●3月23日(水) 日本代表セレクション合宿ですが、明日にセレクションマッチを控えた今日3日目も激しい練習を行いました。 午前中は前日の反省を生かしディフェンス及び、アタックの練習を行いました。ディフェンスでは、ギャップをつくらないこと、飛び出さないことなどを再確認しました。アタックにおいては、むやみなコンタクトを避けて仕掛ける等のコンセプトに基づき、ディフェンスをつけた形での練習となりました。 午後には、ワールドカップセブンズに出場していた選手たち(小野澤・マキリ・オツコロ)が到着し、セレクション合宿参加メンバーが全員揃いました。練習ではミニゲームが行われ、これまでやってきたディフェンス・アタックを実戦形式で確認しました。選手たちも積極的にアピールしていました。 いよいよ明日はセレクションマッチです。ミーティングでは、萩本監督から改めてセレクションの考え方を説明され、選手たちの表情は一層引き締まりました。 ■ミニゲーム メンバー表 高橋→中居 高木→浅野 中林→山本(貢) 塚越→西浦 笠井→マキリ 山村→本間 ワシントン 北川 熊谷 大野 伊藤 オライリー 辻→後藤 池田 森田 廣瀬 元木 赤沼 カトニ→小野澤 立川 水野 森 五郎丸 久住 ●3月22日(火) 練習前、選手たちに話をする萩本監督 冷たい雨が降るなか、激しい練習が行われた 2日目を迎えた日本代表セレクション合宿。午前中は、100m・1500mの測定が行われ、100mでは、CTB大畑選手が11秒32でトップタイムを、続いて行われた1500mではSH後藤選手が4分48秒のタイムを叩き出しました。 午後は、この合宿で実質初めてのボールを使った練習でしたが、ディフェンスに重点をおいた激しい練習が行われました。冷たい雨が降りしきるなか、グラウンドには選手たちが激しく当たる音が響きました。萩本JAPANの基盤はディフェンスであり、今回のセレクションポリシーにもディフェンス力が挙げられています。萩本監督は「今日のようなディフェンスのままでは、欧州遠征の時と同じ状態。チームディフェンスの前にもっと個々のディフェンス力を上げていかなければ世界に太刀打ちできない」と、より一層激しい競争を望んでいます。選手たちにも危機感が生まれ、ミーティング終了後、FW・BKに分かれ、この日の練習のビデオでディフェンスを確認していました。 セレクションマッチだけでなく、すべての練習がJAPANに結びつくこの合宿、一時も気を休めるときはありません。明日の午後の練習には、参加メンバー全員が揃う予定です。 ・・・today's Pick ロアマヌ・クリスチャン選手(WTB、正智深谷高校3年) 「今回の日本代表スコッドに選ばれたことは本当に嬉しかった。一緒に練習しているのは、みんな凄い選手たちばかりです。特に大畑選手は、僕が高校1年生のときに初めてファンになった人。頑張って大畑選手と一緒にBKラインを組んでみたい。 僕の持ち味はディフェンス。前に出てタックルを決めてディフェンスからチャンスを作りたいと思っています。ポジション? もちろんWTBだけど、No.8でもいいです(笑)。とにかく"桜のジャージー"を着たい。頑張りますので応援してください」 池田選手(三洋)にタックルする大畑選手(神戸製鋼) ロアマヌ・クリスチャン選手。一部伸びた髪は「JAPANになれるように!」とのおまじない ●3月21日(月) 21日より25日まで、福島県・Jヴィレッジでの日本代表セレクション合宿がスタートしました。 初日は、移動とミーティングのみとなりました。ミーティングでは、萩本監督から今回の合宿の目的などが伝えられ、最後に「多くの人に感動を与えられる日本代表チームになるべく頑張って欲しい」とのメッセージがありました。 今回の合宿は、3月末からのフランス・南米遠征へ向かうメンバーを選考するのが目的です。明日から日本代表を目指し、選手たちが凌ぎを削ります。ファンの皆様の応援よろしくお願いいたします。 ・・・today's Pick 後藤翔太選手(SH、早稲田大学4年) 「(昨日、結婚式を終えたばかりですが)できる限りコンディションは整えてきました。こんなチャンスは、今後いつ来るかわからないので、やれることはやって桜のジャージーをものにしたいと思います。 SHというポジションは、同一ポジションの人と競うというよりボールをいかに最高な状態で次の展開に運べるかということが大切だと思っています。とにかく誰が相手でもチャレンジして行きたいと思います」 前日に結婚式を終えたばかりの後藤選手