日本選手権準決勝 会見リポート(東芝府中 43-0 早稲田)

東芝府中 43-0 早稲田 東芝府中 43-0 早稲田 東芝府中 43-0 早稲田
 
早稲田大学の清宮監督(右)、佐々木キャプテン
早稲田大学の清宮監督(右)、佐々木キャプテン
 
◎早稲田大学 ○清宮克幸監督 「トップリーグ王者の日本一強い東芝に、学生最強の早稲田が挑んだ戦いでしたが、我慢できたところ、できなかったところがありました。さすがに強かった王者を素直に今日は称えたいと思います。学生ももちろん良くやったし、今日の負けはこの『佐々木組』の最後の試合に相応しい良い試合であったかと思います。 この5年間、負けからいろいろなものを学んできた早稲田ですので、この負けを新チームの糧として頑張れると思います。先週の勝ちから学んだことも大きかったですし、この負けがあるからスタートがあると、スタンドから見ていて思いました。薫田監督にはこの場を借りてお礼をいいたいと思います。10月にBチームと対戦しての負けで授けてもらったことが大きかったと思います。あの時とはまったく違ったチームに成長しました。今日もスコアが競っていれば、前半のような頑張りもできたんでしょうけれども。 毎年、昨年度のチームを乗り越えていった素晴らしい学生たちでした。私の指導がどうこうでなく、今日でいえば東芝戦の負け、その前でいえば関東学院大戦での負けを課題としてその年のモチベーションにして来ました。相手の圧力もありましたが、最後のゴール前のスクラムは精度が悪かった。悔やまれるところですね。例えば、相手が付いていないスクラムから球を出してしまったところなど、そのときそのときの判断が最後まで絞れませんでした。相手が素晴らしかったということでしょうね」 ○佐々木隆道キャプテン 「えー、あの…。(としばらく絶句して)今日で『佐々木組』は残念ながら終わることになったんですけれど、ここがスタートです。後輩たちはこの悔しさをバネに絶対に強くなります。こんなところで終わる人間の集まりじゃありません。絶対に上に上がってみせます。そういう意味で悔しいゲームだったんですけれど、次につながるゲームだったと思います。 東芝さんはトヨタさんよりコンタクトの面で強かったと思います。特に外国人は強かったと思います。疲れとかはここまでくれば関係ありません。 (後半PGを狙わなかったのは)点数が離れていたので、PG蹴っても追いつかないので、追いつくにはトライを取るしかないとスクラムを選択しました。ラインアウトはメインジャンパーの交代と高さでやられたと思います。後は言い訳できませんが、(球を)出すところが悪かったかと思います。ただ、スクラムはほぼできたんじゃないかと、そういう意味では、後半スクラムトライを狙いにいったことでも分かるかと思います。8人のまとまりで押せるという自信があったのでいきました」
東芝府中 43-0 早稲田 東芝府中 43-0 早稲田 東芝府中 43-0 早稲田
 
東芝府中ブレイブルーパスの薫田監督(右)、冨岡キャプテン
東芝府中ブレイブルーパスの薫田監督(右)、冨岡キャプテン
 
◎東芝府中ブレイブルーパス ○薫田真広監督 「今日のゲームでは相手が早稲田ということでなく、我々はトップリーグの代表という意識で臨んだわけですが、その結果、このスコアになり満足しています。早稲田のディフェンスは賞賛に値する素晴らしいプレーでした。東芝としては慣れていないディフェンス、タックルに苦労しました。我々は非常に冷静にプランを立て、自信がありました。接点での力の差は歴然としていましたので。トヨタさんの試合が大変参考になりました。我々の一番強いところで単純に攻めたほうが強いと、駆引きせずオト(の突進)を使いましたし、大野も使うつもりでした。 試合前は、前半35点、前後半で70点取れと選手にはいいました。ハーフタイムで早稲田の選手が上がってくるのを見て、ボディブローが後半効いてくるなと感じました。社会人の場合、選手の様子など見ないのですが。 (0封は)早稲田のラグビーの質は高いが、社会人と学生の違いをしっかり見せなくてはいけないと、トップリーグを立ち上げた意味がありますので、原点に戻ってそれを示せた試合でした。 (3冠が見えたが)我々もそのためにやってきましたが、皆様の前で3冠をいえる所まできましたので、必ず獲ります。NEC戦はこれまでのことをすべて忘れて臨みます」
東芝府中 43-0 早稲田
○冨岡鉄平キャプテン 「トヨタを破っての準決勝進出は学生にとっての快挙だと思います。ベスト8や16でなく、ベスト4ですから、日本の上を競っているチームということで、僕ら社会人としても負けられない試合でした。早稲田さんはしっかりやってきて素晴らしいチームでした。 先週、トヨタが敗れ、今週は今までに味わったことのない不安や葛藤、緊張感のある非常に意味のある一週間でした。試合前は対社会人では味わえないようないろいろなことを考えました。トヨタさんはミスが多く、見ていて嫌でしたし、うなだれる姿はショックでした。彼らの試合後の気持ちを考えると複雑でした。当日、翌日はショックを引きずっていましたね。 今日は決して自分たちの力を過信することなく、彼らを過大評価することなく、かといって過小評価もせず見ることができました。試合内容はうちはやることをやって、相手が対応できないところを徹底的に壊しました。後半20分過ぎまで4トライに抑えられ、早稲田さんは良く健闘したと思います。監督から大勝してこいと、具体的に点数も示していただき、選手は楽になりました。接点の攻防はすべてがミスマッチで、特にSO周辺はうちのマクラウドが入ってくると100%対応できないと分析していましたし、ドライビングモールも対応できないと踏んだとおりでしたし、バック3の連携も今ひとつというところで大外まで振ってのキックもうまくいきました。 (首藤君を止めたタックルは)僕と首藤君を50m走らせたら10mくらい離されると思います。(そりゃないだろう(笑)、と薫田監督)でも、ラグビーは15人でやっているので、CTBはあそこは追いつけるんです。信じられないWTBは、セコベ(トヨタ)くらいですから。ディフェンスはいつも以上に楽にできました。 (0封は)テーマでした。選手も気持ちを込めてやってきましたが、ゴール前のディフェンスもそうでした。 (トライ後、足がつったようだが)(苦笑して)今日はとにかく一杯走りました。無駄な走りも多かったですが。次はこんなことのないように頑張ります(笑)」
 

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