2022年1月26日に、JRFU国際協力部門の向山昌利部門長がSPORT FOR TOMORROW シンポジウム 2022に、パネリストとして登壇しました。
このシンポジウムは、2014年にスタートした Sport for Tomorrow(SFT)の7年間の軌跡をたどり、総括を行うために開催されたもので、元マラソン選手でバルセロナおよびアトランタオリンピックメダリスト、現NPO法人ハートオブゴールド代表理事の有森裕子氏、日本パラリンピック委員会委員長の河合純一氏らとともに、パネリストとして向山部門長が招かれました。
向山部門長より、アジアのためのラグビーワールドカップを掲げて、2011年に始まったアジアンスクラムプロジェクトのあらましを説明した上で、SFTの独自性に関して意見を求められたことに対し、
- ラグビーワールドカップ及びオリンピック、パラリンピックと連携して事業を実施できたことと、スポーツや国際協力の専門組織との連携の広がり
- 日本ラグビー協会として、昨年発表した「JAPAN RUGBY中期戦略計画 2021-2024」に盛り込まれた、JAPAN RUGBYのVision、未来像として、「世界のラグビーをリードし、スポーツを越えた社会変革の主体者となる」こと
- 中期戦略計画全体の8つの目標の一つとして、「ラグビーのチカラを使って、社会の役に立ち、世界を守る」ための動きを加速できたこと
の意義を強く訴えました。
また、SFTのレガシーに関して、このような枠組みを是非残して欲しいと伝えた上で、これまで構築してきたネットワークをよりよいものに進化させ、さまざまな社会貢献団体とのネットワークをさらに広げたいこと、また、これまでのSFT経験人材の蓄積と活用も進めたいと述べました。
今後もアジアンスクラムプロジェクトを継続推進しながら、過去の事業を評価し、改善点をみつけていき、そのために、独立行政法人日本スポーツ振興センターや、専門コンサルタントの協力を得たいと伝えました。