公式戦で観ることのできない伝統の一戦。序盤より、慶応は7人制日本代表14番山田を中心にスペースを大きく使い、FWの集散、縦の突破をからめ得点を重ねる。同志社も攻めるもキックで陣地を取るのが精一杯。後半、同志社もモールからのサイド攻撃等でトライを返すが、慶応の堅いディフェンスを簡単に割れず連続して得点を重ねられない。反対に慶応は、スクラム等のセットプレーでFWが前に出て、ボールを獲得し得点を伸ばし完勝した。 同志社大学 19-48 慶應義塾大学(12月17日) ◎同志社大学 ○中尾監督 「苦しいゲームになると予想していた。選手権ではごまかしきれない。スクラムで崩され、苦し紛れのキックで逃げていた。ボールを動かす能力も低い。リズムを変える場面も少なかった」 ○深澤主将 「今シーズン一番気持ちの入った、意思統一できたゲーム。慶応が自力で勝っていた。後半、継続を意識してから良くなった」 ◎慶應義塾大学 ○松永監督 「勝てて良かった。ほっとしている。FWにこだわっていこうと一生懸命練習してきた。セットプレーでの強化が実り、手ごたえを感じたが、低いタックルができていない。早稲田戦に向け修正したい」 ○青貫主将 「ファーストスクラムで勝ち、試合を優位に進めることができた。後半、相手のモール攻撃を崩せたのは良かったが、気の緩みも出てしまった」