5月1日(木)にダブリンで行われた、IRB(International Rugby Board=国際ラグビーボード)理事会において、試験的実施ルール(ELV)実施の内容が決定しました。 試験的実施ルールELV(Experimental Law Variations)の13項目を、2008年8月1日から国際的にすべてのレベルの試合で試験的に実施する。 試験的実施ルールを1年間試用後にIRB理事会で再検討をし、正式決定を2009年秋に行う。 現在、南半球のスーパー14で試用されているルールはそのまま継続して行う。 今回採用されなかった一部の試験的実施ルールは、北半球のトップレベルの試合でも試用される。 8月1日から国際的に試用される競技規則 条項番号(新) アシスタントレフリーは、試合の主催者の要求に従って、いかなる方法によってもレフリーをアシストできる。 6条 コーナーポストは、ボールがインゴールに接地と同時にポストにも接した時以外は、タッチインゴールではない。 22条11(a),(b),22条12 ラインアウトとスローイン 自陣22m内に持ち込んだボールをキックし、ダイレクトでタッチを割った場合は、蹴った地点でのタッチとなる。 19条1(a)から(f) クイックスローインはゴールラインに平行か、または自陣ゴール側に向かってであれば、投入しても良い。 19条2(e),(f) いずれのチーム側にもラインアウト構成人数に制限は無い。(最低各チーム2名で成立する) 19条7(b) ラインアウトにおけるボールレシーバー(スクラムハーフ役)はラインアウトから2m離れなければならない。 19条7(e) ボールをスローイングするプレーヤーに相対する防御側プレーヤーはタッチラインと5mラインの間に位置し、かつラインアウト最前列からは2m離れなければならない。 19条7(f) リフターはスローインより前にジャンパーに対しプレグリップしてもよい。 19条(g) リフティングは許される。 19条9(f) モール 「モールに参加するプレーヤーは、頭と肩を腰よりも低くしてはならない」という条項を削除する。 17条2 プレーヤーは、モールを引き倒して防御してもよい。 17条5(a) スクラム オフサイドラインはスクラム最後尾の足から5m背後となる。 20条12(d),(e) スクラムハーフのオフサイドラインは現行どおりとするが、スクラム近辺にいない場合は5m背後に下がる。 20条12(d),(e)