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2016ニュージーランドラグビーキャンプ実施報告

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2016ニュージーランドラグビーキャンプ

【開催概要】
 ■実施日   :2016年7月21日(木)~28日(木)
 ■開催場所  :ニュージーランド クライストチャーチ市
 ■開催主体  :高体連ラグビー専門部
 ■実施事業名:「ニュージーランドラグビーキャンプ」
 ■参加者実績:参加教員5名、JNZC事務局1名、生徒32名、
        日本ラグビーフットボール協会 高校アドバイザー1名 合計39名
        【コーチ】埼玉県立進修館高校・1名、大阪市立住吉商業高校/1名、
              大阪府立旭高校/1名、長野工業高校/1名、目黒学院高校・1名、
        【生徒】 北海道富良野高校/5名、茨城県・土浦第一高校/1名、
              茨城県・太田第一高校/1名、埼玉県・松山高校/1名
              東海大学附属静岡高校/2名、愛知・高蔵寺高校/4名、
              愛知・朝明高校4名、大阪・四條畷高校・6名、大阪・布施高校/3名、
              大阪・旭高校/1名、大阪・日新高校/2名、大阪・常翔学園高校/1名、
              大阪・興国高校/1名、

実施報告

高体連ラグビー専門部で採択頂いた「ニュージーランドラグビーキャンプ」を
2016年7月21日から7月28日までNZクライストチャーチ市で実施しました。

このプログラムは、日本・NZ間の青少年のスポーツ交流推進目的のため、
ラグビー大国のニュージーランドでは高校生をどのような環境でどのように指導しているか?
ニュージーランドにおける恵まれたラグビーの社会的基盤を体験し、
試合、練習、現地のラグビークラブ、ホームステイなどを通して個々のラグビー技術向上と共に、
地元の人達との交流をはかり、教員・生徒のラグビーに対する自己啓発を諮るプログラムです。

当プログラムの大きな特徴は、ニュージーランド受入が
「ニュージーランド名門公立男子ラグビ-強豪校
 クライストチャーチボーイズハイスクール(CBHS)」であるという点です。

ニュージーランドの全行程を受入のクライストチャーチボーイズハイスクールが
責任を持って手配しています。

行程には同校の当プログラム責任者である、
International Director, Mr Carl Everett氏自ら同行し、
スムースなプログラム遂行のため万全の体制を整備しました。



第1日)
2016ニュージーランドラグビーキャンプに参加する全国の高校生32名は、
7月21日(木)16:30に成田空港に各地から集合し、いよいよニュージーランドに出発します。



第2日)
オークランド到着後国内線経由しクライストチャーチに到着。
復興中の市内大聖堂見学。記念撮影。
(写真:生徒、指導者)
CBHS校到着後、教員スタッフルームにて全員で昼食。
キャンパス内施設案内後着替えトレーニング。(レベルチェック)
初日は、旅の疲れか、集中力が足りずにミスが多く出ていたように思われた。

その後ホストファミリーとの面会後生徒はそれぞれの家庭へ。




第3日)
午前中は、ハンドリング、ウォーミングアップ、膝まずいての相撲ゲーム。
4人対3人、2人、1人のスペースがどこにあるかを見つけ攻撃。
日本の選手の課題を見つけ矯正してくれる。
今日は生徒たちも元気よく、集中力が感じられるプレーも多くNZの指導者も評価。

午前、ハンドリングの向上を図るためのドリルを行いました。
選手同士でのコミュニケーションを高める、コントロール力、
判断力等多くの要素で昨日より格段に向上しました。
午後:CBHS1軍の試合を観戦に。




第4日)
ウォーミングアップ後、コンタクトスキル、パススキルに別れて2グループで練習開始。
コミュニケーションをとり、スペースを探してボールを運ぶ。

午後は、エイボン川でパンティング。




第5日)
カンタベリー・クルセイダーズのS&Cコーチである
Andrew McLellan氏によるスプリントセッションがおこなわれた。
スーパーラグビーのプレーヤーもおこなう基礎的なドリルをおこなった結果、
選手のランニングフォームがあきらかに改善された。

午後:日本語クラスの生徒たちと日本語で交流。
(写真:カンタベリーコーチ・Andrew McLellan氏とともに)




第6日)
朝はCBHS生徒集会に参加、校長先生の挨拶を頂き、
指導いただくCBHS指導者に記念品の贈呈。
昼食後、オールブラックス、CBHS校のハカも生徒代表より指導いただく。
午後は、FWがラインアウト スローアンドキッチ、リフティング、パスアウト、
BKがラインブレイク、クロスなど自陣からの脱出など確認して終わる。




第7日)
CBHS校のハカのあと、14時40分日本チームのキックオフ。
日本チームはクライストチャーチハイスクールのコーチに
教えて頂いたアタックオプションを効率良く使い、
調子よくトライを重ね、29対0とリード。
ディフェンスでは体の大きな相手にもしつこくタックルし、
教えて頂いたカウンターラックもきまり、0点に押さえた。
後半もアタック、ディフェンスとも良く頑張り、
1本ターンオーバーからトライを取られたものの
後半スコアが27対5、計56対5で勝つことができた。
試合終了後はお互いを称えあい、皆で写真を取って終わることができた。

2016ニュージーランドラグビーキャンプ 
参加者(生徒)アンケート(抜粋)

【使用したラグビートレーニング施設について】                      

<訪問先>
●Christchurch Boys’ High School(クライストチャーチボーイズハイスクール)
* コーチ・生徒ともに温かく迎えてもらいとても気持ちよくラグビーできました。
* とても充実していてよかった。
* ラグビーの有名選手が多く輩出していて印象深いところでした。
* 広くてラグビーに適した場所と思いました。
* 全面芝のグラウンドでラグビーのコートが4面あり、とてもよい環境だった。
* 日本の土と違って天然芝がよく施設も含めてスクラムマシーンの性能もよかった。
* ラグビーをする環境が整っていてコーチの話が分かりやすかった。

【トレーニングプログラム内容について】

<プログラム内容/コーチ>

コーチはどうでしたか?
* どんな質問にも答えてくれ、丁寧な分かりやすい教え方だった。
* どのコーチも私たちの為になり身に付くトレーニングを教えてくれました。
* 日本とは違った考え方だった。
* 言葉もだんだん分かるようになると親しみやすいコーチだった。
* どこがどう悪いかをしっかり教えてくれたからわかりやすかった。
* 日本のコーチをはじめCBHSのコーチも親切で技術をより自分のものにできた。
* メニューの一つ一つの意味を教えてくれてわかりやすかった。

分かりやすい教え方でしたか?
* 何について練習しているかが明確にわかり良かった。
* 細かい説明を受けてわかりやすかった。
* 色々と自分のためになるストレッチの仕方がわかった。
* とても分かりやすく例を出しながらトレーニングを進めるのでよく理解できた。

トレーニングプログラムの内容はどこが良かったですか?
* ラン・スキルとパス・スキルを教えてもらいよかった。
* 基本を忠実にポイントをわかりやすく説明してくれた点がよかった。
* どうすれば速く走れるかがよくわかった。
* パスや走り方はあまり気にしないで今まできたが、
  意識的にできプレーがよくなったと思う。
* 一個一個のセッションでターゲットを示され、
  応用的な場面でもターゲットを意識して取り組むことができた。
* 練習メニューが豊富で色々なスキルを学ぶことができた。
* 実践的な練習が多く、楽しみながら行なうことができた。

NZの高校との試合はどうでしたか?
* 日本にはない技術がみられたので勉強になった。
* 教えてもらった事が活かせたのでよかった。
* みんなでコミュニケーションをとって勝てたのでよかった。
* 相手チームはとてもフレンドリーかつフエアで触れ合えて楽しかったし勝ててよかった
* とても15歳とは思えないほどの強さとスキルの高さを感じた。
* ステップがすごかったし、最高だった。
* 練習したことを十分に発揮することができた。

今回NZのコーチから教わった中で、どの点が参考になり役立ちましたか?
* ランスキル・ブレイクダウンスキルを学べたこと
* 相手のひきつけ方やレッドゾーンからの展開
* ラインブレイクしたとき、スペースのとりかたなどとても良い勉強になった。
* 必ずどのプレーでも何故そうなるかを教えてもらったこと。
* コンタクト、キック練習、DFの仕方、パスの仕方など教わったこと全てが参考になった。
ポイントをわかりやすく説明してくれた。
* ニュージーランドの高校との試合は、ブレイクダウンが
  とても激しく日本とは戦い方が違い勉強になった。
* 日本ではショートスプリントの練習をしないのでそれが特に役に立った。
* ハンドリングを教えてもらってハンドリングエラーが少なくなった。
* ランニングセッションで教わったことは今まで聞いたことがなかったので印象的で、
  他の教わったことは日本に持ち帰って練習に役立てたいと思う。



「NZラグビーキャンプ」プログラムの内容について、
全体的な感想を教えてください。

* 在籍の学校は全国区のレベルではなく、キャンプへの参加を決めたとき
  「ラグビースキルの向上」はもちろん「ラグビーに対する価値観」を
  他の選手との交流から深めようと思った。
  プレーヤーとしても伸び悩んでいた時にこのキャンプに参加し、
  刺激的な体験ができ本当によかった。
* 良いコーチに良い練習をさせてもらって
  来る前よりもラグビーについてよく知ることができたし上手になったと思う。
  このラグビーキャンプは本当に良かった。
* ホームステイでも最初は何を言っているのかわからなかったけれど
  日に日にわかるようになりとても楽しかった。
  家族が優しくて仲良くなり忘れられない思い出ができた。
* 今までの練習とこのラグビーキャンプの練習を比べると
  今後の練習で改善できる点が多々あると思う。
  今回強調されていたコミュニケーションをとることは
  すべてのプレーで大切なことなのでこれからも意識したい。
* ラグビーを通じて1年から3年まで仲良くできて楽しかった。
  日本に帰って学んだ大切なことを生かして成長していきたいと思う。
  関係者の皆さんにお礼を言いたいです。
* 自分はまだラグビー初心者だが上手な人やコーチと触れ合ってよい体験ができ、
  よい刺激になった。
* ラグビーだけでなくショッピングやパウンテイングなど観光もあって楽しかったし、
  文化の違いも知ることができた。英語の勉強を頑張ろうと思うきっかけになった。
* 全体的に無理のないスケジュールで過ごしやすかった。来年も続けてほしいと思う。
  このキャンプに参加してラグビー以外にも多くのことを吸収できてよかったです。                  
* このNZキャンプで日本で教わったことを改めて習い大切さが実感できた。
  オフロードパスも使い所によっては有効に働くことが良くわかった。
  ここで学んだことを日本に帰って大切に生かして成長していきたいと思います。
* 全体的に楽しく練習できた。短い練習時間で密度の濃い練習だった。
  1週間という短い期間だったが英語の語学力も向上したように思うし、
  ラグビーのスキルもとても向上したように思う。
  菅平の合宿でも生かせそうです。
  実践的な練習方法を学ぶことができ良い経験だった。
* このNZラグビーキャンプは英語の語学力もアップするし、ラグビーの練習もでき
  すごく良い施設があってとてもよかった。コーチは細かく教えてくれたので良かったし、
  全体的に英語も学び、大好きなラグビーもでき、このキャンプは本当に楽しく
  役に立つキャンプだったと思います。 

















スプリントトレーニング-r.jpg日本語クラス交流-r.jpgスクラムマシン-r.jpg1.png2.png3.png
CBHS到着後-r.jpg5.png6.png7.png全校集会-r.jpgCBHSスクールハカ-r.jpg
試合前のハカを受ける高体連グループ選手-r.jpgスクラム-r.jpgラインアウト-r.jpg試合後両チーム選手たち-r.jpg試合後のエール交換-r.jpgアフターマッチファンクション-r.jpg