第13回全国クラブ大会が、三地域協会での予選を勝ち抜いてきた代表8チーム(関東3、関西3、九州2)によって1月8日(日)からスタートします。今年は全国大会の常連だった曼荼羅クラブが東日本予選で敗れる波乱。そして、タマリバの連覇は続くのか、それを阻止するクラブはどこか、など興味が尽きない大会となりました。さらに、大会をとらえて<クラブカンファランス・イン・全国クラブ大会2006熊谷>が開催されるなど、地域に根ざしたクラブチームへの脱皮を目ざすなど、クラブならではの独自性を際立たせる大会となりました。出場8チームのプロフィールをご紹介します。

タマリバクラブ(関東第1代表) http://tamariba.utoka.com/

創立/2000年 会員数/87名 平均年齢/28.5歳

「いつでも、いつまでも頂点を目指したい!」大学を卒業して数年、週末だけのラグビー、お楽しみだけのラグビーに飽き足らず、仕事に励みつつも、頂点を目指すために若手数人が集まりました。それから6年。3度のクラブ全国優勝と、2年連続の日本選手権出場という幸運に恵まれました。現在、部員は約80名。練習でも2チームを組めるようになりました。また社会人・学生チームを含め強豪チームとも練習試合を行えるまでになってきました。タマリバの魅力は強さの追求にあると自負しています。全国優勝と、さらには日本選手権1勝を掴むことで、タマリバの存在意義をさらに明確にしたいと、強く願います。全国のクラブチーム全体として、競技レベル向上と運営基盤整備という両面を、まさに今実現しようとしています。まずは、参加チーム自身が存分に楽しめること。そして、全国のクラブチームとスクールの少年達が、目標としたくなるような存在になること。こういったことを目指し、クラブラグビーを一緒につくっていきたいと思っています。皆さまどうぞよろしくお願いします。

北海道バーバリアンズ(関東第2代表) http://homepage2.nifty.com/barbars/

創立/1975年 会員数/173名 平均年齢/27歳

1975年に高校の体育の授業でしかラグビー経験のない高校の先輩、後輩の5名でスタートしたクラブです。1983年にNZから北海道大学に留学に来た学生がラグビー精神、クラブのあり方を伝播したことに伴い、1987年第1回ワールドカップ観戦及び、海外試合を契機に大きく変容したクラブです。今年度から、ジュニアでは、道内の中学校、ラグビースクールの枠を超えたリーグ戦が開催され、普及の裾野が広がりつつあります。こうした中で、シニアの高いレベルの試合が多く経験できる東日本トップクラブリーグが開催され、また、全国大会に参加できたことは大変栄誉なことと考えております。日本選手権につながる本大会では、是非とも昨年の雪辱ができるように、優勝を目指して臨みたいと考えています。

三鷹オールカマーズ(関東第3代表) http://1311125.team.jrfu-members.com/

創立/1978年 会員数/78名 平均年齢/31歳

東大三鷹寮グラウンドにて練習していた地域のラガーマンと在寮中の東大ラガーマンとの出会いにより、お互いが自発的に集まり、クラブ創設となる。現状は、春シーズンから残してしまっている課題などの問題が山積みで頭を悩ませておりますが、大会開幕までの残された時間内で整備し、ベストな状態で迎えたいと考えております。また、権威ある本大会に出場できるということを誇りに感じ、初出場ではありますが、これに恥じぬよう、臆することなく全力を尽くし、また東日本大会での雪辱を果たせるよう、優勝目指して挑みたいと思います。皆さま、宜しくお願い致します。

六甲シーホークス(関西第1代表) http://www.rokkorugby.com/

創立/1969年 会員数/150名 平均年齢/30歳

素人でもやる気がある者が集まってできるようなチームを目指して結成、「強く、楽しく」をモットーに現在に至る。平成7年度の関西クラブリーグ設立とともに導入した2チーム制をさらに進化させ、現在ではAスコッドの「六甲SEAHAWKS」が関西クラブAリーグ、Bスコッドの「六甲RED WINGS」が兵庫県トップリーグに所属し、メンバーそれぞれが個々のレベルに合わせてより強いラグビーを楽しむべくしのぎを削っている。平成10年度には関東在住六甲クラブメンバーを中心に「六甲EAST」を設立し、現在では3チーム150名ものメンバーを抱えるクラブに成長した。また、地元である兵庫県においてラグビーというスポーツを通じての青少年の育成・技術向上を目的とした「六甲ラグビークリニック」を開催するなど、NPO法人としての活動も広げつつある。

千里馬クラブ(関西第2代表) http://chollima.hp.infoseek.co.jp/

創立/1982年 会員数/41名 平均年齢/28歳

1982年、公式戦参加が認めていられない大阪朝鮮高級学校OB達により結成。一昨年、昨年と後輩達は、花園で旋風を巻き起こした。今年度も後輩達に負けないよう努力してきた。しかしながら、全国クラブ大会参加13回目だが、未だ優勝がない。前大会までの悔しさを今年の練習成果で必ずはらす。優勝を目指して全力を出す。

岡山クラブ(関西第3代表) http://www2.csc.ne.jp/~rugby/

創立/1953年 会員数/51名 平均年齢/28歳

創部から50年を超える、伝統と愛情にあふれるクラブです。昨年度、文部科学省から生涯スポーツ優良団体の表彰を受け、その歩みに部員・関係者は確かな手応えと誇りを持ち、活動を行っています。今年の目標は、「全国大会初戦突破」。昨年、関西第3代表決定戦敗退後、ここだけを見据えて1年間やってきました。そして、ここで出す成果を岡山のラグビーの発展につなげたいと思います。また、各参加チームの皆様、大会関係者の皆様への感謝の気持ちを忘れず、最高のパフォーマンスができるよう頑張ります。

甲南クラブ(九州第1代表)

創立/1971年 会員数/85名 平均年齢/32歳

県内2番目のチームとして誕生して以来30数年、常に県のトップチームとしての座をキープしてきました。九州クラブ大会には、30回中19回出場し、ここ4年間で3回の優勝を誇っていますが、全国大会では、まだ1勝をあげていません。今年は若手の大量入部で戦力も気力も充実しておりますので、九州トップクラブリーグの初代チャンピオンとして全国大会に臨み、悲願の「全国1勝」をあげ、関東、関西の一角を崩したいものです。今年こそ、甲南クラブの新たな歴史を刻む年にしたいと、部員一同が意気込んでいます。

不滅のウルトラマンクラブ(九州第2代表) http://www.oct-net.ne.jp/~rug/

創立/1985年 会員数/41名 平均年齢/31歳

1985年、前代表である岩田歳喜氏の一念発起により、産声を上げたクラブも今年で20年が経ちました。創部当時は、負けてばかりの飲み会が続きました。吉四六クラブという大きな存在は、絶えず我々の前に立ちはだかり、毎年毎年、苦杯を喫してきました。しかし、心熱きクラブ員の気持ちが天に通じたのか?2001年、初めて県クラブ大会で吉四六クラブに勝利し、九州大会、全国大会に出場することができました。こうして、一応クラブとしての形ができてきましたが、クラブとして様々な世代が集い、ラグビーボールと共に戯れる雰囲気をもっと作っていかないといけないと思っています。今後、単に勝利を重ねることだけではなく、さまざまな多くのラグビー愛好者を引きつける雰囲気がチームにみなぎることがなくてはいけない。今回、3回目の全国大会出場でありますが、過去2回はいずれも初戦で敗退しました。全国の壁は厚かったというところでした。今回は、九州リーグと代表決定戦を突破しての出場ということで、これまでにない勝利への気持ちを前面に出して戦い抜く所存です。一歩一歩、大分の地から、名も無きラグビー愛好者の気持ちをしっかりとプレーで表し、悔いなき全国大会にするつもりです。乞うご期待!!