8月29日
山梨合宿最終日となりました。
本日も朝のアクティブリカバリーから1日が始まりました。毎回、アクティブリカバリーでは「ツーボール」というゲームをします。選手とスタッフで円になり、2つのボールを同時にパスし、ボールを落としたり、パスミスをした人から抜けていくというものです。
シンプルなゲームですが、飽きることなく毎朝盛り上がります。いつからか、ツーボールで最初に負けた人は、練習以外は黄色いマスクをかぶって1日過ごすというペナルティが科せられ、より盛り上がりを見せています。
朝食後、ジムでトレーニングしてからグラウンドに移動しました。前日の内容があまりよくなかったのですが、しっかり立て直し、とてもいい内容と雰囲気で山梨合宿を終えることができました。
【選手コメント】
トゥキリ ロテ選手
「新しいチームでまだ慣れないところもあるが、久しぶりにセブンズをプレーできるのはとても嬉しい。チームには、まだセブンズの経験が浅い選手もいるが、このメンバーで合宿を重ねていけば、さらに連携もよくなり、必ず強くなると思う。1年ぶりに日本代表として試合に出るので、アジアシリーズ香港大会は優勝したい」
昼食後、チームは都内へ移動しました。移動後、ホテルにてカラウナヘッドコーチと小澤キャプテンが取材に臨みました。取材ではカラウナヘッドコーチ就任以来掲げているチームスローガン「JAPAN FLAIR(ジャパンフレア)」のデザインを発表しました。
キャプテンの小澤大選手
「チーム内で話し合い、自分たちにフィットする『FLAIR』の訳が『閃き・ひらめき』だと思い、サブタイトルを『閃きをつなげる』とした。
フィールドで選手ひとりひとりの閃き(アイデア)をつなげていくスタイルを確立したい。
様々なチームや国から集まった仲間をひとつのチーム(ファミリー)になるようにつなげたい。
アジアシリーズで優勝し、ワールドカップ・セブンズ出場、ワールドシリーズへの再昇格、そして東京2020につなげていきたい。
自分たちが各大会で閃き・輝きを見せることで、セブンズの魅力や文化を次の世代にもつなげていきたいと思い、サブスローガンを『閃きをつなげる』にした」と説明しました。
チームは明日、いよいよ香港に向けて出発します。チームとしてしっかりつながり、先へ続く道へきっちりつなげる。皆さま、男子セブンズ日本代表チームへのご声援のほど、よろしくお願いいたします。
8月28日
本日、午前中はグラウンドにてトレーニング、午後はホテルのテニスコートを利用して、午前のトレーニングで課題になったところを改めて確認していきました。
試合までの時間は残りわずかとなりましたが、まだまだ修正すべきところはあります。選手同士でもそれを指摘し合い、課題を共有しながら、日々のトレーニングに臨んでいます。
夕食はホテル内の施設でバーベキューをしました。試合直前の合宿であまりオフもない中、リラックス、リフレッシュできる、貴重な機会となりました。
アジアシリーズに向けて英気を養いました。
8月27日
毎朝、アクティブリカバリーから1日が始まります。本日はウォークスルーで、ペナルティからのアタックオプションの確認をしました。セブンズでは、ペナルティからのリスタートは、アタックが7人に対してディフェンスが6人プラス後ろに1人という状況なのでアタック優位となり、オプションプレーが重要になってきます。そのため、判断に加えてコミュニケーションが不可欠です。朝起きてすぐのセッションであっても、しっかりスイッチを入れて声を出す。基本的なことですが、こうした積み重ねがとても大切になります。
朝食後、午前中はジムセッションで、体幹部にフォーカスしたトレーニングを行いました。
午後はグラウンドにて、リスタートや、アタックシェイプの確認をしました。そして、トレーニングの終盤、本日もしっかり走りました。走り込んだあと、スキルチャレンジというゲームを行いました。
キックやスローインなど、出された課題に何人かがチャレンジして、失敗したら更にフィットネス、成功すれば免除となります。本日は選手に続いてスタッフもチャレンジし、選手の方が成功数が多かったため、スタッフ全員がブロンコ(フィットネス)というメニューを走ることとなりました。
夕食では、本日誕生日を迎えたダラス選手をチームでお祝いしました。ダラス選手は数年ぶりのバースデーケーキだったそうで、みんなからの祝福を喜んでいました。
8月26日
合宿も3日目となりました。本日は、まずはラックディフェンスから行いました。時間をかけて、ひとつひとつ確認していきます。それから、前日に引き続き、タックルテクニックの確認をしました。アジアシリーズの香港大会までの残りわずかな中で、日々ポジティブに課題の修正に取り組んでいます。その後、ユニットごとに動きの確認をして、午前のトレーニングを終えました。
トレーニング後、選手たちは自分でプロテイン入りのシェイクを作って摂取します。ウェイトアップやウェイトダウンなど、選手によって目的が異なるので、それぞれの目的に合わせて少しずつ材料を変えています。自分の身体に必要なものや摂るタイミングを知り適切に摂取するのも、選手にとってはとても重要です。
夕食後、ホテル内にある卓球場で、リフレッシュを兼ねて卓球大会を開催しました。ルーミーでペアを組み、スタッフも混ざってダブルスのトーナメントを行いました。みんな試合となると途端にスイッチが入り、ほんの15分程度の時間でしたが、大いに盛りあがりました。優勝は、林・パトリックペアでした。リフレッシュしたチームは、明日も朝からトレーニングに励みます。
8月25日
合宿2日目も暑い中でトレーニングを開始しました。まずはユニットごとに動きの確認をしてから、チームの課題であるタックルのトレーニングを行ないました。
スペースやタイミングなど、基本的なことを確認しながら、ひとつひとつ修正していきます。修正すべきところが徐々に改善されていいプレーに繋がると、チームの士気もどんどん高まります。今日のタックルトレーニング後、選手たちは「こういうプレーがいつでも出来るように、もっとスタンダードを上げていこう」と鼓舞し合っていました。
そして本日も、そこから更にフィットネストレーニングでしっかり走り込みました。午後はジムセッションを行ないました。試合に向けてパフォーマンスをあげていくために、フィジカルもしっかりと強化していきたいと思います。
8月24日
本日より、9月から始まるアジアラグビーセブンズシリーズ(アジアシリーズ)に向けた日本代表候補合宿を開始しました。まず集合で、先日の男子SDSオーストラリア・マッカイ合宿でのオーストラリア代表との試合のレビューを行いました。試合での良かった点と反省点を出し合い、アジアシリーズの香港大会へ向けての修正点などを確認しました。
到着したときには東京より涼しいと感じたものの、トレーニング時にはグッと気温が上がり、暑い中でのトレーニングとなりました。アジアシリーズの香港大会も暑い中での試合が予想され、選手たちはしっかり集中して臨みました。日頃の練習から、疲れてきたときこそコミュニケーションをしっかり取ろうと意識しています。しっかり声を出し合い、いい雰囲気で合宿が始まりました。アジアシリーズでの優勝に向けて、よい準備を取り組んでいきたいと思います。