IRB 世界的試験実施ルールについて(通達)

平成24年6月4日
日本ラグビーフットボール協会

専務理事 矢部達三


競技規則につきまして、IRBよりこのほど、下記の通り世界的試験的実施ルールに関する通達が出されました。
日本協会でもこれを受け、ここに通知いたします。
関係者各位へ周知徹底いただけますようよろしく願い申し上げます。

参考資料:IRBウェブサイト 試験実施ルールについて(Law Amendment Trials)
http://www.irblaws.com/2012/

IRB 世界的試験実施ルールに関する通達

国際ラグビーボード(IRB)は、2012年5月15日(火)にアイルランド・ダブリンで開催された年次理事会にて、以下に記す世界的試験実施ルールを承認した。IRBのメンバー協会は、北半球では2012年9月1日(またはその前後の新シーズン開幕時)より、南半球では2013年1月1日(またはその前後の新シーズン開幕時より)、国際試合と国内試合の両方において実施すること。

1) 3.4 交替/入替えのプレーヤーとして指定されたプレーヤー

現在の条文:
「国の代表で行われる試合においては、協会が指定する交替/入替えのプレーヤーの数は7名以内とする。」

試験実施ルール:
「国の代表で行われる試合においては、協会が指定する交替/入替えのプレーヤーの数は8名以内とする。」

注)競技規則3.4の試験実施は、2012年11月のテストマッチウィンドウからの適用となる。

2) 4. プレーヤーの服装 -GPS使用許可条件

IRB理事会は、各協会のGPS装置使用に関する現在の許可条件を継続することを承認。詳細については、IRBテクニカルサービス部門にて、問い合せを受け付ける。

3) 4.2 女性用に特に追加着用を認めるもの

現在の条文は4.2(a)とし、以下、4.2(b)を追加する:
「女性のプレーヤーは、脚の内側に縫い目が一本入った綿混紡のロングソックスを、パンツおよびソックスの下に着用することができる。」

4) 4.3 スタッド

下記形状の靴底を試験的に認める:

上記の形状以外のスタッドはすべて、競技規則第4条、および、IRB競技に関する規定第12条の標準規格に従うこと。

5) 6.A.6(b) 意見を求めること

IRB理事会は、テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)の職務権限を広げる試験実施を承認。この試験運用は、対象とし特定された大会のみで行われる。具体的なプロトコルは、後日配布する。

6) 9.B.1 コンバージョンキックを行う

現在の条文:
9.B.1(e)
「キッカーは、キックを行う意思を示した後、1分以内にキックを行わなければならない。キックを行う意思表示とは、地面にキックティーや砂を置いたり、キッカーが印をつける行為を言う。キッカーはボールが転がり再度置き直すような場合であっても1分以内にキックを完了しなければならない。」

試験実施ルール:
9.B.1(e)
「キックは、トライが与えられた時点から1分30秒(90秒)以内に、行われなければならない。たとえ、ボールが転がり、置き直した場合も同様である。」

7) 12.1 ノックオンまたはスローフォワードが起こった場合

以下、12.1(e)を追加:
「ノックオンまたはスローフォワードしたボールがタッチに出た場合:
ボールが、ノックオンまたはスローフォワードからタッチに出た場合、反則をしなかった側に、ボールがタッチラインを越えた時点でのラインアウト、または、ノックオンあるいはスローフォワードが起きた場所でのスクラム、どちらかの選択肢が与えられる。反則をしなかった側は、クイックスローインを行うこともできる。」

現在の条文にある12.1(e)は、12.1(f)になる。

8) 16.7 ラックの終了(スクラムへの移行)

以下、16.7(c)を追加:
「ラックにおいて、一方のチームによってボールが明らかに獲得され、ボールがプレー可能となったら、レフリーは「ユーズイット」とコールし、その後5秒以内に、ボールがプレーされなければならない。5秒以内にボールがプレーされなかった場合、レフリーはスクラムを命じ、ラックにおいてボールを保持していなかったチームが、ボールを投入する。」

9) 19.2 クイックスローイン

現在の条文:
19.2 (b)
「プレーヤーは、ボールがタッチに出た地点とそのプレーヤー側のゴールラインとの間のフィールドオブプレーの外側からであれば、どこからでもボールを投げ入れることができる。」

試験実施ルール:
19.2 (b)
「プレーヤーは、ラインオブタッチとそのプレーヤー側のゴールラインとの間のフィールドオブプレーの外側からであれば、どこからでもボールを投げ入れることができる。」

10) 20.1 (g) スクラムの形成

現在の条文:
「レフリーは「クラウチ」そして「タッチ」をコールする。「クラウチ」でフロントローは腰を落とした充分な姿勢をつくり、フロント1・3番は外側の腕で、相手の肩の外側に軽く触れ、その後、腕を引く。そしてレフリーは「ポーズ」のコールで充分な静止状態を確認した上で、「エンゲージ」をコールする。「エンゲージ」は命令ではなく、フロント同士で準備ができたら組み合ってよい、というコールである。」

試験実施ルール:
「レフリーは「クラウチ」そして「タッチ」をコールする。「クラウチ」でフロントローは腰を落とした充分な姿勢をつくり、フロント1・3番は外側の腕で、相手の肩の外側に軽く触れ、その後、腕を引く。そしてロントロー同士で準備ができたら、レフリーは「セット」をコールし、フロントローは組み合ってよい。「セット」は命令ではなく、フロント同士で準備ができたら組み合ってよい、というコールである。」

11) 21.4 ペナルティキックおよびフリーキックにおける制限

以下、21.4 (b)を追加:
「ラインアウトへの変更:ラインアウトでペナルティキックまたはフリーキックを与えられたチームは、さらなるラインアウトを選択し、ボールを入れることができる。(スクラムへの変更に追加)。」

現在の条文にある21.4 (b)は、(k)に、(c)は(l)になる。



7人制競技規則 - 2012年6月1日より実施

3.4 「プレーヤーの人数」

試験実施ルール:
交替/入替えのプレーヤーは、1チームあたり最大5名までとする。

1チームあたり5名まで、入替えあるいは交替することができる。

(2012.6.27)

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