日本スポーツ振興センター(JSC)、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)、岩手県、釜石市は、「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)」*1プログラムの一環として、スリランカ及びインドネシアの子どもを対象にラグビー交流・指導会を開催します。

JSCとJRFUはラグビーワールドカップ2019(RWC2019)の開催国として、アジアにおけるラグビー普及及び競技力向上を目的に、平成27年度から連携事業を実施しています。JRFUはラグビーワールドカップ2019日本大会のためのレガシープログラム「Impact Beyond 2019」*2及びアジアラグビーの発展に向けた「アジアンスクラムプロジェクト」*3に取り組んでおり、本事業はこの一環として実施します。

連携3年目となる今回は、RWC2019開催都市である岩手県・釜石市と連携し、スマトラ沖地震被災地を対象にラグビーを通じた国際協力・交流事業を実施します。ラグビー交流に岩手県・釜石市が持つ強み(防災教育、地域産業等)を融合する形で各種の知見の提供や共有を行います。

イベント実施に当たり、日本からラグビー元日本代表向山昌利氏、岩手県職員、釜石市職員らが参加し、現地の子どもを対象にラグビー交流・指導会を行います。また、同職員による防災教室、現地関係者との防災教育や地域産業に関する意見交換等も行います。

※昨年度JSC-JRFU連携事業の様子(タイ・ナーン県)

なお、本事業は地方自治体によるスポーツを通じた国際協力・交流活動モデル創出のトライアル事業と位置付け、来年度以降、JSCが事業運営する「JAPAN SPORT NETWORK」*4に展開することで地方自治体による国際協力・交流活動の活性化を目指します。

ご多忙とは存じますが、ご取材の検討を賜りますよう、お願い申し上げます。

【実施概要】

<スリランカ>

日 程:2018年2月6日(火)〜7日(水)

場 所:スリランカ ゴール市

スケジュール:

  • 2月6日(火)  ラグビー交流・指導会

「学校教員との防災教育に関する意見交換」

  • 2月7日(水)  スポーツツーリズムに関する意見交換

 

<インドネシア>

日 程:2018年2月9日(金)〜11日(日)

場 所:インドネシア ジャカルタ市、プラムカ島

スケジュール:

  • 2月9日(金) 災害対策庁との防災に関する意見交換(ジャカルタ市)
  • 2月10日(土) ラグビー交流・指導会(ジャカルタ市)
  • 2月11日(日) ラグビー交流・指導会(プラムカ島)

「国立公園職員とのスポーツツーリズムに関する意見交換」

 

<ラグビー交流・指導会の内容>

現地の学校等を会場として、少年少女を対象にタグラグビーによる交流・指導会を開催します。この交流では、子どもたちにスポーツとラグビーが有する様々な価値を伝えることを目的としています。指導はJRFU、岩手県職員(釜石シーウェイブスOB)、釜石市職員が行い、実施後、同職員から津波の危険性や避難方法等について子どもに教育する場を設けます。

 

1 スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラムとは

    • ・東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催国として、2014年から2020年までの7年間で、開発途上国をはじめとする100カ国・1,000万人以上を対象に、世界のよりよい未来のために、未来を担う若者をはじめ、あらゆる世代の人々にスポーツの価値とオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広げていく取組。外務省とスポーツ庁が連携し日本国政府が主導するプログラム。

・このプログラムを、日本国政府として着実に実施していくことは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた我が国の国際公約の一つ。

・行政機関、関係団体、大学等が保有している知見の交換、各機関の連携協力を促進し、国際社会にスポーツの価値とオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広げていくことを目的に、スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム(SFTC)を形成している。

 

2 Impact Beyond 2019とは

ワールドラグビー、アジアラグビー、日本ラグビーフットボール協会の三者のパートナーシップによる、アジア初開催となるラグビーワールドカップ2019日本大会のためのレガシープログラム。

https://www.rugby-japan.jp/2017/05/27/impact_beyond_2019/

 

3 アジアンスクラムプロジェクトとは

ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催国としての理念「アジアのためのラグビーワールドカップ」の実現と、アジアラグビー発展のため、日本ラグビーフットボール協会が2011年より取り組む活動。

 

4 JAPAN SPORT NETWORKとは

JAPAN SPORT NETWORKは互いにスポーツを支え、育てるというスポーツ振興くじ制度の理念を尊重するとともに、「スポーツの力」で明日の社会を拓くヒトを育て、活力のある地域社会と幸福で豊かな日本を実現するために協働し、子どもたちや若者が夢を持てる国、輝く未来を創ることを目指したネットワーク。現在604の地方自治体が会員となっている。

 

≪ お問合せ先 ≫

スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム事務局 担当:渡辺、神澤、東海林

(独立行政法人日本スポーツ振興センター内)

〒107-0061 東京都港区北青山2-8-35  TEL:03-6804-2776  FAX:03-3403-1570

日本スポーツ振興センターは、SFTコンソーシアム事務局業務を担当しています。

 

公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会 広報部

〒107-0061 東京都港区北青山2-8-35   TEL:03-3401-3323  FAX:03-3401-6610

 

岩手県文化スポーツ部ラグビーワールドカップ2019推進課 担当:菊池

〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1  TEL:019-629-6799  FAX:019-629-6792

 

釜石市総務企画部ラグビーワールドカップ2019推進室 担当:増田

〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1 シープラザ釜石  TEL:0193-27-8420 FAX:0193-31-1170