関西協会
橋元教明

Referee 活動

Referee grade team
8月6日(土) WRU Trophy Final - top 4 Hinuera VS Taupiri
8月13日(土) Development Taranaki VS Bay of Plenty (AR)
8月16日(火) 1st15game Fraser high school VS  Avonliegh college
8月22日(月) U16 Tournament Hamilton boys VS Scared Heart College
8月23日(土) ITM Waikato VS Auckland (Water Carrier)
8月23日(土) U85Kg Waikato VS North Harbour

Waikatoのラグビーシーズンも佳境を迎えシニアラグビーのPremier Aでは4チームの決勝トーナメントを勝ち上がったFraser TechとHamilton Old Boysの2チームで決勝戦が行われました。決勝戦の結果は僅差で今年はFraser Techが優勝しました。

橋元レフリー「ニュージーランドWAIKATOレフリー研修」報告
Hamilton boys VS Scared Heart College

ジュニアラグビー練習&試合
7月からジュニアラグビーの方にも少し関わらせていただきました。
1週間のプランとしては水曜日の放課後に1時間~1時間半の練習時間で子どもたちは練習をしています。そして土曜日の午前中に他のクラブの子どもたちと試合をしています。
8歳になるとタグから変わって実戦に近い練習や試合を行います。10人制 25分ハーフ タックルあり。といった内容でゲームが行われます。このころになると初めてタックルの練習を行います。

試合はシーズン制で行われ、両チームのコーチが試合の中に入りグランド内で実際に指示を子ども達に与えながらゲームを進めます。そして、試合後に自身のチームと相手チームから子どもたちの健闘を称え2名にPlayer of the Dayが選手に贈られます。子どもたちとってはとても魅力のある賞であり、次の試合も頑張ろうという意欲にもつながっています。試合、練習ともラグビーを楽しんでプレーしている姿がとても印象的でした。またコーチも子どもたちが楽しんでラグビーをするということを大事に指導しています。

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U7 タグの取り合い Player of the Day
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U8 タックル練習 試合

Referee meeting on Monday

8月のMonday meeting
内容は(1)AR(アシスタントレフリー)の役割(2)シーズン総括 といった内容で行われました。

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  1. 今回はARのポジショニングについてミーティングを行いました。
    ポジショニングで大切なことは、ARは、プレーに対して多少前方または後方にいることが望ましく、プレーヤーとラインの両方が見える角度が確保できる位置取りを行うことが大切ということでした。注意点としては選手と並行しないように気をつけるということが挙げられていました。
    また、ITMカップ(NZ州代表選手権)の例ではゴール付近にTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)のゾーンがあるのでTMOに配慮されたポジショニングがとられています。
  2. シーズンラストミーティング
    シーズンのラストを締めくくるミーティングでは今シーズンの総括をブライアン氏が行いました。今シーズンのレフリングで感じたことや来シーズンに向けてのコーチサイドに対する要望などを話し合いました。要望としてはコーチングの機会をもっと増やして欲しいなどの意見が出されていました。

シーズンアワード

Waikatoでは毎年シーズンアワードが行われています。アマチュアシーズンベストREF、REFコーチ、チームコーチ、選手、マオリ代表選手、ベストチームなどといった形でシーズンでの功績を表彰しています。各部門、3~4名のノミネートを経てアワードが決まります。

今年のアマチュアシーズンベストレフリー部門においては昨年日本にWaikatoのExchange REFとして日本に来たAaron Patersonが受賞しました。

橋元レフリー「ニュージーランドWAIKATOレフリー研修」報告
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左から CEOグラハム氏、AMIマネージャー、REFアーロンパターソン

8月のレフリング活動の中では7月同様にスクラムフォーカス、コミュニケーションの取り方を課題に持って取り組みました。スクラムにおいては気づきを選手に伝えること、またレフリーが様相や状況を分析すること。例えば身長差、A、Bチームのそれぞれのマイボールスクラムでの力関係など。コミュニケーションの部分ではPKの時には必ず明確にナンバーと現象を選手に伝えることが大切であると感じています。選手も誰が何でペナルティの原因だったのかを知ることで次のプレー時に改善をすることができます。対話の取り方はシンプルに必要な情報を選手に伝えることを心がけています。そして共にラグビーを運営していく。そういったことも大切な要素の1つではないかと感じています。

もうすぐラグビーシーズンの終了を迎えるにあたって寂しい思いがしますが、残されたゲームに今後も研究、チャレンジをしていきたいと思います。
最後になりましたがISA(International Sports Administration)研修に伴い日本オリンピック委員会、日本ラグビーフットボール協会の皆様をはじめ職場、地域協会、レフリーの皆様など多くの方々に感謝と共に御礼申し上げます。

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