レポート(第2週)
キオラ!(マオリ語で「こんにちは」)
マウント・マンガヌイで英語学習とラグビートレーニングに打ち込む高校生ラガール11名。今週はニュージーランドらしさを感じる充実したプログラムに臨みました。
英語学習に取り組むMount Manganui Language Centre(MMLC)では、今週からレベル別のクラスに分かれて授業に参加します。全校には日本を含め10か国以上の生徒が在籍するMMLC。クラスメイトとなった各国からの留学生との会話はもちろん英語です。言いたいことを伝えるのは難しいけれど、英語のコミュニケーションにもすっかり慣れてきました。知らない単語は辞書で調べずに先生に英語で質問したり、“英語で習う英語”にひたむきに取り組んでいます。
BAY OF PRENTY RUGBY UNIONで取り組むラグビートレーニングは、スペシャルメニューが盛りだくさん。初の試みとしてニュージーランドのラグビー文化を学ぶべく、ハカセッションに臨みました。皆さんはハカをご存知でしょうか?ハカは元々ニュージーランドのマオリ族が戦いの前に踊っていたとされる舞踊で、今でもオールブラックス(ラグビーニュージーランド代表)が国際試合の前に披露しており、ニュージーランドのラグビーにとってとても大切な踊りです。講師から歌詞や振り付けの意味をひとつひとつ教えていただき、しっかり習得した参加者たち。MMLCでもクラスメイトに踊りを披露しました。
“ラグビーを通じた国際交流”で欠かせないのが現地チームとの対戦です。今週はTe Puke High Schoolと試合を行いました。同年代でも体格差は一目瞭然。初めて対戦する相手に緊張…ではなくワクワクしている参加者たち!1試合目を終えると、続く2試合目・3試合目は混成チームでの対戦となりました。走り勝つラグビーを徹底して見事3連勝を収めたラガールたち。試合後に毎年恒例の歌を贈ります。みんなで一緒に歌えるようにと選んだ曲を日本語で歌い始めると、Te Puke High Schoolの選手も英語でハミングし、心を通わせたひとときとなりました。
今週のハイライトはマウント・マンガヌイの自然を生かしたトレーニングです。ウォーミングアップとしてMount一周をウォーキング。途中で羊の群れを見つけると「羊ってウール?」「ラムでしょ?」「シープだよね?」と気になるのは英単語。帰宅したらホストファミリーに今日の出来事を報告しなくては。
ウォーミングアップ後はビーチでのトレーニングです。砂に足を取られながらもランにタックルに一生懸命取り組む参加者。お日さまも味方して、ポカポカ陽気のビーチトレーニングとなりました。
あっという間に過ぎてしまった2週間。週末はホストファミリーと出掛けるなど残り短いニュージーランドでの時間を大切に過ごした参加者たち。
マイペースに、着実に歩みを進める高校生ラガールにご注目ください!!