レポート(第1週)
キオラ!(マオリ語で「こんにちは」)
うだるような暑さの成田空港を発った女子高校生ラガール12名は8月6日早朝にニュージーランドに降り立ち、3週間の国際交流事業が幕を開けました。
タウランガ空港ではBAY OF PRENTY RUGBY UNION(BOPRU)のスタッフの出迎えを受け、さっそくハイパフォーマンスセンターに移動しオリエンテーションに参加。その後Tauranga Girls College(TGC)でホストファミリーに会い、それぞれのホームステイ先へ帰宅し初日を終えました。
翌7日からはさっそくプログラムスタートです。ハイパフォーマンスセンターで測定を行うと、TGCではマオリ式の歓迎セレモニーに出席。TGCに通うキウィの高校生とマオリ式のゲームで交流しました。
今年度は早朝からS&Cのトレーニングを行い、午前中は英語学習やバディを組んだ高校生と一緒に授業に参加するなど、交流を深めるプログラムに取り組みます。午後はラグビースキルトレーニングに取り組むハードなスケジュール。それでも女子高生ラガールは元気いっぱいに活動しています。
S&CコーチのFranckはにこやかな笑顔でしっかり筋肉に届くメニューを指導。楽しみながら、帰国後も各自で継続できるメニューを考えてくれます。
スキルトレーニングを担当するKellyコーチはブラックファーンズ(NZ女子代表)として現在も活躍するアスリート。先月の7人制ワールドカップの優勝メンバーでもあり、15人制ワールドカップやリオオリンピックなどで数々のメダルを獲得しています。それらのメダルを見せていただく機会もあり、初めて触れる金メダルの重さにKellyコーチの指導の貴重さを再認識したラガールたち。グラックファーンズの試合映像を使ったゲーム分析では分析結果を英語で発表するなど、とても意欲的に取り組みました。
そして迎えた11日の初試合は19-29と残念ながらほろ苦デビューとなりましたが、自分たちの課題が見えた、いい機会にもなりました。残り2週間で学ぶことを明確にし、しっかり成長して帰国できるよう来週からもトレーニングに臨みます。
週末に訪れたロトルアではマオリショーや間欠泉を見学し、ニュージーランドの大自然に触れました。あっという間に過ぎた1週間はラガールの心も体も大きな成長を感じさせる時間でした。
合言葉を「Link(つながる)」に決めた今年度のラガールたち。12名の絆をつなぎ、キウィの仲間との心をつなぎ、日本に大きな驚きを持ち帰れるよう、日々全力投球です!