平成16年度 競技規則 IRBルーリング(通達)

平成16年度競技規則に関して、本日までに届いたIRBルーリングの要点と、日本ラグビーフットボール協会からの問い合わせに対する回答を本通達にて、お知らせ致します。

下記項目(1),(2)のルーリングはそれぞれ、次の通りです。(3)は、日本ラグビーフットボール協会からの問合せに対するIRBの回答です。

    (1) Ruling 4: 2004 5月24日付 イングランド協会からの質問に対して
    (2) Ruling 6: 2004 6月4日付 フランス協会からの質問に対して

また、(1)〜(3) は、「平成16年度 競技規則改訂について(通達)」に対する補足説明を兼ねております。



(1) 第19条 タッチおよびラインアウト
10 ラインアウトプレーヤー以外のプレーヤーに対する制限

例外2 レシーバーは、ラインアウトのギャップに走り込み、ラインアウトプレーヤーに認められているどのプレーを行ってもよい。レシーバーは、他のラインアウトプレーヤーと同様に、ラインアウトに関する反則をすれば罰せられる。

ルーリング


(1) 問:レシーバーは、いつラインアウトのギャップに入ってよいか?
答:ボールを投入するプレーヤーの手からボールが離れた時。
(2) 問:レシーバーは、他のラインアウトプレーヤーとポジションを変えてよいか?
答:ボールが投入される前であれば構わない。
(3) 問:相手側のレシーバーは、いつ、どういうプレーができるか?
答:(a) ラインアウトプレーヤーの人数が双方等しい場合:
投入側のレシーバーがラインアウトに入れば、これに応じて入ってよい。逆に先行した場合には、ラインアウトプレーヤーの人数が多くなり罰を受けることにもなりうる。
(b) ラインアウトプレーヤーの人数が、投入側より少ない場合:
レシーバーは、他のラインアウトプレーヤーに認められているどのプレーを行ってもよい。

(2) 第3条 プレーヤーの人数
5 フロントローとして適切に訓練され、かつ経験のあるプレーヤー

(c) 指名人数が19〜22名の場合、フロントローとしてプレーできるプレーヤーが5名いなければならない。その目的は、フッカーの交替が必要とされる1回目の場合、およびプロップの交替が必要とされる1回目の場合に、通常のコンテストスクラムで安全にプレーを続けるためである。

ルーリング

(1)交替発生の例(以後、通常のコンテストスクラムで継続する場合)
(a)フッカーと左プロップ (発生順不問)
(b)フッカーと右プロップ (発生順不問)
(2)交替発生の例(以後、チームの交代要員次第ではノンコンテストスクラムが命じられる場合)
(a)フッカーとフッカー
(b)左プロップと左プロップ
(c)右プロップと右プロップ
(d)左プロップと右プロップ
(3)具体例:
(1)フッカー2番負傷⇒16番が交替。次に、右プロップ3番負傷又は退場⇒17番が交替。
→通常のコンテストスクラムで継続。

(2)フッカー2番負傷⇒16番が交替。次に、右プロップ3番負傷又は退場⇒17番が交替しようとしたが、レフリーに、「左プロップしか出来ない」と告げた。
→レフリーはノンコンテストスクラムを命ずるしかない。

理由:第3条 14 フロントローが退場または一時的退出となった場合
(a)に述べる通り、「交替するフロントローが訓練され、適切であるかどうかを決定し、またいるのかどうかを決定するのはレフリーの責任においてではなく、チームの責任においてである。」

(3)従って、交替/入れ替えのフロントローの内訳として、フッカーのできるプレーヤー1名と、右か左のプロップのできるプレーヤー1名を揃えておかねばならない。言い換えれば、試合開始時に出場する左右のプロップのいずれか1名、或いは、交替/入れ替え用のプロップ1名のうち、どちらかのプレーヤーは左右両方のプロップが出来なければならない。

(3) 第3条 プレーヤーの人数
5 フロントローとして適切に訓練され、かつ経験のあるプレーヤー

昨年度のものから今年度は削除された、「指名人数が16〜18名の場合」についてのチームの責任と、(a)の表に示された「フロントローの人数 4名」の義務の相関について、日本ラグビーフットボール協会からの問い合わせに対する回答は下記の通りです。

答: チームの状況によっては、1名しか交替/入れ替えのプレーヤーがいなくても試合は可能で、例えばプロップが負傷したが、その交替/入れ替えのプレーヤーが適切に訓練され、かつ経験のあるプロップでない場合には、ノンコンテストスクラムが命じられる、という意味である。

14 フロントローが退場または一時的退出となった場合

昨年度のものから今年度は削除された、「(a)フロントローを交替で入れるために、出場中の他のプレーヤーと入れ替えをする手順」について、日本ラグビーフットボール協会からの問い合わせに対する回答は下記の通りです。
答: 今年度変更した、第3条14(a)の意図は、交替するフロントローが訓練され、適切かどうか、またいるかどうかを決定する、という責任の所在を、レフリーから外すという点にある。チームが、出場中の他のプレーヤーと入れ替えをすることは、昨年通り可能である。

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