スポーツ庁委託事業(派遣型)

2017年度 レポート(第3週)

レポート(第3週)

いよいよニュージーランド滞在最終週となった今週も、高校生ラガールは充実したプログラムに取り組みました!

Mount Manganui Language Centre(MMLC)での英語学習はクラスがランクアップした参加者もちらほら。内容が難しくなり悪戦苦闘しましたが、それも英語学習の成果あってこそ。リスニングはだいぶ分かるようになってきました。休憩時間やランチタイムは各国からの参加者との会話も弾み、笑顔が弾けます。

ラグビープログラムは試合が2日。8月22日にはTe Wharekuna o MauaoとTauranga Girls Collegeと対戦しました。この日も目指すは走り勝つ“Japan Way”。先週よりスピードのある対戦相手ながらこの日も続けて圧勝したガールズたち。試合後は歌を贈り、お礼にハカを披露していただきました。

試合翌日はプールでのリカバリーメニューに取り組みます。屋外プールを利用してStrength & Conditioningを専門とするKeithコーチならではのメニューに取り組みました。(この日の最高気温は15℃。ニュージーランドは真冬です!)

そして迎えた最終戦。これまでの試合結果を踏まえ、Keithコーチが選んだ相手はTauranga Girls CollegeのトップチームにVolcanix(BAY OF PRENTY RUGBY UNION(BOPRU)の女子チーム)の選手を加えた精鋭チーム。ガールズたちの表情にはこれまでにない緊張が走りました。それでも持ち前のスピードとフィットネス、そして3週間で培ったチームワークを発揮して試合結果は1勝1負1引き分け。全勝したかった!と悔やむ気持ちは次の練習に臨むモチベーションになることでしょう。この日もハカを披露していただき、一緒に歌い、ラグビーを通じて出会ったニュージーランドの仲間と心を通わせました。

あっという間に過ぎた3週間。最終日にBOPRUで行われた修了式にはMMLCスタッフ、ホストファミリーも参加し、とても和やかな雰囲気のなかでInternational Programmes ManagerのWayne Brillから修了証が授与され、参加者は英語でお礼の言葉を述べました。その後MMLCでもしっかり準備したLeaving Speechを披露し、Game On Englishプログラムを無事終了しました。

「すごい晴れ女がいるのよ」と現地スタッフも驚くほど晴天続きだったマウント・マンガヌイ。MMLCから空港に向かう途中に小雨が降ったのは、ガールズとのお別れの涙かもしれません。雨が上がったタウランガ空港には大きな虹がかかり、ガールズの旅立ちを見守ってくれました。

タウランガ空港からオークランドへ移動し、翌朝の飛行機で日本に向かった参加者はおよそ11時間のフライトを経て無事に帰国しました。成田空港では多くの関係者に迎えられ、ラグビートレーニングのときと同様、全員で一本締めをおこないそれぞれの帰路につきました。

「日本で外国人観光客を見かけたら話しかけたい」「ラグビーに触れられる環境を広めたい」「帰国後も英語を勉強し、ワールドカップで活かしたい」「周りの人へ感謝の気持ちをもって接したい」。参加者の胸に宿った熱い想いをこれから先どのように実践していくのか。3週間で大きく成長したガールズたちの今後にこうご期待です!

8月21日ラグビートレーニング
8月22日試合(1)
8月22日試合(2)
8月22日試合(3)
8月23日ラグビートレーニング(1)
8月23日ラグビートレーニング(2)
8月24日試合(1)
8月24日試合(2)
8月24日試合(3)
8月25日タンガ空港にて
8月25日終了式(1)
8月25日終了式(2)
8月25日修了式(3)