2004年ルール改正(2004年4月8日付)

改正の大部分は、既に昨年度IRBから「通達」「ルーリング」等で発表された内容を、条文として組み込むということであるが、重大な変更点としては、次の3点である。

  1. 第3条 「プレーヤーの人数」5 フロントロー
    旧の(c)が削除されたことにより、指名人数が16‾18名の場合には、(a)の表に準じて4名のフロントローを揃えるが、交替の必要な場合の対応の義務が緩和された。
    尚、指名人数が19‾22名の場合については、従来の解釈である『フロントローの異なるポジションについて、各1回、計2回』の対応義務が明確化された。

  2. 第13条「キックオフと試合再開のキック」1 キックオフ 13 ドロップアウト
    いずれも正しく行われなかった場合に、キックした側に、2回目のキックの機会は与えない、と変更した。

  3. 第19条「タッチおよびラインアウト」10 例外2
    レシーバーは、ギャップに走り込み、他のラインアウトプレーヤーに許されたどのプレーをしてもよい、と変更した。旧来の「ボールを直接とるプレー」からプレー規制が緩和された。
ルール改正
(北・南半球ともに6/1から実施)

赤字が変更点

第3条プレーヤーの人数
5.フロントローとして適切に訓練され、かつ経験のあるプレーヤー

    現行(c)を削除
    (c)指名人数が16〜18名の場合、フッカー、タイトヘッドプロップ、ルースヘッドプロップとしてプレーできる、適切に訓練され、かつ経験のあるプレーヤーを十分なだけ含めなければならない。その目的は、フロントローのいずれのポジションであれ、交替が必要とされる1回目の場合に、通常のコンテストスクラムで安全にプレーを続けるためである。

    新設
    (c)指名人数が19〜22名の場合、フロントローとしてプレーできるプレーヤーが5名いなければならない。その目的は、フッカーの交替が必要とされる1回目の場合、およびプロップの交替が必要とされる1回目の場合に、通常のコンテストスクラムで安全にプレーを続けるためである。

    現行(d)を削除
    (d)指名人数が19〜22名の場合、フッカー、タイトヘッドプロップ、ルースヘッドプロップとしてプレーできる、適切に訓練され、かつ経験のあるプレーヤーを十分な数だけ含めなければならない。その目的は、フロントローのいずれのポジションであれ、交替が必要とされる2回目の場合にも、通常のコンテストスクラムで安全にプレーを続けるためである。

    現行(e)が(d)に。

14.フロントローが退場または一時的退出となった場合
現行(a)を以下のように変更

    (a)フロントローの1人が退場を命じられた後、または一時的退出制度を適用されている間に、当該チームの指名された全てのプレーヤーの中にフロントローがいなくなれば、ノンコンテストスクラムを命じる。この場合、交替するフロントローが訓練され、適切であるかどうかを決定し、またいるのかどうかを決定するのはレフリーの責任においてではなく、チームの責任においてである。

第5条試合時間
4.失われた時間

(a)に第4段落目を追加
    (a)プレーヤーの負傷
        ・
        ・
        ・

      プレーヤーの負傷がひどく、フィールドオブプレーから運び出すことが必要な場合、レフリーは、そのために要する時間を認める裁量権を持つ。


第10条不正なプレー
2.不当なプレー

(c)を以下のように変更
    (c)タッチ等にボールを投げること
    いずれのプレーヤーも、腕または手を使って、故意にボールをノックまたは投げて、タッチまたはタッチインゴールに入れるか、またはデッドボールラインの外へ出してはならない。

第13条キックオフと試合再開のキック
現行の第13条1と2を、第13条1として内容も変更
1.キックオフの場所と方法
    (a)キックオフを行う側は、ハーフウェイラインの中央、またはその後方からドロップキックで行わなければならない。
    (b)正しい方法で、または正しい位置からキックされない場合、相手側は次の2つのうち1つを選択する。
    • ふたたびキックオフを行わせる、または
    • ハーフウェイラインの中央においてスクラムを組み、キックオフをしなかった側がボールを入れる。

以下順次項目番号を繰り上げる。


13.正しく行われなかったドロップアウト
項目番号を12と改め、
12.正しく行われなかったドロップアウト
    キックが正しい方法や場所で行われなかった場合は、相手側は次の2つのうち1つを選択する。
    • ふたたびドロップアウトを行わせる、または
    • 22メートルラインの中央においてスクラムを組み、キックをしなかった側がボールを入れる。

以下順次項目番号を繰り上げる。


第15条タックル
定義を以下のように変更
    ボールキャリアーが、一人または複数の相手プレーヤーに捕まり地面に倒された場合に、タックルが成立する。捕まえられていなければ、「タックルされたプレーヤー」とはならず、従ってタックルは成立しない。
    相手プレーヤーで、ボールキャリアーを捕まえて地面に倒し、かつ自身も地面に倒れたプレーヤーを「タックラー」と呼ぶ。ボールキャリアーを捕まえていても地面に倒れなければ「タックラー」ではない。

第19条タッチおよびラインアウト
10.ラインアウトプレーヤー以外のプレーヤーに対する制限

★例外2を以下のように変更
    ★例外2 レシーバーは、ラインアウトのギャップに走り込み、ラインアウトプレーヤーに認められているどのプレーを行ってもよい。レシーバーは、他のラインアウトプレーヤーと同様に、ラインアウトに関する反則をすれば罰せられる。

罰 15メートルライン上でペナルティキック


7人制競技規則
第3条プレーヤーの人数

4を以下のように変更
    4.交替/入替えのプレーヤーとして指定されたプレーヤー
    交替/入替えのプレーヤーは、1チームあたり5名以内とする。
(2004.5.26)

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