◎タマリバクラブ
○中竹竜二チームディレクター

「今年は最初から優勝はもちろん、日本選手権での早稲田との試合を見込んで準備してきました。けが人が出てモチベーションとしては難しかったのですが、中村キャプテン中心に非常に良い状態で決勝に臨めました。クラブという立場で、なかなか練習を共有できませんでしたが、メール等でコミュニケーションをとるようにしました。準決勝で苦戦したモールと接点、キックのチェイスとバックが課題でしたが、おおむねチームとしては機能できたと思います。早稲田は母校(中竹氏は元キャプテン)ですが、今は敵です。うちも一時は早稲田のOBが多かったのですが、今は色がなくなってきています。対早稲田の来週しか使わないサインプレーも準備しています。うちはクラブでしか出来ないラグビーで戦います。環境を言い訳にはしたくありませんが、時間も犠牲にするものもたくさんあるのがクラブです。だからこそ集中して、普段サラリーマンをしている人間が狂ったようにグラウンドで気持ちを出してくれると思います。今日は最初から祝勝会はやらないと決めていました。今日の夕方から全員でミーティングです。清宮さんにも良い勝負がしたいです。」

○中村喜徳キャプテン
「今シーズンのタマリバの目標は、あくまで日本選手権での1勝なので、勝ってホッとしています。特にキック処理は早稲田に必ず突かれると思いますので、修正したいと思います。準決勝では接点でのドライブとボールリサイクルが出来ていませんでしたが、今日は一人一人が前へ行き改善できました。クラブなので、学生と違いなかなか集まって練習できませんが、今年は春から平日、皇居や横浜で集まって一緒に走るなど、フィットしてきました。早稲田の4年生は僕が5年生の時の1年生です。今年は一言で言って余裕を持って戦っていますね。懐深いラグビーをやっているという印象です。大学では図抜けていると思います。チームとしてどこで勝負していくのか、一体感を持ってやっていきたいと思います。」