきました。
さらにチームを2つに分け、ラックテクニック、ラックからのアタックを確認。ラックテクニックでは、これまで取り組んできた「低く・激しいラック」を、世界に通用するために骨軋む激しいトレーニングを行いました。ラックからのアタックでは、3つのラックシチュエーションを想定し、そこからのアタックを確認しました。
その後は、フィットネスファティーグを実施。フィットネスとチームランを交互に行うという非常に厳しいものとなりました。しかし、フィットネスにおいても、チームランにおいても集中力が切れず、高い意識の中でのトレーニングとなりました。時折、起こるミスも全員の危機管理の意識の高さで最小限のミスに食い止めるなど、ワールドカップを見据え、チームとしての完成度も高まりつつあります。
最後は、50%でチームランを実施し、攻撃のバランスやオプション選択を確認し初日の練習を終えました。
初日の練習とは思えないくらい練習強度の強いトレーニングとなりましたが、選手の顔には充実感が漂いワールドカップへの高い意識が見られました。日本での練習も残りあとわずか。まずは、アジア・バーバリアンズ戦で日本らしい戦い方をファンの皆さんの前で披露して、イタリアに乗り込みたいと思います。
引き続き、この夏の暑さを吹き飛ばすような、日本代表への熱い声援をお願いいたします。
PS.
本日の午後の練習には、同地で合宿を行っている中央大学・立教大学のラグビー部の皆さんが見学に来てくれました。中央大学・立教大学ラグビー部の皆さん暑いなか、ありがとうございました。
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SHから仕掛ける |
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低く・激しいラックを意識する |
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一人目がしっかりクリーンアウト |
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一対一でしっかりと当たる |
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ゴール前ではしっかりと取りきる |
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チームランの合間に厳しいフィットネスで体をいじめ抜く |
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試合さながらの激しい攻防 |
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