「全国小学生タグラグビー選手権」2日目 決勝トーナメント結果

本大会の真の優勝を決するカップトーナメント戦の1回戦、伊賀良・松尾小 対 横浜小連合戦は、カップトーナメント戦にふさわしい試合展開となり、両チーム共に鋭い走り・ステップに加えた上手な球つなぎ等によるシーソーゲームが展開された。後半には得点を重ねた横浜小連合が勝ち上がり、もう一方の、天理小連合 対 東部小戦も、カップトーナメント戦にふさわしい試合展開となり、取りつ取られつの１点を争う戦いとなり、天理小連合が勝ち上がりました。

優勝を争う決戦は、日本選手権大会決勝戦の前座として、大観衆の声援を受け１回戦を勝ち上がった横浜小連合 対 天理小連合の戦いとなり、本大会初の東関東ブロック代表 対 近畿ブロック代表の組み合わせになりました。
両チーム緊張の中、キックオフの笛が鳴り、鋭いラン・ステップの応酬により前半は１点を争う拮抗した試合が展開されたが、後半、横浜小連合が自力を発揮しジリジリと点差を広げ、６対１で横浜小連合が晴の栄冠を勝ち取ることができ、喜び合う姿と、敗れた天理小連合の子供達の悔し涙が心に残る素晴らしい決勝戦でした。

プレートトーナメント戦の１回戦、鹿部小 対 不動・煙山小戦は、東北ブロック代表の不動・煙山小がスピードに乗ったラン・パス等で、終始試合をリードし１回戦を勝ち上がった。暖冬とはいえ降雪で思うように外・グラウンドで練習を積むことができなかった鹿部小は残念にも一回戦で敗退しました。もう一方の、白糸台小 対 新潟小連合戦は、両チームグラウンド狭しと元気に走り回りノーサイドの笛が鳴った時には、６対６の同点延長戦にもつれ込み、延長戦の結果白糸台小が勝ち上がりました。
決勝は、地元東京都・中関東ブロック代表として地元の大声援を受けた白糸台小と東北ブロック代表の鹿部小共に、素晴らしいラン、パスさばき等で１点を争う好ゲームを展開し、不動・煙山小が激しい決勝を制しました。

ボウルトーナメント戦の１回戦、読谷小 対 北条小戦は、スピードに乗ったラン・パス等が冴えた北条小が読谷小を退け勝ち上がり、一方の、春日小 対 吉祥院小戦は、１点を争う好ゲームが展開され春日小が吉祥院小を退け勝ち上がりました。
決勝は、四国ブロック代表の北条小 対 九州代表の春日小の西地域同士の戦いとなり、終始優勢に試合を進めた春日小が決戦を制しました。

シールドトーナメント戦の１回戦、江津小 対 黒髪小戦は、本大会に７名と言う小数精鋭で臨んだ江津小でしたが、前日の試合等で選手を欠き、他チームからの助っ人を受け、フレンドリーシップとして行われ、黒髪小が決勝に勝ち上がりました。一方の、吉島・本江小 対 北勢門小戦は、しっかり走り回り終始リードした北勢門小が勝ち上がりました。
決勝は、リーグ戦４位同士の戦いとは思えない、カップトーナメントに劣らない好ゲームが展開され、黒髪小が決勝を制しました。

勝者を称える表彰式では、日本ラグビー協会・森会長より子供達に暖かいねぎらいの言葉が掛けられ、スポンサーのサントリー株式会社 本城部長からはメダルと暖かい言葉が掛けられました。子供達の全国大会にふさわしい・素晴らしい大会の幕を閉じました。