U19代表に応援メールを!
U19日本代表では、皆さまからの応援のメッセージを受け付けています。こちらまでお気軽にお送りください。メールは帯同スタッフに直接届きます。



4月17日(日)

対U19グルジア代表

昨年の最終戦と同じく、グラウンド上は30度を超える厳しい暑さのなかでの戦いとなりました。U19グルジア代表のキックオフで試合開始。敵陣で試合を進め、U19日本代表ペースで試合が進みました。7分、敵ゴール前まで攻め込んだU19日本代表はラックを連取し、最後はCTB釜池選手が抜け出し先制のトライ。GKも決まり、7-0としました。その後もU19グルジア代表の突破を許さず、27分にはSO川本選手がPGを決め10-0とします。しかし、このPGを境に流れが変わり、何度もゴールライン寸前まで攻め込まれました。1回のタックルミスが得点につながってしまう危ない場面でしたが、チーム全員の必死のタックルで守りきり、このまま前半終了。

後半に入ると流れを引き戻し、9分にはまたもラックを連取し、CTB森田選手が抜け出し右隅にトライ、SO川本選手のGKも決まり17-0とリードを広げました。その後も攻め続けますが、得点までにはいたりません。Bグループ降格を避けたいのは相手も同じ、U19グルジア代表も必死に攻め込んできます。前半同様、残り5分は自陣ゴール前にほぼ釘付け状態となりました。ここでも全員のタックルでピンチをしのぎ、35分には敵ボールのモールをターンオーバーし反撃、最後はWTB朝見選手が70m独走しトライ。SO川本選手がGKを決めたところでノーサイド。最終戦を飾ることができました。

本当に厳しい戦いでした。強豪ばかりの相手との5試合、4連敗の精神的苦痛、厳しい暑さ、治安の悪さと過酷な条件が揃いましたが、選手諸君はよく戦い抜いてくれたと思います。そんな我々の支えとなったのが、皆様からの応援メールや南アフリカ・日本人会の方々の温かいサポートでした。本当にありがとうございました。毎日毎日、廊下に張り出した応援メールをよく読んでいましたし、日本人会の方々のお心遣いの日本食に満足そうな顔をしていました。

これで今回のリポートも最後となります。ここまでのご支援、本当にありがとうございました。日本を遠く離れた我々が長期間、無事に戦うことができたのも皆様のおかげです。

◎石塚監督
「一つでも上位をと思って臨みましたが、11位という結果でした。しかし、選手たちは世界の強豪と真剣勝負を行ったという貴重な経験をしました。今後のラグビー人生に必ずや生きてくることと思います。最後にこの場をお借りし、U19日本代表に頂いた温かなご支援に心から感謝申し上げます。ありがとうございました」

(小見山博)

対U19グルジア代表   対U19グルジア代表
対U19グルジア代表 対U19グルジア代表

4月16日(土)

本日で遠征中の練習は終了しました。地元クラブチームのグラウンドをお借りしてきました。スクラムマシンやタックルバッグなどもいつでも使える状態にあり、終わってしまうと寂しい感じがします。

グルジア戦に向け、FW・BKともにディフェンス・アタックの確認そしてチームランと雰囲気を盛り上げて練習終了。終了後は、全員で記念撮影を行いました。このグラウンドには午後の練習時に地元の子供たちがよく遊びに来ており、練習で疲れた選手諸君の癒しの相手をしてくれていました。

夕食は南アフリカ・日本人会の方々に激励会をしていただきました。4連敗の厳しいなかですが、暖かく激励していただき「明日こそは」と全員が気持ちを引き締めました。このチームも本当に多くの方々のサポートや応援に支えられ、ここまでやってくることができました。世界選手権に来ている以上、勝つことで恩返しをすることが我々の責務です。1cmでも1mmでも前に出る気持ちで戦います。

◎石塚監督
「どうしても勝ちたいという気持ちがチームに高まってきました。当たり前ですが、試合が終われば結果を変えることはできません。一瞬たりとも気を抜かず、戦い抜き、皆様に勝利の報告をしたいと思います」

グルジア戦メンバー

1・土井、2・天野、3・橋本、4・清水、5・杉本、6・権丈、7・高田、8・堀江、9・花崎、10・川本、11・中園、12・釜池、13・森田、14・朝見、15・宮本

16・平原、17・吉田、18・杉山、19・眞壁、20・茂木、21・木島、22・八役、23・鷲谷、24・福冨、25・上田

(小見山博)

日本人会の方々に激励会をしていただきました   全員で記念撮影
日本人会の方々に激励会をしていただきました 全員で記念撮影

4月15日(金)

最終戦まで残すところあと2日になりました。最終戦の試合時間が12時45分(日本時間:午後7時45分)のため、開始時間にあわせてのタイムスケジュールを組み1日を過ごしました。

練習はU19 JAPANの生命線である「ピラーDF」の確認を徹底的に行いました。小村コーチも選手とともに練習に参加し「身体を張ったコーチング」で指導をしていました。

その後、ユニット・チームランを行い戦い方の徹底を行いました。明日が最後の練習となります。ちょっとした油断で「勝敗」が分かれるのが「世界」との試合です。勝つために今まで行ってきた「グランド内・外での規律ある行動」を再徹底し勝負に臨みたいと考えております。

◎茂木選手
「ルーマニア戦以降試合には出場していないので、グルジア戦には万全の体調で臨みたいと思います」
◎鷲谷選手
「日々健康感謝の気持ちで頑張っております。最終戦はチーム一丸となって絶対に勝ちたいと思います」

◎石塚監督
「長いと思った遠征も残り少なくなりました。今、我々ができるベストなことをしっかりと選択し、時間を大切に過ごしたいと思います」

(小見山博)

 

4月14日(木)

4戦目を終え、選手の疲労もピークです。午前中はリカバリートレーニング・午後はフリーとなりました。最終戦のグルジア戦に向け、ベストのコンディションで臨めるように各自が自覚して過ごしました。夜のミーティングでは、グルジア戦へ向けての心構え、後がない戦いになることを全員が確認しました。

過去グルジアとの対戦成績は3勝1敗です。今年のグルジアは我々がベストをつくし最後の最後まで必死に戦い抜いて勝利できる相手です。そのことを再認識するためにグルジアのビデオを見て選手全員が死に物狂いにならなければならないことを再確認しました。グルジアは大きなFWが縦に縦に攻撃をしてくるチームです。非常に個人が強く、激しいプレーが特徴のチームです。U19 JAPANとしては今までユースが取り組んできたDFシステムを整備し勝利に結びつけたいと思います。試合まで残すところあと2日。真剣に練習に取り組み、今までの試合の敗戦で得た教訓をグルジア戦にすべてぶつけて必ず勝利します。

◎土井選手

「チームは未勝利ですので次の最終戦、絶対にグルジアに勝ってAグループに残り、日本に帰りたいです。自信のあるスクラムでグルジアスクラムを押しまくりたいです」
◎杉山選手

「一勝もあげていませんが次のグルジア戦は必ず勝って、絶対にAグループに残り笑顔で日本に帰りたいです。力で圧倒されることなく、逆に圧倒したいと思います」

◎石塚監督
「何としても勝ちたい、その一心でチーム全員がまとまり試合までの残り時間を大切に過ごしたいと思います」

(小見山博)

リカバリートレーニング   疲労回復! アイスバス
リカバリートレーニング 疲労回復! アイスバス

4月13日(水)

順位決定戦第1試合、アイルランドとの戦いは18-31で敗れました。ウェールズ戦のショックを引きずらない戦い方はできたと思いますが、最後の一戦に向けて修正すべき課題も出てきた試合でした。

午後になってから雲が多くなり、風も強くなってきました。キックオフの頃にはだいぶ涼しくなり秋の気配が感じられました。風下に陣した前半、敵陣に攻め込みますが、ペナルティからキックで大きく返されてしまう展開となりました。アイルランドは195cmと200cmの両ロックを揃え、キックからのラインアウトを起点に攻撃を組みたててきました。6分に先制トライを許すと10分、14分にもトライを許し、0-19と引き離されてしまいました。これ以上引き離されてはいけない場面で必死に食い下がり、18分、30分にSO川本選手がPGを返し、6-19。少しでも差を詰めて風上となる後半につなぎたいところでしたが、32分にまたもラインアウトから攻め込まれトライを許し、6-26と20点差で前半終了。

3T3G21点での逆転に望みをつなぎ、後半開始。7分には敵ゴール前のラインアウトからFWがモールを押し込みFL高田選手がトライ。しかし、9分に相手CTBがショートパント、何とかチャージしようと必死に伸ばした手にあたってコースが変わり、ダッシュした相手CTBがそのままキャッチし最後はWTBが右隅にトライ。11-31とまたも20点差となりました。気落ちすることなくアイルランド陣で試合を展開し、19分にはWTB朝見選手がカウンターアタックから40m走りきり中央にトライ。18-31とします。その後も何度かゴール前に迫りましたが、トライを奪えずノーサイド。大会4連敗となりました。

この結果、17日の最終戦は11・12位決定戦となり、本日スコットランドに敗れたグルジアとの対戦となりました。この最終戦で敗れれば12位となり次大会ではグループBに自動降格となります。何としてもグループAに残留できるように一生懸命努力いたします。

◎石塚監督
「レフリングへの戸惑いが前半の戦い方に影響してしまいました。後半は修正して臨めましたが、流れを引き戻し切れませんでした。いよいよ最終戦を残すのみとなりました。グループA残留をかけてグルジアも必死になってくると思います。こちらも相手以上の気持ちで臨めるように準備していきます」

(小見山博)

対アイルランド戦   対アイルランド戦
対アイルランド戦 対アイルランド戦

4月12日(火)

今日もさわやかに晴れわたりました。こちらに来た早々は湿度も高かったのですが、ここのところ湿度も低く気温は上がりますが、過ごしやすくなっています。

アイルランドとの試合に備え、チーム練習に取り組んだ一日でした。ミーティングでもコーチから戦術の徹底、選手ミーティングでは各自でやるべきことの確認等を行いました。選手ミーティングの最後には君が代の合唱が聞こえてきました。試合前には必ず、国歌演奏がありますのでそこから気持ちを高めようということだと思います。我々スタッフもやるべきことを果たし、チームが一つになって試合を迎えたいと思います。

ここまで3試合、短期間でいずれも我々より大きな相手ばかりでしたので、疲れも相当あろうかと思います。トレーナールームでは宮崎トレーナーが就寝時間まで、選手の体調回復に頑張ってくれています。何が何でもの気持ちで全員が試合会場に立とうと思います。

◎石塚監督
「あと2試合。体力的にも精神的にも一番きついところです。またも強豪との対戦となりましたが、ここまでくればどのチームも怪我人を抱え、ベストの状態で試合に臨めるチームはありません。チームとしてまとまり、ベストを尽くしたいと思います」

アイルランド戦メンバー

1・土井、2・天野、3・橋本、4・清水、5・杉本、6・権丈、7・高田、8・堀江、9・花崎、10・川本、11中園、12・釜池、13・八役、14・朝見、15・宮本

16・平原、17・吉田、18・杉山、19・眞壁、20・茂木、21・木島、22・森田、23・鷲谷、24・福冨、25・上田

(小見山博)

BKもしっかりと調整   ミーティング後のトレーナールーム
BKもしっかりと調整 ミーティング後のトレーナールーム

4月11日(月)

アイルランドとの試合は13日の水曜日、午後3時30分キックオフと決まりました。アイルランド戦に向けて明確となった課題の修正に午前・午後の練習で取り組みました。夜のミーティングでも、アイルランドの試合のビデオ分析の結果を提示し、選手同士でも話し合いを重ね、チーム一体となって、試合への雰囲気も盛り上がってきました。

ここまでの3試合、厳しく辛い内容でした。今、一番大事なことはこの厳しく辛い現状から目をそらすことなく、状況改善に向けての努力を怠らないことだと思います。そうしたチームの雰囲気を作り上げていくことが我々スタッフの重要な責務です。選手諸君がこの大会を通じて大きく成長してくれるためにも、今何をなすべきかを常に自分たちに問いかけていきたいと思います。日本からは桜満開の頼りが聞こえてきます。満開の桜のきれいな写真も送って頂きました。南アフリカは日本と季節が反対のため、これから冬になるところです。しかし、非常に気温は高く、この時期の平均気温は25度ぐらいのため、日本の夏と同じような感じです。日本の桜をみることはできませんが、ここ南アフリカの地でU19 JAPANの桜を咲かせたいと思います。

◎高田選手
「とにかくささりまくってます。次のアイルランド戦もU19日本代表のプライドをかけてささりまくります。アジア大会・決勝の悔しさをぶつけ、死に物狂いで最後まで元気を持続させます」
◎橋本選手

「私の生涯目標は歴史に名を残すことです。アイルランド戦に勝利し、私の名前を歴史の1ページに刻み込みたいと思います」

◎石塚監督
「しっかりとチーム状態を把握し、アイルランド戦への準備を進めていきたいと思います。この南アフリカにやり残したことがないようにチームを引っ張っていきたいと思います」

(小見山博)

セットプレーの確認   石塚監督の熱心な指導
セットプレーの確認 石塚監督の熱心な指導

4月10日(日)

3戦目が終了し選手の疲労状態を考え、リカバリーに徹しました。夜は我々が宿泊しているホテルにある日本食レストランの「DARUMA」で食事をしました。

2週間ぶりの日本食に選手はみんな大満足な顔をしていました。食事の最後には今遠征で誕生日を迎えた眞壁選手と清水選手をバースディケーキで祝福しました。

バースディソングでは、DARUMAに来られていた他のお客様も一緒に歌って頂き、大合唱となりました。2人にとっては忘れられない誕生日になったと思います。

◎森田選手
「三連敗してますが、次からのあと2戦、必ず勝って胸を張ってHAPPINESSで日本に帰りたいと思います。応援宜しくお願いいたします」
◎権丈選手
「三戦終わって個人・チームの課題が明確になってきました。次の残りの二戦、しっかりと準備をして完勝したいと思います。

南アフリカの生活は快適です。これも日本を応援してくれているサポーターの皆様のおかげです。Doing your best!!」
◎釜池選手

「『好きこそものの上手なれ』が僕の座右の銘です。ラグビー大好きです。しかし苦しい戦いが続き、大変ですが、僕は逃げません」
◎朝見選手

「ムードメーカーの朝見です。僕はプレッシャーを感じません。世界のどんな強い相手でも怯まず勝負していきます。必ず、アイルランドからトライを奪い取ります。応援よろしく!!」

◎石塚監督
「明日からは気持ちを切り替えて順位決定戦の勝利のためにチーム一丸、心を一つにして一つ一つの行動を大切にしていきたいと思います」

(小見山博)

散歩で見つけた浜辺の芸術   チーム写真
散歩で見つけた浜辺の芸術 チーム写真