大会名称: |
USA Sevens ラスベガス・ インビテーショナル |
大会会場: |
サンボイドスタジアム、スターナサリー(アメリカ・ラスベガス) |
開催日: |
2014年1月23-25日 |
宿泊: |
モンテカルロホテル |
【参加チーム】
メンズエリート7s : 23チーム
* メキシコ、チリ、ペルー、ベルギー、トリニダードドバゴ、アメリカB、カナダB等の代表チームを含む
メンズエース7s : 7チーム
メンズオープン7s : 16チーム
グラデュエートスクール: 6チーム
メンズカレッジ7s : 24チーム
カレッジウーメン7s: 8チーム
ウーメンエリート7s: 8チーム
* 日本、カナダB、トリニダードドバゴ等の代表チームを含む
ウーメンオープン7s: 24チーム
HSエリート7s : 10チーム
HSボーイズ7s : 20チーム
HSガールズ7s : 15チーム
メンズクラブ15s : 9チーム
メンズカレッジ15s: 8チーム
マスターズ15s : 9チーム
ユースウーメン15s: 10チーム
【スケジュール】
1月21日 |
PM |
成田空港からデンバー経由でラスベガスに移動
ラスベガス空港に到着、車でホテル移動、チェックイン、リカバリーセッション |
1月22日 |
AM |
ミーティング
トレーニング カナダ代表、スコットランド代表 |
PM |
ミーティング(ハードロックホテルにて) |
1月23日 |
ラスベガスセブンズ 第1日目 |
1月24日 |
ラスベガスセブンズ 第2日目 |
1月25日 |
ラスベガスセブンズ 最終日 |
1月26日 |
IRBセブンズ
フェアウェルパーティ(モンテカルロホテルにて) |
1月27日 |
AM |
ホテルチェックアウト、タクシーで空港移動
デンバー経由で成田空港に移動 |
1月28日 |
PM |
帰国 |
【担当試合】
メンズエリート部門
Chicago Lions 14-19 Selects
Chile代表 14-5 Azul
1823 44-7 Trinidad & Tobago代表
プレート準々決勝
1823 37-5 Armed force
プレート準決勝
North east ODA 26-7 Mana Utah
ボウル決勝
North east ODA 19-7 Zoo Sports Ronin
カップ準決勝
USA Falcons(USA代表B)24-10 Belgium代表
ウーメンエリート部門
カップ準決勝
Apotella(カナダ代表B) 33-0 Atlantis
他20試合のアシスタントレフリー担当
【まとめ】
アメリカ協会が運営する国内最大のセブンズ大会に遠征してきた。今回の大会は、通常通りIRBセブンズ大会との並行運営大会となったが、今年からIRB女子大会が別で開催される事になった。シニアレベルからジュニアレベルまで約200チームが参加し、3日間の熱戦が繰り広げられた。
男子の大会には、IRBセブンズ大会に参加していないアメリカ地区の国代表チームが多く参加しており、また、アメリカとカナダ代表は、Bチームを編成しての参加となった。クラブチームについても、セレビチーム(エリートメンズ優勝)には、現役のイングランド代表やフィジー代表やアルゼンチン代表がプレーしており、1823チームには、現役のニュージーランド代表がプレーしている事もあり、非常にレベルの高い大会となった。また、女子エリート部門では、女子日本代表も参加し、カナダ代表Bチームなどとの強豪チームに良いプレーを発揮していた。
レフリーグループはアメリカ協会のナショナルパネルレフリーと、一般参加レフリーたちから編成されており、海外からは数名のカナダ協会レフリーが参加して、約40名のレフリーが3日間の試合を運営した。アメリカ協会のレフリーコーチと連携して、私も多くのアメリカ協会レフリーの試合を見て、スキルやテクニック、試合で起こったシナリオについてのディスカッションや情報シェアをし、お互いにパフォーマンス向上の支援をした。
自分自身のパフォーマンスは安定する事が出来た。特に、今回フォーカスを当てたのは、ゲーム構造をしっかりとトップレベルのセブンズゲームにする事、特にゲームスピードやテンポを速くして行く事や判定を速くして行く事を意識して挑んだ。また、マネジメントの部分では、英語でのコミュニケーション方法をさらに工夫して、より有効で的確に高揚した選手たちをコントロールして行くことに取り組んだ。パフォーマンス評価は良好で、レベルの高い重要な試合や、ラテン系やアイランダー系のチームでコントロールが非常に難しくなったチームの試合が割り当てられたのは、大きなチャレンジの機会であり非常に貴重な試合であった。遠距離のフライトで9時間の時差があり、また、砂漠の中にあるグランドで非常に乾燥している気候だったので、フィジカルコンディションについては充分に気を使った。現地には1日早く入る事が出来、また、IRB大会に参加する代表チームのトレーニングに参加して、コンディション調整をする事が出来たのは非常に良かった。
IRBセブンズ大会については、スタジアムでの見学となったが、オリンピックの雰囲気が少しずつ上がっており、各チーム共に、本格的にパフォーマンスを向上させて来ていた。特に規律の部分については向上しているように感じた。ブレイクダウンでのテクニック、ターンオーバーボールでのリアクションスピードが非常に向上していた。大会でのイエローカードも10枚ほどと言う事で、選手たちのルール理解度、ゲーム中でのレフリーへの順応能力が上がっていることを示している。また、今シーズンは、ドバイ大会からビデオレフリーを導入し始めているとの事で、運営面でも更にプロフェッショナルになって来てプロトコルも複雑化している感があった。
今回は、大会を通じてアメリカ協会とのレフリー交流をする機会を頂き感謝致します。よりよい友好関係になった事を喜ぶと共に、これからも更に友好が広がる事を期待します。今後も日本のトップレフリーとして、アメリカ協会レフリーの皆さんや世界のチームに対して、レフリー活動を通じて貢献出来る機会があれば幸いに思います。温かく受け入れをして頂いたアメリカ協会レフリースタッフの方々に多大の感謝をいたします。