久保修平レフリー スコットランドラグビー協会派遣報告

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久保 修平 日本協会A級レフリー
派遣日程: 1月8日-21日

【スケジュール】

1月8日(木) 伊丹空港から羽田空港、ヒースロー空港経由でエジンバラ空港へ移動
1月9日(金) Guinness Pro12 Glasgow Warriors vs Scarlets AR(アシスタントレフリー/入替)担当
1月10日(土) BT National League Division1 Dundee vs Kelso レフリー担当
1月11日(日) リカバリー、レビュー
1月12日(月) ミーティング、レビュー、トレーニング
1月13日(火) U20 Scotland Trial game AR担当、ミーティング
1月14日(水) BUCS League Edinburgh vs Bishop レフリー担当
1月15日(木) ミーティング、リカバリー、レビュー
1月16日(金) ミーティング
1月17日(土) BT Premiership Gala vs Edinburgh Accies レフリー担当
1月18日(日) リカバリー
1月19日(月) ミーティング、レビュー、トレーニング
1月20日(火) 移動
1月21日(水) 帰国

【現地での活動内容】

現在、スコットランドには4名のフルタイムレフリーがおり、彼らとミーティング、トレーニングそしてゲームと多くの時間を共に過ごすことができました。 特にミーティングでは「どのようにセットプレーをマネージメントしていくか」という事に時間を費やしました。ヨーロッパ各国はスクラムへの拘りが強く、スクラムのコンテストを重要視しています。"Set up for success -セットアップでのハードワークが成功へと導く-"とハイパフォーマンスマネージャーのDave Pearson氏はくり返し強調していました。具体的な方法は下記の通りです。 <スクラム> ・セットアップの前にキーワード(例:安定、ロングバインド等)を絞って伝える。 ・特に重要な局面のスクラムでは、それまでの傾向も踏まえてキーポイント(例:頭を上げない、引かない、No.8バインド等)を伝える。 ・マークを示して両チームのHOが正しい位置へ足を置いたことを確認し、足を引く。 <ラインアウト> ・ギャップをコントロールするために、マークはラインオブタッチを示すのではなく、ボールを投入する相手側チームのラインアウトプレーヤーが立つ位置に示す。 ・特に重要な局面のラインアウトでは、キーポイント(例:NO.オブストラクション、リフターサック等)を伝え、プレーヤーに反則しないよう意識を持たせる。 スクラムとラインアウトに共通しているのが、セットアップ前にプレーヤーに「伝える」ということでした。レフリーとしてどうプレーして欲しいのかということを的確に伝えることで、より正しく激しいセットプレーでのコンテストを産み出せるよう、私自身も課題として取り組んでいきたいと思います。

【まとめ】

「この時期のスコットランドは寒いぞ」とPearson氏から言われてはいましたが、連日気温1-2℃の冷え込む中での生活となりました。今回は2週間で5試合(レフリー3試合、AR2試合)とタイトなスケジュールと厳しい気候ではありましたが、いつも以上にコンディションに留意して臨みました。最終戦では、スコットランド国内の最高峰リーグであるPremiershipを担当させて頂くことができ、とても光栄に思います。伝統のあるスコットランドでこのようなビッグゲームを担当できたことは大きな経験となりました。今回、このような貴重な機会を与えてくださったスコットランド協会のTappe Henning氏をはじめ、関係各位に感謝申し上げます。
 

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