ジャパンXV 26-35 Classic All Blacks(5月9日(日)19:30 at兵庫・神戸ユニバー記念陸上競技場)
◎Classic All Blacks
○A.マーテンズ キャプテン
(CABの都合上、A.マーテンズ主将から会見)
「双方とも身体を張った、とてもフィジカルなゲームだった。最後連続して2トライをとれたが、ゲーム内容は決して満足できる内容ではない。前半JAPANのSOアレジが負傷退場したことが、とても残念であり、心配でもある。素晴らしいプレーヤーであり、同じニュージーランダーでもあるだけに一日も早い回復を願う」
○J.ハート コーチ 「さすが、カーワン(JK)が率いるだけあって、JAPANは素晴らしいゲーム運びだった。ブレイクダウンでの激しい攻防、気迫のこもったタックル。CABには、2~3年激しいプレーをしていないプレーヤーも居ただけにとてもタフなゲームだったが、そのような状況下でも懸命にプレーしたCABのプレーヤーに敬意を表したい」
○フィッツパトリック団長
「ハート、マーテンズと同じ感想だが、JAPANの気迫とゲームの組み立ては素晴らしいものがある。前回の来日シリーズ(87年)では、発展途上な面が目立ったが、今回のチームは格段の進歩がある」
――今秋開催のワールドカップ(WC)における、JAPANの見通しについて。
○フィッツパトリック団長
「(ランキングが接近している)フィジーとカナダについては、今日のゲームを観ている限りでは、充分勝算があるのではないか。WCでは好ゲームが期待できる」
――ゲーム終盤で、絶妙なショートパントをみせたことについて。
○A.マーテンズ キャプテン
「やることがなかったのさ(笑)。激しいJAPANのタックルを浴びるFWに休息を与えることも大事だ。キックを使うということは、厳しいDFを同時に仕掛ける必要があるが、果たしてCABのDFも厳しかったはず」
――ゲーム序盤(18分)でPGを選択したのは。
○A.マーテンズ キャプテン
「一旦プレーをリセットしたかった。ポイントを獲ることで、FWにご褒美をあげたかったのさ。序盤の攻防で、接戦を予想したこともある。つまりJAPANに対する畏敬の念があったことも理由のひとつだ」
――前回(87年)と比較して、JAPANはどう変わっているか。
○J.ハート コーチ
「2点ある。1点目はゲームの組み立てが飛躍的に進歩していること。2点目は身体を張ったフィジカルなプレーができるようになったこと。当時は、ボールをやみくもに放り投げるといった印象があった。安定したゲーム運びができる素晴らしいFWと、スピード豊かなBKが噛み合えば、相当なチームになるだろう。そのチームの起点であったアレジが心配」
――JAPANで印象に残るプレーヤーは。
○J.ハート コーチ
「FWではLOトンプソンだ。機動力もありチームによくフィットしている。両WTBも印象的だ。前後に機敏に動くことができるし、スピードも豊かだ」
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