スポーツ庁委託事業(派遣型)

2019年度 レポート(第2週)

レポート(第2週)

キオラ!(マオリ語で「こんにちは」)。

ニュージーランド滞在2週目は、女子高校生ラガールに多くの新しい出会いをもたらしました。

Tauranga Girls CollegeではESOL(英語)の授業に励みつつ、現地の同年代の生徒と共にPE(Physical Education:体育)に参加しました。PEではテニスと野球と体操をあわせたようなメニューや、ニュージーランドで盛んなクリケットを模したメニューなど、初めて取り組むことばかりです。ルールが分からないときは現地の生徒に英語で尋ね、生の英会話を実践します。日本の授業とはまったく違う自由な雰囲気に圧倒されたラガールたち。日本の当たり前が必ずしも世界の当たり前でないことに気がついたことも大きな学びとなりました。

BAY OF PRENTY RUGBY UNION(BOPRU)のトレーニングでは、今年度メインコーチとなるVictoriaコーチも合流し、8月15日の初戦に向け、試合でのコーリングやプレーのポイントを確認しました。ゲーム前にはポジション別に“Strikers”“Connectors”“Creators”に分かれて役割を分析、確認し、迎えた初戦はBOPRUのセレクションチームに見事な勝利を収め、幸先の良いスタートを切りました。試合翌日にはタウランガならではのビーチセッションとホットプールによるリカバリートレーニングに励みます。チーム対抗の綱引きやリレーは大盛り上がりを見せ、12名の団結も強まりました。また、トレーニングの一環として受けた栄養学の授業ではラグビー選手に求められる食事の重要性を学び、全員でプロテインボールを作りました。

週末にはニュージーランドラグビーにとってとても大切なハカのセッションに参加。Tikiコーチから、ハカが生まれた背景や歌詞の意味、振り付けを学びマオリ文化の理解を深めました。マオリ語の母音は「ア・エ・イ・オ・ウ」の5音からなり、日本語の発音と共通点が多いことも初めて知ったラガールたち。先祖から続く生命の息吹を感じながら、戦いの儀式として大きな声で迫力満点のハカを披露しました。

あっという間に過ぎた2週間。ラガールはたくさんの出会いを重ね、多くの経験をチームメイトで共有し、大きな成長を遂げています。ここで出会った人との絆を大切に、Hereを心に留めながらラスト一週間に臨みます。

元気あふれるラガールの今後の活躍に乞うご期待です!!

8月12日ラグビートレーニング(1)
8月12日ラグビートレーニング(2)
8月12日ラグビートレーニング(3)
8月13日PEセッション
8月13日ラグビートレーニング(1)
8月13日ラグビートレーニング(2)
8月14日ラグビートレーニング(1)
8月14日ラグビートレーニング(2)
8月15日ゲーム(1)
8月15日ゲーム(2)
8月15日ゲーム(3)
8月15日ゲームプレビュー(1)
8月15日ゲームプレビュー(2)
8月15日栄養学(1)
8月15日栄養学(2)
8月16日ラグビートレーニング(1)
8月16日ラグビートレーニング(2)
8月16日ラグビートレーニング(3)
8月17日ハカセッション(1)
8月17日ハカセッション(2)