大会名称: |
HSBC アジアン7sシリーズ シンガポールラウンド |
大会会場: |
Yio Chu Kang Sports Complex(シンガポール) |
派遣期間: |
2013年11月7-11日 |
開催日: |
2013年11月9-10日 |
宿泊: |
コプソーン・キングス |
施設: |
ジム、プール、レストラン、インターネット(有料)、ランドリー(有料) |
【マッチオフィシャルズ】
レフリー: |
マーク・ジャクソン(UAE)
ノーマン・ドレイク(UAE)
アーロン・リトルウッド(シンガポール)
アザハー・ヨセフ(シンガポール)
ポール・マッケイ(シンガポール)
ベン・クローゼ(南アフリカ)
大槻卓(日本協会)
平林泰三(日本協会) |
マネージャー: |
アラン・ウィッカム(UAE) |
【スケジュール】
11月7日 |
PM |
成田空港からシンガポールに出発
チャンギ国際空港へ到着、大槻レフリーと合流
タクシーでホテル移動、チェックイン
日本代表とミーティング |
11月8日 |
AM |
トレーニング |
PM |
日本代表、レフリーマネージャーとミーティング
マッチオフィシャルミーティング
レフリーミーティング |
11月9日 |
大会第1日目
レビュー
リカバリーセッション
レフリーディナー |
11月10日 |
大会第2日目
レビュー
チェックアウト、タクシーで空港移動 |
11月11日 |
AM |
シンガポールを出発
帰国 |
【担当試合】
第1日目 |
香港 36-0 シンガポール |
第2日目 |
カップ準々決勝
韓国 33-5 中華台北 |
カップ準決勝
香港 28-5 韓国 |
【まとめ】
アジアセブンズシリーズの最終ラウンドとなるシンガポールラウンドへレフリー参加した。今回の遠征では、アジア協会より大会2日前に現地入りする事が許可された為に、長距離移動と暑い気候に慣れて行く為の時間がいつもよりは長く持てた事は非常に良かった。
今回の大会は、シンガポール大会の優勝、アジアセブンズシリーズの総合優勝、来年の香港セブンズでのIRBコアメンバー入りをかけた予選会への出場権という3つの大きな目標がかかった難しい大会となった。
特に、今年の大会は、タイとインド大会でチーム関係者からの不行跡が相次いだ事もあり、マッチオフィシャルグループとしてテクニカルな部分や全体のコミットメントの態度等でよりステップアップする必要があり、非常に緊張感のある中での大会運営となった。
現地に入ると、日本代表チームとルールやプレーの確認作業を行い、代表サポートをした。特に、まだ経験の浅く技術の低い海外レフリーへプレーの対応をする対策を確認する作業を細かく行った。
また、レフリーグループとしては、レフリーマネージャーのウィッカム氏より、レフリー判定についてグループ全体としてブレがあると言う事が指摘され、レフリーとしての判定と状況観察(影響度合いも含める)とゲームでの問題局面認識の3つのバランスをしっかりとするように全体への指導があった。このバランスが良くないレフリーは、判定ばかりを急ぎゲームやプレーへの影響を考えないレフリングをしたり、反則見つけて判定は出来ているが他の肝心なゲームでの問題局面を見逃したりする事があるという指摘だった。
大会では3試合のレフリーを担当した。第1日目は、試合数が12試合に対してレフリーが8名いたため、1試合しかレフリー担当が当たらず、試合をこなしながらパフォーマンスを上げて行くという事が出来なかったが、この1試合にしっかりと集中して臨めたので、納得のいくパフォーマンスが出来、最終日の上位レフリー割り当てをもらう事が出来た。
大会は、日本代表が非常に我慢の利いた強いプレーで見事に優勝を飾り、大会優勝、シリーズ総合優勝、香港セブンズ出場権獲得と全てを獲得して、最高の成績を収めた。
代表チームと共に今年最後のアジア協会大会を良いパフォーマンスで締めくくれた事は非常に良かった。また半年後のアジア協会大会に参加出来る機会をもらえば、しっかりと準備をして臨み、アジアラグビーの向上と発展に貢献し寄与したいと思う。
最後に、現地での手配等、暖かく迎え入れてくださったシンガポール協会と大会関係者の皆様に多大な感謝をすると共に、大変貴重な機会を頂いたアジア協会に感謝いたします。