HSBCアジア五カ国対抗2010


5.15 マッチリポート(日本代表 101-7 カザフスタン代表)

マッチリポート

日本代表 101-7 カザフスタン代表
【2010年5月15日(土) at東京・秩父宮ラグビー場】

日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表

日本代表、100点ゲームでカザフスタンに大勝、W杯代表決定に王手

2011年ワールドカップのアジア地区最終予選でもある今年の「HSBCアジア五カ国対抗2010」での、日本代表のこれまでの2試合では、韓国とアラビアンガルフに大勝はしているものの、ボールハンドリングなどのミスがまだまだ多く、ディフェンスでも簡単にトライを許す場面などあり、W杯本番での強豪国相手の試合を考えるとまだまだ課題は多く残っている。3試合目のカザフスタン戦では、日本代表には、ミスの少ない、完璧な試合運びでの完勝を期待したい。一方、カザフスタンにとっては、14日にアラビアンガルフが21-19で韓国に勝っていることから、残り2試合の結果次第では、W杯最終代表決定プレーオフへの出場権のあるアジア2位となる可能性も大きく残り、試合に臨むモチベーションは高くなっているはずだ。

五月晴れの秩父宮ラグビー場には、早トクチケットに付いている特製の黒のTシャツや、日本代表ジャージを着た6,000人を超えるラグビーファンが集まった。

試合開始直後の2分に、ゴール前ラインアウトから日本代表がFWでモールをきれいに押し込み、HO堀江がトライ(ゴール不成功)、5-0とした。さらに、5分にはスクラムから出たボールをもらったCTBニコラスが突破、その2次攻撃からHO堀江-FLバツベイとつなぎトライ(ゴール成功、12-0)、また、10分にはラックからのボールをHO堀江からFB立川へのパスでトライ(ゴール成功、19-0)、17分にはラインアウトからのボールをCTBニコラス-WTB遠藤とつなぎ、CTB平がトライ(ゴール成功、26-0)と、少し甘いカザフスタンのディフェンスをつき、日本代表は順調に得点を重ねていった。しかし、一方、前半では、先週までの2試合での日本代表の課題であったイージーミスもまだ修正できず、20分には日本の自陣ゴール前のラインアウトで、カザフスタンFWのピールオフ攻撃からHOソロヴィオフに簡単にトライを許してしまった(ゴール成功、26-7)。

前半にもう一つトライを加え、日本33-7カザフスタンで前半終了となったが、ハーフタイムでの指示がよかったのか、後半の日本代表は無理してボールを回さず、きっちりもう一つラックをつくり、FWがボールを乗り越えて、余裕のあるボールを出すというカーワン・ヘッドコーチの指示通りのプレーができるようになった。カザフスタンの選手たちも次第に大差がついてきたことによりディフェンスの集中力がなくなり、後半は、日本代表が次々にトライを重ねることとなった。後半での日本代表は10トライ、最終スコアは日本代表101-7カザフスタンと、100点ゲームとなり、日本代表は、チームの建て直しができたいい状態で、来週の対香港戦でW杯代表を決めることとなった。(正野雄一郎)
日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表

会見リポート

日本代表
◎日本代表
○ジョン・カーワン ヘッドコーチ

「(日本語で)試合前、パフォーマンスとして我慢とスキルについて話して、(それができたのが)ちょっと嬉しいです。良くなっています。今はちょっとハッピー。多分前半10分が良かったです」

──ミスも多かったが?
「(日本語で)前半、たくさんパスをして、ちょっとみんなラストパスがよくなくて、トライは獲ってますが、簡単なミスがありました。
(英語で)リスクを取っていましたが、ラックをもう一つ作れば(リスクの少ない)トライになるのに。ハーフタイムに選手に言ったのは、スタンダードを落とさないことでした。ラックを重ねることでチャージできるのですから」

──良かったこととしては?
「ストラクチャーです。80分のストラクチャーを守るのは本当にキツいことですが選手が良くやりきってくれました。フッカーを木津にチェンジできなかったのは残念です」

──ブレイクダウンから速い展開がジャパンの意図する戦い方なのか?
「パスされたボールを生かすことです。今日も最初の10分、ボールを回しました。25分間はできています。前半最後の20分間はラックからボールが出ていないので、しっかりボールを越えようと伝えましたが、後半、修正できたと思います」

──アジアのレベルについては?
「正直、失礼かもしれないが、アジアのレベルは気にしていません。確かにアジアの各国が伸びる必要はありますし、ジャパンが各国のレベルを引き上げられたらとは思いますが。最初の2試合はジャパンのパフォーマンスができなかったし、眼に見えないエラーがあったが、今日の試合では理解されて来たと思います。
(日本語で)最後、勝ってワールドカップへ行きたい!」

──カザフスタンのプレッシャーはあまりなかったのでは?
「ジャパンのスタイルはアタックを速く展開して、ゲインラインを速く越えることです。なぜ、今日はハッピーかと言えば、選手がストラクチャーを守ってワイドに反応良く動いたからです。サポートの厚みが出てきて嬉しく思います」

○大野均ゲームキャプテン
「前半の入りはここ2試合と比べて良かったが、20分過ぎから停滞してしまいました。JKから、後半、もっとパフォーマンスを上げるよう指示がありましたが、それを皆が体現してくれた結果だと思います」

──FWの出来は?
「最初の20分間は、しっかりジャパンのアタックパターンを意識してくれていましたが、途中から個人で行けてしまう部分がありました」

──ゲームキャプテンとしては?
「自分がゲームキャプテンで1回も勝ったことがなかったので、良かったです(笑)。菊谷キャプテンがサポートに徹してくれて、グラウンドコンディションや相手の研究を伝えてくれました。(ジャパンは)菊谷がいてくれてのチームだと思います」

日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表   日本代表 101-7 カザフスタン代表


カザフスタン代表
◎カザフスタン代表
○イヴゲニー・ズーエフ ヘッドコーチ

「100点以上失点し、コメントしづらいです。選手の構成に問題があり、15人と他の選手の差がありました。日本チームは予想通り強く、我々のチームは入れ替え後、弱々しかったと感じています。4回もトライチャンスがあったのに、1回しか生かすことができませんでした。日本チームはグッドなゲームをしたと思います。ワールドカップでの健闘を祈ります」

──カザフスタンでのラグビーは?
「サッカーほど人気はありませんが、我々は競技人口を増やすために小さな子供たちに教えるなど努力しています」

──今回、大変だったことは?
「試合前に初めて会うなど、集まる時間がそれほどないのが大変です」

──ジャパンで一番印象に残った選手は?
「13番です」

──ハーフタイムの指示は?
「最初のメンバーより落ちるので注意して、タックルをしっかりと伝えました」

○ティモル・マシュロフ キャプテン
「恥ずかしい思いで一杯です」

──来週の結果次第でワールドカップ最終予選への出場もありうるが?
「やってみないと分かりませんが、もちろん、韓国戦では一生懸命頑張りたいと思います。韓国は彼らのベストパフォーマンスを発揮する場として、厳しくタフな試合になると思います」

──同じ所属チームの選手が多いのに合わせられないのはなぜか?
「我々はプロでなく毎日働いています。プレーを合わせるのは、2、3日しかありません。二人だけプロがいて、別のロシアのチームから来ます」


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5.15 カザフスタン代表戦、見どころ
カザフスタン代表相手に勝利を飾り、ワールドカップ出場決定の王手となるか!?


5月15日、国内2戦目の対カザフスタン代表戦が、東京・秩父宮ラグビー場にて行われる。韓国、アラビアンガルフに2連勝と、好調な出だしとなった日本代表だが、8日のアラビアンガルフ代表戦で、菊谷崇キャプテンが不当なプレーにより、2試合出場停止の処分となった。その菊谷キャプテンの代わりに、大野均選手がゲームキャプテンに指名された。
3年ぶりにキャプテンを務める大野選手は、献身的でひたむきなプレーをする選手。チームメートからも信頼が厚く、自らを犠牲にし、体を張ってチームを引っ張る姿に心を打たれるファンも多いだろう。プレーで示す、熱いキャプテンシーに注目。

また、菊谷選手に代わって、チームの大黒柱となるNO8のポジションを務めるのは、若き日本のエース・豊田将万選手だ。豊田選手は、早稲田大学時代に主将としてチームを日本一に導き、日本最高峰のトップリーグに所属する、コカ・コーラウエストレッドスパークスでもすでに、レギュラーを掴んでいる成長著しい選手。日本代表としては、昨年のアジア五カ国対抗のシンガポール代表戦戦で初キャップを獲得。カーワンHCやコーチ陣からの評価も高く、日本を代表する選手にも成長している。
明日は、自身の持ち味である、奔放でアグレッシブなアタックを存分に発揮してほしい。

チームとしては、カーワンHCから「このカザフスタン代表戦では、判断良く、早い展開、湧き上がるようなディフェンスを期待したい」とコメント。最初の20分で勝負をかけたい。

対する、カザフスタン代表は、昨年度の本大会では、2位という好成績を収めている。強くて重い大きな体格を活かしたプレーが特徴。また、女子ラグビーも盛んで、昨年行われた女子のラグビーワールドカップアジア地区最終予選で、女子日本代表はフィジカルで圧倒され、敗れている。

この試合に勝利すると、ワールドカップ出場決定王手となる試合。
22日の香港代表戦に向け、勢いづけるためにも、カザフスタン代表戦は、最初からテンポ良く、相手自陣に詰め寄り、早い時間でのトライがほしい。大野キャプテンを中心とした攻撃的なプレーに期待したい。

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HSBCアジア五カ国対抗2010 日本代表 対 カザフスタン代表 日本代表出場予定メンバー
HSBC Asia 5 Nations 2010 JAPAN vs Kazakhstan JAPAN TEAM MEMBER


No. 氏名
Name
所属
Club
年齢
Age
出身校 身長
cm
体重
kg
生年月日
D.O.B
キャップ
Caps
1 平島 久照
Hisateru HIRASHIMA
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
KOBE STEEL Kobelco Steelers
27 福岡大学
Fukuoka Univ.
180 115 1983.1.15 12
2 堀江 翔太
Shota HORIE
三洋電機ワイルドナイツ
SANYO Wild Knights
24 帝京大学
Teikyo Univ.
180 104 1986.1.21 3
3 畠山 健介
Kensuke HATAKEYAMA
サントリーサンゴリアス
SUNTORY Sungoliath
24 早稲田大学
Waseda Univ.
178 122 1985.8.2 11
4 大野 均
Hitoshi ONO
東芝ブレイブルーパス
TOSHIBA Brave Lupus
32 日本大学
Nihon Univ.
192 105 1978.5.6 38
5 ルーク・トンプソン
Luke THOMPSON
近鉄ライナーズ
KINTETSU Liners
29 リンカーン大学
Lincoln Univ.
195 108 1981.4.16 20
6 シオネ・バツベイ
Sione VATUVEI
三洋電機ワイルドナイツ
SANYO Wild Knights
27 拓殖大学
Takushoku Univ.
189 100 1983.3.14 2
7 タウファ統悦
Touetsu TAUFA
近鉄ライナーズ
KINTETSU Liners
29 日本大学
Nihon Univ.
183 108 1980.10.8 11
8 豊田 将万
Masakazu TOYOTA
コカ・コーラウエストレッドスパークス
COCA COLA West Red Sparks
23 早稲田大学
Waseda Univ.
189 108 1986.5.15 7
9 田中 史朗
Fumiaki TANAKA
三洋電機ワイルドナイツ
SANYO Wild Knights
25 京都産業大学
Kyoto Sangyo Univ.
166 75 1985.1.3 15
10 ショーン・ウェブ
Shaun WEBB
コカ・コーラウエストレッドスパークス
COCA COLA West Red Sparks
28 リンカーン大学
Lincoln Univ.
180 90 1981.12.30 17
11 長友 泰憲
Yasunori NAGATOMO
サントリーサンゴリアス
SUNTORY Sungoliath
25 中央大学
Chuo Univ.
176 85 1985.5.3 2
12 ライアン・ニコラス
Ryan NICHOLAS
サントリーサンゴリアス
SUNTORY Sungoliath
30 オタゴ大学
Otago Univ.
192 100 1979.5.23 18
13 平 浩二
Koji TAIRA
サントリーサンゴリアス
SUNTORY Sungoliath
27 同志社大学
Doshisha Univ.
185 95 1983.1.12 19
14 遠藤 幸佑
Kosuke ENDO
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
TOYOTA Verblitz
29 法政大学
Hosei Univ.
186 90 1980.11.11 27
15 立川 剛士
Goshi TACHIKAWA
東芝ブレイブルーパス
TOSHIBA Brave Lupus
33 関東学院大学
Kanto Gakuin Univ.
182 94 1976.11.25 15
16 木津 武士
Takeshi KIZU
東海大学
TOKAI Univ.
21(4年) 東海大仰星高校
Tokai Univ.Gyosei HS
183 110 1988.7.15 2
17 仲村 慎祐
Shinsuke NAKAMURA
サントリーサンゴリアス
SUNTORY Sungoliath
22 日本大学
Nihon Univ.
190 115 1987.8.18 3
18 藤田 望
Nozomu FUJITA
ホンダヒート
HONDA Heat
25 中央大学
Chuo Univ.
191 115 1984.10.2 2
19 眞壁 伸弥
Shinya MAKABE
サントリーサンゴリアス
SUNTORY Sungoliath
23 中央大学
Chuo Univ.
192 110 1987.3.26 1
20 和田 耕二
Koji WADA
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
TOYOTA Verblitz
25 法政大学
Hosei Univ.
173 78 1985.4.14 1
21 ジェームス・アレジ
James ARLIDGE
ニューポート・グウェント・ドラゴンズ
Newport Gwent Dragons【WAL】
30 オークランド大学
Auckland Univ.
187 93 1979.8.11 18
22 アリシ・トゥプアイレイ
Alisi TUPUAILEI
キヤノンイーグルス
CANON EAGLES
29 リンウッド高校
Linwood College
187 116 1980.9.28 4

=キャプテン

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5月15日(土)14時キックオフ 対日本代表戦(秩父宮)
カザフスタン代表来日予定メンバー
KAZAKHSTAN TEAM JAPAN TOUR MEMBER


Position Name 選手名 Age
年齢
Height(cm)
身長
Weight(kg)
体重
Date of Birth
生年月日
Team
所属チーム
1 PR Azat Abishev アザット・アビシェフ 28 170 95 1981.11.19 Almaty RFC
2 PR Vladimir Chernikh ヴラディミル・チュルニク 36 169 95 1973.8.12 CSKA
3 PR Evgeny Antonov イヴゲニー・アントノフ 36 175 85 1974.5.3 Almaty RFC
4 PR Mihail Bzhitskih ミハイル・ブズィツキー 23 170 75 1986.12.29 -
5 LO Grigoriy Ivanchenko グリゴリー・イヴァンチェンコ 25 194 104 1985.3.24 CSKA
6 FL Anton Rudoy アントン・ルドイ 28 169 75 1982.1.28 Almaty RFC
7 FL Ilya Poplavskiy イリヤ・ポプラフスキ 25 181 84 1985.1.1 Almaty RFC
8 FL/NO.8 Serik Zhanseitov セリク・ザンセイトフ 28 170 90 1981.7.8 CSKA
9 FL/NO.8 Yevgeniy Shekurov イエヴゲニー・シェクロフ 31 180 98 1978.11.28 Almaty RFC
10 FL/NO.8 Roman Sorokodzyuba ロマン・ソロコデュバ 21 175 75 1988.12.19 Almaty RFC
11 NO.8 Timur Mashurov ティモル・マシュロフ 29 192 105 1981.4.19 Almaty RFC
12 SH Akhmetzhan Baratov アフメジャン・バラトフ 24 169 71 1985.12.15 Almaty RFC
13 SH Oleg Guselnikov オレグ・グゼルニコフ 21 170 75 1989.4.25 Almaty RFC
14 SO Daulet Akymbekov ドウルト・アキュンベコフ 22 169 75 1988.4.6 Almaty RFC
15 SO Sergey Harlov セルゲイ・ハルロフ 26 173 73 1983.8.26 -
16 WTB Sergey Konev セルゲイ・コネフ 22 173 76 1987.10.6 Almaty RFC
17 WTB Evgeniy Romanov イヴゲニー・ロマノフ 23 172 70 1987.5.12 Almaty RFC
18 CTB Ildar Abdrazakov イルダル・アブドラザコフ 22 180 87 1987.9.11 CSKA
19 CTB Alexandr Zakharov アレキサンドル・ザハロフ 23 183 94 1986.9.17 Almaty RFC
20 CTB Denis Cherkashin デニス・チェルカシン 31 165 67 1979.1.6 -
21 CTB Alehandr Zateev アレハンドル・ザテーフ - - - - -
22 FB Maxim Lifontov マキシム・リフォントフ 23 175 75 1986.12.30 -

■スタッフ Staff
Team Manager Akmaral Asatova アクマラル・アサトバ
Coach Evgeny Zuev イヴゲニー・ズーエフ


■スケジュール(変更の可能性があります。ご了承ください)
5月13日(木) PM 成田空港着
5月14日(金) 12:00〜13:00 キャプテンズラン(秩父宮ラグビー場)
5月15日(土) 14:00 HSBCアジア五カ国対抗2010
(RWC2011アジア地区最終予選)
対 日本代表 (秩父宮ラグビー場)
5月16日(日) PM 成田空港発、ソウルへ

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