■2014年5月9日(金)

明日10日18時にキックオフとなるアジア五カ国対抗第2戦対スリランカ代表戦に向け、昨日9日に名古屋入りしました。
午前中は試合前日練習を行いましたが、その前にチームミーティング。
チームミーティングではジャージープレゼンテーションが行われました。
初めてスターティングでのキャップを獲得する林選手。
「日本代表の12番に誇りを持って体を張ってプレーしたい」と意気込みを語りました。

また、79キャップ目となり、日本ラグビー史上2位タイのキャップ数となる大野選手。
「自分が初キャップをとったときは、60キャップ以上持っている元木さんはどのようにして試合に臨むのかと思っていたが、自分が今振り返ってみるとその当時と変わらない準備をして、変わらない気持ちで臨んでいる」と約10年となる代表生活での月日を振り返っていました。

試合会場となる瑞穂公園ラグビー場。

試合前日なだけにセットピースの確認など、約1時間の軽めの練習で終えました。

地元の田村選手はキックオフ練習。明日10日の試合では、田村選手の出身・岡崎市のキャラクターであるオカザえもんも登場します!

練習後はアイスバス。あまりの冷たさに背筋がピンとなっている大野選手でした。

また、昨日名古屋でトンプソンルーク選手も合流。今日から一緒に練習を行っています。

明日10日のスリランカ代表戦は18時にキックオフです!

■2014年5月8日(木)

この日はU20で活躍した具選手が練習生として参加しました。午前中のウェイトトレーニングでは湯原選手とペアを組んで教えてもらいながら練習を行いました。

その後フォワードはホテルの敷地内でラインアウトの練習を行いました。

バックスはアクティベーションでヨガを取り入れたストレッチなどを行いました。

その後、スリランカ代表戦に登録されなかった選手と練習生の具選手は、スクラムのセットアップを行いました。

ダルマゾスクラムコーチはU20の練習でも数日コーチングを行っていましたが、具選手のスクラムの姿勢には「とても美しい!」と絶賛。背中がピンと伸びて低い姿勢が取れるのが強みなのだそうです。

10日に開催されるアジア五カ国対抗第2戦のスリランカ代表戦のため、午後から名古屋への移動となりました。

明日は試合前日練習を行い、10日の第2戦・スリランカ代表戦に備えます!

■2014年5月7日(水)

本日7日はFW陣は近くの海へ。

天候にも恵まれ、とても海もきれいでした。

FW陣は砂浜でモールの練習を行った後、より砂が柔らかい場所に移動してラインアウトの練習。

その後は海の中でのラインアウトの練習などを行いました。

いつも仲良しのフロントロー陣。
練習中は厳しい表情でしたが、リカバリー後はすっきりした表情でした。

午後の練習は、先週に引き続き宗像サニックスブルースとの実戦練習を行いました。

最後はリーチキャプテンから練習相手を引き受けていただいたサニックスに「このような機会を与えていただきありがとうございました」
とお礼の挨拶を行いました。

全体練習後はそれぞれ各自の必要なスキルについて練習を行いました。五郎丸選手はいつも通りキック練習。
本日は見学に訪れた多くの人たちに見守られながらのキック練習となりました。

明日8日には、アジア五カ国対抗第2戦のスリランカ代表戦が行われる愛知・名古屋へ移動します。

■2014年5月6日(火)

6日は5時45分からの早朝練習を行いました。
FWはスクラムに必要なトレーニングが中心。2人組になってスクラムのようにバインドした上で体幹を鍛えるプランクを行いました。
その上には100kg超のダルマゾスクラムコーチが。
「写真撮ってるから笑顔で!」と選手に話しかけるダルマゾコーチ。
そのリクエストに答えてきつそうながらも笑顔を見せてくれた真壁選手とアイブス選手でした。

午前練習は約1時間の全体練習を行いました。
フィットネスをあげるユーロフィットも、今日はスピードをあげての練習でした。

実戦的なゲーム形式の練習では、ラグビーボールよりも小さいアメリカンフットボールを使用して行いました。

昼食の際には、本日6日に36回目の誕生日を迎えた大野選手のお祝いを行いました。誕生日ケーキはリーチキャプテンから。
火も一息で消してしまいました。大野選手は11年連続で代表チームで活動中に誕生日を迎えたそうです。
11年もトップクラスで活躍している頼もしい最年長選手です!

午後練習の前にはラグビーの映画である「グラスホッパー」が宗像市で上映会が開かれたため、藤田選手と映画にも出演している山田選手が挨拶にサプライズで登場しました。

午後はBKはウェイトトレーニングとブレイクダウンの練習などを行いました。

FWはウェイトトレーニングとスクラムの練習。
スクラムでは恒例となっている上に人を乗せてのスクラムセッションも。
100kg以上の選手を乗せてのスクラムはとてもきつそうですが人が乗っていることを忘れそうなほど選手たちは集中して行っていました。

今日はゴールデンウィーク最終日ということもあって多くの人たちが練習を見に来てくださいました。
練習後は即席サイン会。リーチキャプテンはどこに行っても大人気です。

明日7日もハードに練習を行う予定です!

■2014年5月5日(月)

アジア五カ国対抗の初戦・フィリピン代表戦が行われたフィリピンから昨日4日に帰国し、福岡に戻ってきました。
今日5日は予定されていた午前練習がなくなり、午後からの練習のみとなりました。約1ヶ月続いている合宿の中で初めてのことでした。

午後の練習はウェイトトレーニングとFWはラインアウト、BKはスピードトレーニングやスキルトレーニングを行いました。
BKはウェイトや水が入ったウェイトを持ちながらのラン。
アクアボールは入っている水が不規則に揺れるため、非常に重心をとるのが難しく、体幹もしっかり鍛えられます。

アタックのシェイプとコールをしっかり確認するBK陣。

このときに使用するボールは石けん水に浸けられたボール。
わざと滑りやすくしてハンドリングも合わせて向上させます。

FW陣はスクラムの10分間の短いセッションも行いました。

ラインアウトの練習ではゴールポストを挟んで2組に分かれ、両サイドから蹴られるハイパントをしっかり取れるかのゲーム。

負けたチームは腕立て伏せ10回の罰ゲームがありました。

今日から福岡選手が6日まで一時合流しました。
白線の外側を歩くなど、まだリハビリ段階。早くチームに本格的に合流してもらいたいですね。

8日(木)まで福岡での合宿を行います!

■2014年5月2日(金)

1日夜に ​フィリピンに到着しました。夜20時頃にホテルに到着し、その後は夕食をとって、早めにそれぞれ身体を休めました。
​翌日2日は朝からプールでリカバリーを行いました。
外は日陰だとあまり暑さは感じませんが、朝でも30℃くらいあり、日本とはだいぶ気温が違います。

昼食後にはチームミーティングが行われ、初キャップとなる5選手にはそれぞれジャージープレゼンテーションが行われました。
林選手は2012年に初めて日本代表に招集され、3年目で初めて手にしたテストマッチの桜ジャージーとなりました。
堀江選手、村田選手、松島選手、ホップグッド選手もそれぞれ挨拶をしました。

午後は試合会場で前日練習を行いました。
スタジアムというよりかはグラウンドに近く、すぐ横には高速道路が通っていて、日本の環境とはずいぶん異なります。
電光掲示板ではなく、手動式です。

約35℃の暑い中だったため、前日練習は約30分と短いセッションになりました。

練習後はアイスバス、といきたいところでしたが、氷もすぐに溶けてしまう程の暑さで、水もいつもと比べると遥かに温かいものでしたが、それでも水風呂に入って身体をしっかり癒します。

明日3日も暑い中での試合となりそうですが、​ ​「暑いのはわかっていること」とエディー・ジョーンズ​ ​​ヘッドコーチ。​ ​​
​アジア五カ国対抗初戦vsフィリピン代表戦。ぜひみなさん応援をお願いします。 ​

■2014年4月30日(水)

明日5月1日はフィリピンへ向けて出発となります。
その前日4月30日の最後の日の練習は、午前練習はFWとBKにわかれてウェイトトレーニング、FWはウェイトトレーニングの後にラインアウトやモールなどの練習を行いました。

練習の最後には木津選手のスローを受けるキャプテンのリーチ選手。
2人とも東海大学出身の同級生です。

練習後にインタビューを受けていたのは平島選手と流選手です。

午後は昨年も合宿を行ったグローバルアリーナに移動しての練習となりました。
まずは攻守の切り替えをしっかり意識しながらの実戦形式の練習です。

また、その後は宗像サニックスブルースさんとの合同練習となり、実戦形式のアタック・ディフェンスの練習を約40分ほど行いました。
両チームともに集中力が途切れない白熱した練習となりました。

思わず見守るメンバーも前に出て行ってしまうほどでした。

練習の最後は、「今日はありがとうございました。必ずワールドカップの出場権を取ってきます」とリーチキャプテンからお礼の挨拶をしました。

また、別メニューでの調整となったメンバーは室内でのメニューを行い、宿泊ホテル近くの海でのリカバリーとなりました。
18時頃で肌寒い中、アイスバスではなくオーシャンリカバリー。
「玄海の大海原に身を預けて身体の傷も癒え、明日からのトレーニングにまた集中できます」と山田選手。
リフレッシュも兼ねた良いリカバリーとなりました。

ラグビーワールドカップ2015の出場権が懸かるアジア五カ国対抗2014はとうとう3日(土)、フィリピン代表戦の初戦を迎えます!

■2014年4月29日(火)

早朝練習ではFW陣は特にスクラムのためのウェイトトレーニングを中心に行いました。
フロントローは頭にゴムチューブを巻いてそれを横から引っ張られながらしっかり前面を伸ばして戻る運動。首の強化につながります。

最後はダルマゾスクラムコーチによる体幹強化のプランクセッション。
いつもは3分ですが、今日は8分行いました。

午前練習では昨日降っていた雨は止み、涼しい中での練習となりました。
前日はFWが行っていたユーロフィットは、今日はBKが行いました。

その後は実戦形式の激しい練習が続きました。
ボールはラグビーボールよりも小さいアメリカンフットボールが使われ、そのボールはせっけん水に都度浸けられて滑りやすくなる状態に置かれながらの練習となりました。

午前練習の最後はポジション別のスキル練習です。
バックスリーはワイズマンテルテクニカルアドバイザーによるハイパントキャッチ。
今日はゴールの間にランダムにカラーコーンが配置され、その中でのハイパントキャッチとなりました。
上ばかり見ているとカラーコーンに引っかかったり、グラウンドレベルもしっかり目を配らないときちんとしたキャッチができません。

今日はゴールデンウィーク初日ということもあり、多くの方が見に来てくださいました。
練習後にはサインや写真撮影に選手たちが応じました。

午後はウェイトトレーニングをFW、BKで行いました。
それぞれ終わった後はFWがスクラム、BKは状況が毎回変わるシチュエーションでの3対2の練習を行いました。
スクラムはまずフロントロー、ロック、バックローで組んで押したり引いたりをゆっくりコントロールしながら繰り返しました。
片方は膝を伸ばすくらいまで押し、反対の組は膝を曲げれるだけ曲げます。

その後はフロントローにロックとNO8が入って同じように押したり引いたりを繰り返したり、横や縦方向、回転したりなどいろいろな方向への動きを行いました。

最後はフランカーも入り、さらにはプロップ2人がそれぞれの組の上に乗って、同じようにいろいろな動きを約1時間にわたって確認しました。

明日30日はフィリピンへ発つ前日、最後の練習となります!

■2014年4月28日(月)

昨日27日にアジア・パシフィックドラゴンズとの強化試合を行った大阪から福岡に移動してきて、本日28日が福岡では初めての練習となりました。
朝はチームミーティングが行われ、アジア・パシフィックドラゴンズ戦のレビューや新しい攻撃パターンなどの説明が行われました。

練習ではさまざまなボールが取り揃えられています。

FW陣はユーロフィットと呼ばれるインターバル走を行い、さらなる持久力のアップを目指します。

その後の全体練習ではファーストフェイズとセカンドフェイズのときのアタックオプションの確認を行いました。

全体練習は1時間ほどでしたが、その後はポジション別に分かれてスキル練習を行いました。
バックスリーはワイズマンテルテクニカルアドバイザーが背後から蹴るボールになるべく早く反応してキャッチする練習です。
石井選手のときは近寄って来て、近距離からのゴロボール。

松島選手にはテニスボールでのパント。
いろいろなボールに反応できるようにします。

午後の練習はFWとBKで分かれ、それぞれウェイトトレーニングを行いました。

その後FWはラインアウトの練習。雨が降ったり止んだりする中での練習でした。

ラインアウトはゴールポストとバーをバレーボールのネットに見立てて、バレーボール形式のラインアウトゲームが行われました。
アタック側はクイック攻撃をしたり、ジャンパーがタイミングをずらしたり、またディフェンス側はブロックしたりボールがバウンドする前にキャッチしたりします。
選手たちもいろいろな策を練って楽しみながら行っていました。

​BKは毎回シチュエーションが変わる中でのコミュニケーションドリルを行いました。しっかり声を出してコミュニケーションを取るのが実戦でも大切です。

​今週末はイングランドで開催されるラグビーワールドカップ2015のアジア地区最終予選となるアジア五カ国対抗2014が始まります。
第1戦はアウェーでフィリピン代表との試合。必ずワールドカップ出場権を勝ち取るためにもコンディションを整えて初戦をいい形で迎えたいところです。