「第15回 全国クラブラグビーフットボール大会」マッチリポート


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■決勝
タマリバ vs 六甲クラブ(2月17日)

タマリバクラブ 21-0 六甲クラブ SEAHAWKS   タマリバクラブ 21-0 六甲クラブ SEAHAWKS

【クラブ王者決まる】
クラブ選手権五連覇を目指すタマリバ、それを阻み8年ぶりのクラブ王者返り咲きを狙う六甲クラブ。全国クラブの頂点を、日本選手権出場権をかけての戦いが底冷えのする秩父宮ラグビー場で開催された。

前半開始直後より六甲クラブの出足鋭いディフェンスがタマリバBKラインにスピードに乗ることを許さない。何度か繰り返されるFWによるサイド攻撃も激しいタックルで前進を阻み、六甲SO伊藤の長短織り交ぜた正確なキックでタマリバ陣地に攻め込む。
関西系チームの持ち味である、じっくりと重圧をかけるモールを効果的に活用し、六甲ペースで試合が展開。タマリバ陣内での膠着状態が続く。タマリバは前半中盤、SH首藤のペナルティからの素早い反応によるロングゲイン等もあるものの、ゴール前でのミスからのターンオーバーなど攻めきれない。六甲、タマリバともに敵陣内に攻め込むが共にあと一手を攻めあぐねたまま0-0で前半終了。

後半も六甲ペースで始まる。PR北迫のパワフルなプレイで前進を続けタマリバの防御ラインを押し下げ続けていたが、後半6分タマリバがワンチャンスをものにする。ターンオーバーからSH首藤が素早く反応してライン裏にキック。バウンドが変化するところをすれ違いざまにCTB池田が拾い、約60mを走りきってポスト真下にトライ。
さらに14分、六甲ゴール前のラインアウトからモールを形成、固まったままゴールラインを割り、最後はFL西澤が抑え左隅にトライ。SO竹山が難しい角度からのゴールを決めて14-0と点差を広げる。

その後も両者の拮抗状態は続き、六甲はFWで進んだあとにCTB泉がペネトレート、タマリバはSO竹山を軸としたBKライン展開と高いフィットネスでのリサイクルと両者の持ち味を充分に発揮した拮抗状態が続いたが、31分にBKラインを大きく右に展開し、CTB池田の2本目のトライで試合を決定づけた。

勝者となったタマリバは2月23日から始まる日本選手権へ進む。全国のクラブチームの代表として大学王者の早稲田大学と闘う。大舞台は用意された、後はクラブのプライドをぶつけるだけである。(萬井淳)

タマリバクラブ 21-0 六甲クラブ SEAHAWKS   タマリバクラブ 21-0 六甲クラブ SEAHAWKS   タマリバクラブ 21-0 六甲クラブ SEAHAWKS   タマリバクラブ 21-0 六甲クラブ SEAHAWKS

タマリバクラブ 21-0 六甲クラブ SEAHAWKS

◎タマリバクラブ
○高橋清貴代表
「六甲さんとは創部の頃から定期戦をさせていただいた仲で、以前、2002年(第10回大会)にも、全国大会準決勝で敗れた相手です。スタンドから、どうなることか、決戦だと見ていましたが、勝てて良かったと思います」

○桑江崇行キャプテン
「全国の決勝ということで、六甲さんが前半から気持ちを入れて出てこられ、こちらは受けてしまいましたが、後半になって崩れず、要所要所で良いプレーが出て、勝てたと思います」

──日本選手権は?
「楽しみにしていて下さい」
──母校の早稲田をどう見ている?
「FWが強いなあと、ただ、粗いなあと見ています。モールとキックのチームで早く展開するのが強みかな。いつも通り、気持ちで勝ちたいです」
──何か作戦は?
「ひ・み・つです(笑)。もちろん、勝ちに行きます」
──日本選手権への思いは?
「いつまでもあるチャンスじゃないと思っています。必ず、どこかで勝ちたい、それが今年だと思います」



■準決勝
六甲クラブ vs 北海道バーバリアンズ(1月14日)


15回を数える大会で、6度目の激突となった両チーム。強風の中で行われた試合は、互いに強力FWを前面に押し出した、力と力のぶつかり合いとなった。

前半風上を取ったのは六甲。3点を追う15分。相手陣10mラインアウトからモールで前進して左に展開。9→10→12と渡り、12CTB内田が突進。バーバリアンズのタックルをふりほどきながら、ゴールポスト真下に飛び込み逆転に成功。ゴールも決まって7-3とした。
だが、それ以降、六甲はキックで敵陣深く攻め込むものの、FL・マクドナルドを中心とするバーバリアンズの執拗なボールへのからみに苦しみ、なかなか得点を加えることができない。28分のゴール前ラックのトライチャンスも、「クラブ界のミスタージャッカル」マクドナルドの長い手が伸びてターンオーバーを許してしまう。

後半に入ると、バーバリアンズの逆襲が始まる。17分、28分と、FB笹田が確実にPGを決めて10-9の1点差に迫った。六甲はゴールラインを背にして必死のディフェンス。バーバリアンズもSO鈴木の効果的なタッチキックで六甲陣に入るが、トライどころのラインアウトで、強風によるノットストレートを連発してしまった。

エピソード1
1~2回戦が開かれた北九州市の本城競技場の所長さんが以下のような感想を述べられました。「30年近くグラウンド管理の仕事をしているが、着替えを終えて帰るチームから、ホウキとチリトリを貸してくれと初めていわれました。部屋を掃除していったチームは、ラグビー、サッカー、陸上その他を含めて初めてのことでした」

エピソード2
クラブ大会を担当したレフリーから。「あらためてクラブ大会の規律とモラルの高さを認識しました。社会人や大学で失ってしまったラグビーの規律をゲームだけでなくアフタマッチファンクションまで含めてクラブチームは忘れずに実践していることが素晴らしい・・・」
逆に六甲はマイボールラインアウトをほぼ完璧にキープ。モールでじわりじわりと陣地を挽回していく。スクラムでも、PR北迫、HO安田が中心となってプレッシャーをかけ続け、バーバリアンズにクリーンな球出しをさせなかった。
後半38分、バーバリアンズ陣ゴール前スクラム。「ここが勝負所」と六甲は一気の押しでターンオーバー。FL伊藤宏成が歓喜のトライを挙げた。
バーバリアンズも最後まであきらめない。ロスタイムの44分、自陣ラックから左に展開。9→10→7→11と渡り、11WTB池田が40メートルを駆け抜けた。しかしドロップキックによる自らのコンバージョンはゴールポストに跳ね返され、無情のノーサイド。六甲クラブが3年ぶりの決勝進出を果たした。日本を代表するクラブによる最後まで手に汗握る死闘に、九州のラグビーファンからは惜しみない拍手が送られた。

試合後のファンクションで、バーバリアンズの村屋主将は「前半は我慢して、風上になった後半に勝負をかけるというプラン通りの展開でしたが、六甲さんの圧力が凄かった」とコメント。チームを鼓舞する再三の突進で何度もゴール前に迫った。
「今日は何とかバーバリアンズさんに勝たせてもらった。選手全員が六甲クラブのプライドを持って、最後まで集中を切らさずに闘えたことが、秩父宮につながったと思います。決勝ではバーバリアンズの分も挑戦していきたいと思います」と六甲主将・伊藤康裕は決意を述べた。
決勝まで1カ月。六甲クラブはできる限りの調整を積んでタマリバクラブに挑戦する。


■準決勝
タマリバ vs 三鷹オールカマーズ(1月14日)


地元の帆柱クラブを破り意気あがる三鷹オールカマーズとの準決勝。昨シーズンの東日本トップクラブリーグでも「タマリバに一泡ふかせる」を目標に戦いを挑んできたチームである。王者としてどっしりと受けてたつ一戦となった。

前半開始早々、三鷹陣地内のラインアウトから連続ラック、最後はHO加来が持ち前の機動力を生かした好フォローで飛び込みトライ。開始一分での先制に「タマリバ強し」を印象づける。

ところがアプセットを狙う三鷹の風上を利用した効果的な陣地回復で、それからのプレーは全てタマリバ陣地に張り付きとなる。主将高橋の高身長を充分に生かしたラインアウト制覇でじりじりと攻め続ける三鷹に対し、タマリバはゲインを切らさない強いダブルタックルで応戦。

前半中盤に入りタマリバはようやくハーフウェイまでボールを運ぶと、ペナルティの展開からFB安川が大きくゲイン。ラックから左に展開、WTB中牟田がトライを決めた。その後、36分、38分とSO竹山が上手くラインを動かし、WTB吉川、FB安川のトライを導く。

後半に入りタマリバの攻撃がさらに加速。5分には走力に定評のあるPR石川が大きくゲイン。中牟田がミスマッチとなった三鷹ラインを3人かわして中央まで回りこみトライ。タマリバの若きスリークォーターバック陣の気迫を示す。更に8分にはラックから左へ展開、ラインに残っていたLO桑江のパスを受けたこれまたFWのNO.8井戸モンタがダイナミックなストライドで中央へトライ、試合を決定づける。さらに11分には竹山がステップワークで切り開いたスペースにクロスで走りこんだFB安川へラストパス。15分にはラックからのモール形成で押し込んでトライと多彩な攻撃と力強さを見せる。

ところが今年の三鷹は以前にも増しての粘り強さを見せる。ペナルティに乗じてじりじりとタマリバ陣内に攻め寄り、波状攻撃のようなラック&モールで最後はSH橋本がサイドディフェンスをかいくぐって右隅にトライ、一矢を報いる。試合の勝敗が決した上で、なおまだ見せる一体感に多くの観客から拍手が贈られた。(学ぶべきものも多かった)

2月17日に秩父宮で全国決勝戦を迎えるタマリバ。相手は北海道バーバリアンズを破り、3年ぶりの決勝進出を決めた六甲クラブ。昨年よりも充実した戦力と一戦にかける思いは決してあなどれない。しかしこの連戦で敗れたチームの主将がコメントしていたように、「その先にある大切な試合を勝つこと」が全てのクラブの目標である。揺ぎ無い信念、自信。それを支える基盤となるチーム力向上まで、あと一ヶ月の猶予しかない。

試合のMan of the Match 。三鷹よりは、前後半を通じて積極的な攻めを見せ続けたSH橋本。本職ではないとのことだが、「一生懸命やっただけ」というスピーチが仲間への信頼の高さを感じさせた。
タマリバよりは攻撃全ての起点を造りだしたSO竹山。タマリバの攻撃力の核である鮮やかなBKラインの展開をリードする鮮やかなパス、それを可能にするスペース感覚の鋭さには今後も注目していきたい。(萬井淳)

タマリバ vs 三鷹オールカマーズ
タマリバ vs 三鷹オールカマーズ

六甲クラブ vs 北海道バーバリアンズ
六甲クラブ vs 北海道バーバリアンズ



■一回戦
北海道バーバリアンズ vs 川南クラブ(1月13日)

第15回全国クラブラグビーフットボール大会の一回戦。
対戦は、クラブチームの象徴的存在、またトップクラブチーム全国2位の強豪北海道バーバリアンズ。対するは昨年より九州トップクラブリーグに参戦し、21世紀枠での初出場 川南クラブの試合が鞘ヶ谷競技場にて行われた。

開始5分バーバリアンズの波状攻撃が始まる。余裕とも見えるゲーム運びでモール、ラックを支配。フランカー諏訪がトライ。ゴール成功。試合の流れを持っていかれてしまうかと思われた、川南クラブも敵陣に攻め込みうまくモールを押し込み、応戦。ラックを連取した後、ラインのギャップを突き前半17分FB岡本がトライ。ゴール成功。
ここからは、バーバリアンズの本領発揮。ラックからの停滞状況をフランカーマクドナルドが絡んだ技ありのターンオーバーから前半20分センタービークリーのトライ。ゴール失敗、前半26分と連続トライ。ゴール失敗。2つの連続トライでバーバリアンズの圧勝かと思われた。
ここから、川南クラブが反撃。プロップ篠原を中心に、相手スクラムを押し込み前半32分スクラムトライ。ゴール成功。
前半37分バーバリアンズ意地のモールを押し込みトライ。ゴール失敗 前半が終了。

後半14分、センタースクラム川南のサイド攻撃からフランカー安藤がよく走りきりトライ。ゴール成功。ここで、19対21。
後半21分、バーバリアンズ自陣にてペナルティー。ゴール中央惜しくも外れ、川南クラブ逆転ならず。
ここから、ゲームの流れを引き寄せきられずにいたバーバリアンズが執拗な攻撃。モール、ラックを連取し川南のペナルティーを誘い、後半21分モールを押し込みトライ。ゴール成功。後半38分もペナルティーから速攻。ラックから展開しトライ。ゴール失敗。ここで、ノーサイド。初出場の川南クラブも万事休す。会場からは善戦を惜しむ拍手が送られた。
お互い、懐が見えない相手との対戦とあり、やりにくい一戦だったのではと推測する。
川南クラブは、クラブ運営の先駆けとしてバーバリアンズを6月に視察に行ったばかり。全国大会で対戦など予想もしていなかったはず。
その中で、全国2位との実力差や全国レベルを感じることができたことが大きな収穫が出来たはず。来年への躍進を期待したい。


■一回戦
帆柱クラブ vs 三鷹オールカマーズ(1月13日)

会場となった本城陸上競技場には、今年、東福岡高校・福岡県中学選抜と各カテゴリーの全国大会(花園)を制した福岡に、3つの目の「クラブ」の賜杯をと期待する地元ラグビースクールの小学生、保護者など約300人の大応援団が集結。この地をホームタウンにする九州1位代表の地元・帆柱クラブの登場に沸いた。その帆柱クラブのキックオフで始まったこの試合、一番に見せ場は前半29分の三鷹のスクラムトライ。今季よりスクラムの組み方が4段階にルール変更になった利点をよく分析し、ゴールラインに対してまっすぐにFW8人の力をまとめ押し切った。ホームの歓声を一身に背負った帆柱FWを力づくで跳ね返すシーンだった。

そして、この試合を通じて「セットプレーの安定」、「ペナルティーに対する意識」、そして「相手への敬意」この3つの点が試合を象徴していた。

前半開始早々から突破力のあるNo.8紀、WTB下田が再三力強いアタックで三鷹ゴールライン間際まで迫るが、粘る三鷹ディフェンスのタックルの前に一進一退の攻防が続く。試合展開を占ううえでひとつのターニングポイントとなったのが、前半15分の帆柱のペナルティー。なかなかゴールラインを割れないフラストレーションからか、オフェンス側のオフサイドを引き起こしてしまう。この一つのプレーを境に、ようやく前半初めて三鷹が帆柱陣へ入ることになり、その後、たたみ掛けるように前半18分、29分、40分と3トライを挙げた三鷹が21-0で前半を終えた。

後半は風上に回った三鷹が開始1分WTB鈴木のダメ押しのトライを挙げ勢いに乗った。SO堀川の効果的にキックで敵陣深くへ進み、帆柱ボールのスクラム・ラインアウトにプレッシャーを掛け、ミスを誘う。ゲームプラン通りの試合運びを見せる三鷹に対して、帆柱も後半27分に帆柱陣22m付近での三鷹ペナルティーから速攻に転じ、WTB下田がタッチライン際を独走。ついに三鷹ディフェンス網を突破し、トライ(ゴール成功)。その後、39分、42分と合計3本のトライを挙げ、反撃を試みたが最後まで三鷹がゲームの主導権を離すことはなった。

この試合のペナルティー数は帆柱が11(前半6)に対して三鷹は8(前半3)。両チームともに反則をしない意識の高さが試合を引締め、一層見ごたえのある試合展開となった。特にボールの継続を阻害するネガティブな行為はなく、例え自チームが圧倒的に不利な状況下であっても反則をしない強い自制心を持ち、まっすぐに相手との勝負を愉しむ。相手ラグビーへの敬意をプレーで示すことの大切さこそ、クラブラグビーの「あるべき姿」だと改めて感じ、そして感動を持って観戦することができた。

そしてノーサイド後、この試合を担当された久保レフリーとタッチジャッジの長井レフリー・本宮レフリー・渡辺レフリーにすべての選手から賛辞の握手が求められた。


■一回戦
六甲クラブ vs ウルトラマンクラブ(1月13日)

3年連続4回目の組み合わせとなったこのカード。序盤は地元・九州開催に燃えるウルトラマンクラブの激しいタックルに、六甲は苦しんだ。試合が動いたのは前半20分。ウルトラマン陣5mラインアウトから、六甲FL・伊藤宏成が一瞬のスキをつき、先制トライ。26分には、ラックの連取からLO打出がわずかなほころびを見せた防御陣を突破して、ゴールポスト真下に飛び込んだ。

ウルトラマンクラブは攻め込むものの、ノックオンなどの手痛いミスが響いた。「前半に1トライでも返しておけば、試合展開は違うものになっていたはず」とウルトラマンの白石代表は唇をかんだ。後半に入ると、FWでプレッシャーをかける六甲が爆発する。0分、3分、26分、28分と立て続けにトライを奪い、試合の大勢を決めた。六甲WTB山本幸宏は、この日4トライの活躍を見せた。

ウルトラマンクラブは果敢に攻めるも、スクラム、ラインアウトなどのセットプレーで苦しんだ。それでも後半31分、35分と、こぼれ球からトライを奪い返し、スタンドに駆けつけたチビッ子応援団の声援に応えていた。「あの2トライで、ウチらしさは見せることができたと思う」と、衛藤主将は来年以降の雪辱を誓っていた。

会場の鞘ヶ谷競技場は、八幡製鉄ラグビー部の伝統が染み込んだ歴史あるグラウンド。前夜の雨でピッチの状況が心配されたが、九州協会のスタッフとグラウンド関係者のご尽力により、選手は最高の環境の中で思い切りプレーを楽しむことができた。

「今日は両チーム合わせた反則が12。クラブラガーマンらしく、互いに反則しないように心がけているのが分かりました。私も気持ちよく笛が吹けました」。試合後のファンクションで石本レフェリーがコメントした通り、熱くなり過ぎることもなく、互いに正々堂々とした戦いぶりであった。「ウルトラマンさんのプライドも背負って、明日の準決勝に臨みたい」と、六甲主将・伊藤康裕は言葉に力をこめた。


■一回戦
タマリバ vs 岡山クラブ(1月13日)

クラブ全国大会の幕が上がった。日本選手権へのクラブ枠をめぐり集まった8チームが、クラブチームならではの時間に制約を受けて週末で二試合のハードスケジュールをこなす戦いである。

クラブ創設55周年の長い歴史を誇る岡山クラブvs8年目を迎える若いクラブであるタマリバの一戦はそれまでの曇り空の不安を一掃するようなキックオフ直前の快晴の中行われた。

風下より攻めるタマリバが前半5分にSO竹山のパスから加速したWTB中村が左隅にトライ。さらに7分にペナルティから素早く展開してまたもや中村が40m近くステップワークを駆使して3人かわしてトライ。開始早々に試合の主導権を握る。

一方、岡山クラブは早い段階でPGによる得点を狙うが、失敗。ラインアウトでも強い風に制球力をなくし立ち上がりより苦戦。前半30分にラインアウトからの展開をラインにエクストラで入ったHO青山がスタンドの内側を突破、そのまま30mを走りぬきポスト真下にトライを挙げる。

風下スタートのタマリバであったが、前半中盤よりFB若野の連続トライ、ハーフタイム間際のWTB高木のトライと、見事にコントロールされたBKラインが前半だけでバックスリーによる5トライを挙げ、早々に試合の行方を支配。

2年前の雪辱を誓う岡山クラブは後半に入ってもNO.8南元の効果的な突進などでタマリバゴールラインまで何度も迫るが、自陣ゴール前でのターンオーバーより95mを走りきった若野の本日3本目のトライで勝敗を確定させた。

試合後のファンクションパーティーでは岡山クラブ主将・斉喜選手より「クラブの代表として、日本選手権を目指してタマリバに勝って欲しい」との言葉が贈られた。
全国1100のクラブ、それぞれの地域の代表、その中で真の代表を選ぶ戦いが始まった。(萬井淳)

タマリバ vs 岡山クラブ
タマリバ vs 岡山クラブ

三鷹オールカマーズ vs 帆柱クラブ
三鷹オールカマーズ vs 帆柱クラブ

六甲クラブ vs 不滅のウルトラマン
六甲クラブ vs 不滅のウルトラマン

川南クラブ vs 北海道バーバリアンズ
川南クラブ vs 北海道バーバリアンズ




全国クラブ大会 代表者会議(1月12日)

1回戦、準決勝が行われる本城陸上競技場 及び 鞘ヶ谷競技場の中間点である北九州市の黒崎駅近くにありますホテルクラウンパレスにて大会前日の1月12日16時半より開会式/代表者会議とクラブカンファレンスが、行われました。並行して別の部屋ではレフリーミーティングが帯同レフリーを加え行われました。

北橋 北九州市長から北九州では13年振り2度目であることや、45年前に5つの都市が合併した節目の年であること、叔父が赤パンツ履いてプレーしている秘話や、ビジタープロダクツということで観光客に楽しんでもらおうと北九州では努力されているなどの歓迎挨拶を頂きました。

先に行われました委員長会議の結果、来年度の大会の説明もありました。会場は熊谷と秩父宮で出場枠は三地域各1チームとし今年度のベスト4地域と21世紀枠による全8チームで運営します。その為にも1回戦は是が非でも勝利しなければなりません。さて、ノーサイド時にはお互いがエールを送り、レフリーや相手チームを称えようと確認した後、カンファレンスです。

地道な大きな取り組みの北九州ではクラブ大会始まって以来初めてであろう立派なポスターを作成したことや、試合当日に豚汁会と抽選会を実施すること、観客動員の取り組みを早い時期から始めスクールの試合を含めることの紹介がありました。また、北九州のトップリーグ活動(企業、大学、クラブ)で安川電機/九州共立大学の成長も期待すると共に、これらから北九州選抜を作ったことも披露された。12回も日本一になった新日鉄八幡を始め、最近では高校にも根付いています。また、協会設立40周年であり、北九州市が出来て45年の節目で専用競技場も作りたいとの希望も出たところで今回のテーマである財政基盤のあり方を代表の3チームの現状説明を頂きながら会は進みました。

課題は地域に根ざしたクラブを目指して、各クラブ財政の現状、クラブ財政確立に向けた先行例、地域クラブの財政基盤確立に向けて、財政基盤が確立出来ない要因は何かです。例としてまずは北海道バーバリアンズがグランド購入事例、サポート環境の整備・啓発、収支計画、情報発信方法、ラグビーへの帰属意識を挙げました。また、六甲クラブがサポート頂く企業にメリットを見出し難いことから4年続いたスポンサー契約の継続をせず目的と特典を明確化し小口単位での個人及び団体サポータ制度を中心としたことの紹介がありました。行政や地域が期待する人口1万7千人の農漁村の川南クラブでは、長期に亘り競技力を向上させていきたいとした上でサポーター会費をお願いしていること、新聞/テレビへの宣伝活動を行っている、ボランティア登録も行ったなどさまざまな支援があり20年後には由布院のようなラグビーの町を創設したいと大きな夢を部長が語りました。

徳田 九州協会会長からプロ化の流れの中、アマチュアの原点を残した有意義な大会になるようにと、挨拶があった後、重症事故への注意喚起、服装の再確認、マナーの徹底を再確認し会を終えました。

全国クラブ大会 代表者会議
北橋健治 北九州市長に歓迎挨拶を頂きました

全国クラブ大会 代表者会議
昨年度の覇者タマリバ桑江主将から決意表明

全国クラブ大会 代表者会議
代表者会議

全国クラブ大会 代表者会議
カンファランス

全国クラブ大会 代表者会議
カンファランスでは財政基盤のあり方を中心に話し合われた

全国クラブ大会 代表者会議
東福岡高校/ジュニアの福岡県選抜それぞれの優勝を祝う記事に見入る観客

全国クラブ大会 代表者会議
両日共に豚汁が振舞われた

全国クラブ大会 代表者会議
地元のスクール、中学生が大会を盛り上げた


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