平林レフリー「ワイカト長期レフリー派遣」活動報告4

平林泰三 日本協会公認 A級レフリー
ニュージーランドは、国内ラグビーも終了し、ワールドカップ一色となっています。ワールドカップに関わるラグビー関係者も慌ただしくなり、ニュージーランド最大のイベントで盛り上がっています。 レフリー活動を以下の通りご報告します。 ○レフリー担当試合
大会名称: コローニアルゲーム コロネイハナ・シールド決勝
試合結果: ラウンガイティ 74-5 トコマウリ
試合結果: U16 タイヌイワカ 21-17 U16 NZハーレクインズ
 
○レフリー担当試合
大会名称: ITMカップ
試合結果: ワイカト代表 - ウェリントン代表
レフリー: ブライス・ローレンス
アシスタント: グラント・スチュワート、平林泰三
 
大会名称: プレミアシップ A 決勝
試合結果: フレイザーテック 17 - 14 オールドボーイズクラブ
レフリー: グラント・スチュワート
アシスタント: ダミアン・ボサウェイ、平林泰三
 
大会名称: ニュージーランドU20's
試合結果: セントラルベイ - キングカントリー
レフリー: ポール・ヘッド
アシスタント: 平林泰三、キングカントリーレフリー
平林レフリー「ワイカト長期レフリー派遣」活動報告4
ITMカップマッチオフィシャル
ワイカト地区のプレミアシップAは、ワールドカップ会場の影響で、これまでのワイカトスタジアムではなく首位クラブのグランドで開催されました。決勝は、フレイザーテックとオールドボーイズの対戦となり、非常にタイトな試合展開となり、終了間際にシンビンにてオールドボーイズが14人となり、数的優位に立ったフレイザーテックが、ゴール前のドライビングモールから起死回生の逆転トライを奪い、劇的な優勝を遂げました。プレミアシップAの決勝では、アシスタントレフリーを務めました。一進一退の試合では2度のコーナートライの微妙なプレーを判定する場面もあり、ポジショニングと判定の高い正確性が要求されました。 また、ワイカト地区は、ニュージーランドの中でもマオリ族の強い部族が住む地域としても有名で、現在のマオリ族の酋長はハミルトンに住んでいます。今回は、そのマオリ族のラグビー大会にて決勝のレフリーを担当しました。ラウンガイティ(ワイカト)は、チームそのものが大家族のチームで、選手全てが親戚と言う非常に強いマオリ族のコミュニティでした。トコマウリは南オークランド地区のチームで、両チーム共に非常に気持ちの入ったフィジカルなプレーをしていました。極端にプレーヤーコントロールが難しく、テクニカルな部分よりも遥かにマネジメントが要求される試合でした。コミュニケーションのバランスもとても難しく、約60分、ゲームがタイトな状況で続いた為、様々な手法を用いてキャプテンや選手にメッセージを伝える工夫が必要でした。 また、ITMカップでは、ワイカトが快進撃を続け、決勝に進出しました。ワイカトが首位に立ったので、ワイカトスタジアムでの決勝戦となりました。決勝ではカンタベリーと対戦し、カンタベリー代表が勝利し、昨年に続いての優勝となりました。今年のITMカップでは、アジア人としては初めてマッチオフィシャルとして公式戦に立つ機会を頂きました。アシスタントレフリーとして、今年のスーパーラグビー決勝をレフリー担当したブライス・ローレンスさんのサポートをしました。試合ではタッチライン間際のきわどい判定が5度ほどあり、またビデオレフリー判定でのサポート、ファウルプレーでのフラッグインと、アシスタントレフリーとしての役割が非常に多い試合でした。決勝でもタイムキーパーとしてマッチオフィシャル割当を頂き、ニュージーランド国内の最高峰の大会であるITMカップにてシーズンを通じて様々な関わり方をさせて頂き、多くの学びと気づきがありました。
平林レフリー「ワイカト長期レフリー派遣」活動報告4
マオリ大会決勝
○U20ワイカト代表 強化合宿
日時: 2011年8月12日-14日
会場: ハミルトン、タウポ
スケジュール: 8月12日 午前:集合、ミーティング
午後:スキル、ユニットトレーニング
チームバーベキュー
8月13日 午前:タウポへ移動、ユニット、チームトレーニング
午後:チームビルディング
スタッフディナー
8月14日 午前:キャプテンズラン
午後:試合 v U20ホークスベイ代表 (39-7で勝利)
ハミルトンへ移動、ITMカップ観戦後に解散
マネジメントグループ: ヘッドコーチ: ハウイー・キング
アシスタントコーチ: ジョニー・ウォルタース
:アルフ・ダニエルス
トレーナー: ケイレブ・ドッブス
マネジャー: ディブ・ホール、マット・パルマー
フィジオ: ピップ・マックラケン
テクニカル: ロブ・ジェイコブス
レフリー: 平林泰三
ワイカト協会マネジャー: マイク・クロウフォード
U20ワイカト代表のリクエストにより、トレーニングキャンプに遠征帯同しました。今回選ばれた選手達は、20歳以下のカテゴリーですが、数名を除いてプレミアシップの1軍でプレーする選手からのセレクションという非常に強いチームとなりました。その中でもプロップとスタンドオフの選手はITMカップの代表トレーニングスコッドに入っており、またセンターとフッカーの選手はU20ニュージーランド代表でプレーをする選手たちです。 今回の遠征の目的は、チームのビルドアップとゲームストラクチャーの徹底でした。最終日には、ホークスベイと対戦をし、トレーニングキャンプで学んだ事が随所に出ていました。私の役割は、ユニットトレーニングでのリソースコーチの役割と、試合中のフィードバック/アドバイスを行いました。ゲームの中では、特にタックル関連の傾向を見て行きディフェンスシステムに修正をかけたのと、ラインアウトでのプレッシャーをかけ続けられたのが圧勝の大きな要因となりました。試合中での的確なオブザベーションと選手へのフィードバック、試合の前後でのコーチ陣からの選手に対するコミュニケーションについては、色々と参考になる部分が多くありました。 今回もレフリング以外の部分でのコミットメントが多く、様々な経験を通じてゲーム理解を深める機会に恵まれました。各レベルでのワイカト代表チーム関係者に多大な感謝を申し上げます。 またワールドカップ期間中には春と夏に取り組んできた事を確認する作業をして行きたいと思います。

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