これまで公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は、2019年ラグビーワールドカップの「アジアのためのワールドカップ」実現に向けて、国際協力事業を立ち上げ、10年以上にわたり「アジアン・スクラム・プロジェクト」を展開してきました。
来年からの中期戦略策定に向け、これまでの国際的なネットワークを活用し、アジアを中心にラグビー普及と社会課題の解決に向けたパートナーシップとエコシステムを強化していくことと、国内でスポーツを通じた国際協力や社会課題への取り組みの分野での人材育成に取り組んでいきます。
1.趣 旨
RUCK’edは、ラグビーと環境問題について学び、今後、ラグビーの普及や環境課題や社会課題にアクションを起こすことができる日本のユースリーダー人材育成を目的とした事業です。
ユースリーダーはプログラムを通じて、ラグビーの普及や大会運営、また、ラグビーやスポーツが環境問題や社会課題解決にどのように活用できるか、そして社会課題に対して行動を起こすことができるリーダーシップについて、講義と実践を通じて身に着けます。
また、参加者は帰国後、自分の地域やコミュニティでスポーツを通じた社会課題の解決のためのプロジェクトを企画・実施することや、他の国のユースリーダーたちとともに、ラグビーの普及とラグビーを活用した環境問題や社会課題の解決に関わる活動等へ参加いただきます。参加者が学んだことを生かし、自分の地域やコミュニティで活動をすることで、今後、ラグビーだけでなくスポーツによる社会課題への取り組みが増えていくことを目指します。
ラグビーを通じて社会によりよいインパクトを生み出す意欲のある方を下記の通り募集します。
2.プログラム概要
本事業には、パートナーであるマハラシュトラ州ラグビー協会(インド)と連携し、日本とインドからそれぞれ5名のユースリーダーが参加します。参加者は、ラグビーを通じた環境問題への取り組みや国際的なリーダーシップ、各国で実践的に行動するためのマネジメントスキルを講習や、インドで実施される環境に配慮したラグビー大会「Green 7s Rugby Cup」での実践を通じて習得します。プログラム終了後には、各国でラグビーやスポーツを活用した社会課題の解決に向けた具体的なアクションを実行することを目指します。
事前研修 | オンライン(日本・インド合同)、対面(日本のみ、インドはオンラインで参加)で事前研修を複数回実施。 主な内容は以下の通り。
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インド派遣 | Green 7s Rugby Cupの運営
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事後研修 |
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別紙)プログラム概要
- 今回のパートナー マハラシュトラ州ラグビー協会について
インドはラグビー人口がアジアにおいて日本に次いで2位(ワールドラグビー、2021)で、現在ラグビー新興国として勢いがある国であるだけでなく、これまで協会としても、ラグビーを通じたジェンダー平等の促進や、車いすラグビーと連携し、障がい者の社会参加の機会促進など様々な取り組みに取り組んできています。
マハラシュトラ州ラグビー協会は、地域協会として、ラグビーを通じた社会課題の解決のための取り組みを積極的に実施している協会であり、インドにおける本分野での取り組みに多くの知見があることから、今回、一緒に事業を行うこととしました。
3.求める人材像
(1)ラグビーやスポーツを通じて社会課題の解決に取り組むことができる、取り組むことに意欲がある
(2)将来のグローバルリーダーとして以下のことを身につける意欲がある人材
・多様な価値観や文化・社会を学び、柔軟に取り入れる
・世界と日本の社会課題に目を向け、周りを巻き込みながら解決に向けた行動を起こすことができる
4.応募条件
次の(1)~(6)に掲げる要件を全て満たす者を参加者の対象とします。
応募時には、以下の要件を満たしているかどうかを確認したうえで応募してください。
(1)応募時点で18歳以上30歳未満であること。
(2)パスポートを所持していること。
2025年2月3日時点で6か月以上有効なパスポート(未使用査証欄は2ページ以上必要)があること、また合格通知後、そのコピーを速やかに提出できること
(3)オンライン(Zoom)のセッションに参加できる環境があること。
(4)英語での日常的なコミュニケーションや、研修内でのディスカッションができる、自分の考えや意見を表現することが可能であること。英語に不安がある場合でも、本事業を通じて積極的にコミュニケーションやディスカッションへチャレンジする意欲があること。
(5)本事業を通じて企画・計画したプロジェクトを、自分の地域やコミュニティで実施する意欲があること。
(6)以下のプログラムに全て参加できること。
オンライン
セッション |
オンライン(日本・インド合同)、対面(日本のみ、インドはオンラインで参加)で事前研修を複数回実施。 主な内容は以下の通り。
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インド派遣 | Green 7s Rugby Cupの運営
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フォロー
アップ |
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5.費用について
JRFU 負担分 |
(1)航空券(成田空港もしくは羽田空港⇔プネー空港 往復)
(2)現地での移動にかかる費用 (3)インド宿泊費(朝・昼・夕食付) (4)対面プログラム参加のための交通費(上限1万5千円) (5)渡航のための査証取得費用 |
参加者 負担分 |
(1)パスポート取得にかかる費用
(2)本邦内の移動にかかる費用 (3)海外旅行保険 (4)通信費 (5)その他、上記JRFU負担分を除く費用 |
6.応募方法
応募
フォーム |
https://business.form-mailer.jp/fms/8c9ffb5e259207 |
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提出内容 | (1)志望動機・本人情報
応募フォームから質問に回答すること。 (2)自己PRビデオ 英語で3分以内のビデオを作成。YouTube(限定公開)にアップロードしたリンクを提出。ビデオには以下の内容を含むこと。 ①自己紹介、本事業に応募した動機 ②ラグビーとの関わり ③本事業で学びたいこと、関心のある社会課題とラグビー(スポーツ)がその解決にどのように活かせると考えるか |
募集期間 | 2024年11月21日(木)~2024年12月13日(金)
12:00(日本時間正午、〆切厳守) |
7.結果通知
2024年12月15日(日)までに応募者宛てに選考の結果を通知する。
出願書類に基づきJRFUにおいて、ラグビー(スポーツ)を活用した社会課題への関心、英語能力及び、活動への参加意欲等を総合的に判断し選考します。
8.派遣の取り止めについて
合格後、以下の場合は派遣を取りやめとする場合がある。
・合格者から期日までに書類の提出がない場合。
・合格者が傷病などにより健康状態が良好でなくなった場合など、派遣にふさわしくない実態があると認められた場合。
・合格者が3名に満たない場合
9.個人情報の取り扱いについて
応募に際し取得した個人情報は、ご本人の個別の同意がない限り本利用目的及びJRFUからの情報提供の目的以外では利用しない。
ただし、派遣された参加者については本事業の広報等に使用することがある。
本情報については、「(公財)日本ラグビーフットボール協会個人情報保護に関する基本方針」に基づき管理する。
10.本事業にかかる問合せ先
(公財)日本ラグビーフットボール協会 普及育成部門
Email: asp@rugby-japan.or.jp 担当:坂口
※火曜日・日曜日定休
■事業説明会について
本プログラムの説明会(オンライン)を以下の日程で実施します。
11月28日(木)19:00~19:45
内容:プログラムの概要、インドでの活動について、質疑応答
申し込み:https://forms.gle/K21Hc1WDZj4bprVW8
ご関心のある方はぜひお申し込みください!