リポビタンD

遠征に出発する日本A代表の選手・スタッフを激励する町井会長
遠征に出発する日本A代表の選手・スタッフを激励する町井会長

選手をひとりひとり紹介する薫田コーチ。左に上野チームディレクターと元木テクニカルアドバイザー
選手をひとりひとり紹介する薫田コーチ。左に上野チームディレクターと元木テクニカルアドバイザー

真下専務理事が挨拶。乾杯の音頭をとった
真下専務理事が挨拶。乾杯の音頭をとった

選手と語らう町井会長。中央は立川キャプテン
選手と語らう町井会長。中央は立川キャプテン

4月18日、ニュージーランド遠征にこの日出発する日本A代表の記者会見が行われ、またその後に日本協会2階のジャパンクラブにおいて、壮行会も行われました。日本A代表は、この遠征でニュージーランド学生代表(NZU)戦など3試合を行います。記者会見における代表スタッフ及びキャプテンのコメントを紹介します。

◎上野裕一 チームディレクター
「このニュージーランド遠征は、若いA代表選手たちに国際試合の経験を充分に積んでもらう良い機会であり、全力であたってもらいたいと思っています。A代表メンバーには、日本代表選手も何人か含まれています。帰国後は台湾遠征も控えていますし、日本代表のイタリア戦もありますので、それらにつながる有意義な遠征にしたいと考えています」


◎萩本光威 日本代表監督

「日本代表監督就任のタイミング上、今回のA代表の指揮は薫田さんにお任せすることになりましたが、試合は一試合目から、私もすべてみることになります。今年はフル代表のイタリア戦、秋にはウエールズ・スコットランド遠征も控えていますので、今回のニュージーランド遠征のメンバーになっている若い選手からも、新しく代表選手として積極的に起用していきたいと思っています。その意味でも期待している遠征です。

遠征の目的はまず、NZUに勝つ、ということであるのは当然なのですが、同時に今後の日本A代表、日本代表の戦い方を試す機会でもあると思います。現地で各所属チームでそれぞれ異なるディフェンスやラインなどの統一を図りますが、選択した方法がどこまで海外で通用するかを見てみたい。

例えば攻撃面では、日本の場合は特にフェイズを重ねるごとにチャンスが減るので第4フェイズぐらいまでにトライをとる必要があります。第一フェイズでできることは何なのか、またフェイズが重なったときの切り替え、例えばキック、そしてモールによる立て直しなど。こういったことがどこまで通用するのか、見てみたいと考えています」

◎薫田真広コーチ
「今回はコーチということで、萩本さんに渡すまでしっかり戦っていきたいと考えています。Mid Canterbury 戦、South Island Universities
戦は、申し合わせにより選手交代も自由に行えることになります。そのなかで選手たちがどれだけパフォーマンスを出してくれるかを見て、選手たちともよく話し合いながらNZU戦を戦っていきたいと考えています。現地ではアンガス(元日本代表のアンドリュー・マコーミック氏)にも来てもらい、ミーティングに参加してもらう予定です。若いメンバーが次の日本代表へのステップになるよう、良い遠征にしたいと考えています」


◎元木由記雄テクニカルアドバイザー

「今回、勝田強化委員長からアドバイザーとしての参加のお話をいただき、私はプレイヤーなので少し迷いましたが、声をかけていただいたのはそれだけ期待されているのだと、良い経験を積む機会だと思い、参加させていただくことになりました。私の場合は、プレイヤーとして、グラウンドで共に練習しながらチームに伝えるべきことを伝えていきたいと思います」

◎立川剛士キャプテン
「短い遠征ではありますが、最終戦のNZU戦までにモチベーションを高めていきたいと思います。私も過去の遠征で悔しい思いをしたこともあるのですが、今回は、勝てる遠征だと、そう思っています」

日本A代表のニュージーランド遠征スケジュールは、こちらです