大槻 卓 日本協会公認A1レフリー ●はじめに このたび、5月14日にドバイで行われた HSBC Asian 5 Nations 2010アラビアンガルフ×韓国戦にレフリーとして参加しましたので簡単ではありますが、報告させていただきます。 ●日程 5/12-13 関西空港からドバイへ 5/14 試合 アラビンアンガルフ 21-19 韓国 5/15 ドバイより関西空港へ 中央が大槻レフリー、左は原田レフリー ●宿泊先 宿泊したホテルは空港から20分、競技場へも20分のロケーションでした。空いた時間にはプールでリカバリーをしたり、部屋でリラックスして過ごすことができました。食事は、朝・昼・夕とホテル内のレストランでブッフェ形式のものをとることができました。 ●試合会場 競技場(The Sevens)は2009年にドバイで行われたワールドカップセブンズやセブンズワールドシリーズでも会場として使用されている施設であります。砂漠のど真ん中にあり、多くのラグビーのピッチをはじめとしてクラブハウス、テニスコートなども併設されている大きな施設でした。 ●マッチオフィシャル Referee 大槻 卓(日本) Assistant Referee1 原田 隆司(日本) Assistant Referee2 スコット・ハーバート(アラビアンガルフ) 試合前 緊張の整列 19:00(日本時間0時)、心配していた気温もだいぶ落ち着いた中キックオフを迎えました。日本との時差が5時間ということで、その点心配されましたが、前日及び当日にゆっくりと休んで心身のコンディションづくりができたこともあり、比較的良い状態で試合に臨むことができました。 ゲームは序盤に韓国が流れを引き寄せリードしたものの、ゲーム終盤に足が止まり、アラビアンガルフが逆転勝利をおさめました。私自身としては、4月にシンガポールで行われたARFU研修会でのレフリングガイドラインを意識してゲームに臨みました。うまくいった部分、うまくいかなかった部分ありましたが、アシスタントレフリーのサポートもあり、自身として4試合目のテストマッチレフリーを無事に終えることができました。 いよいよ試合開始! マッチオフィシャル一同で ●おわりに ワールドカップアジア地区最終予選を兼ねた上記大会にマッチオフィシャルとして参加し、真剣勝負のピッチに立てたことはレフリーとして非常に光栄なことと思います。長時間の移動・時差や気温などレフリングをするにはタフな条件でありましたが、コンディショニングも含め、このような経験は今後のレフリー活動に活きてくる事と思います。 終わりになりますが、この試合の参加にあたり、現地で送迎等をしていただいたアラビアンガルフ協会所属レフリーのスコット・ハーバート氏はじめアラビアンガルフ協会関係者の方々には大変お世話になりました。また、派遣に関しましてご尽力いただきました岸川審判委員会委員長、大瀧さんはじめ日本協会の皆様へ、また忙しい時期にも関わらず快く送り出していただいた職場のみなさまへ、改めまして感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。