4月22日(金)

いよいよ翌日に迫ったテストマッチを前に、会場となるBuenos Aires Cricket & Rugby Clubにてキャプテンズランを行いました。箕内キャプテンの掛け声からウォーミングアップがはじまり、ひとつひとつのプレーに対して確認作業が行われ準備は万端です。明日の大一番を待つのみとなりました。

午後にはこの遠征で3回目となる学校訪問がありました。メンバーは佐野コーチ、古田テクニカル、稲辺総務の3人です。今回訪問した学校は日亜学院という歴史あるインターナショナルスクールで体育の授業では男子はラグビー、女子はクリケットを取り入れているスポーツが盛んな学校でした。以下は今回コーチを務めた古田テクニカルの報告です。

グラウンドの入口を入ると子供たちの元気な声が聞こえます、今日はラグビーの授業中にお邪魔しました。先生による練習を見ていると、パスにモールなど授業とは思えないほど本格的な練習が行われていて我々の自己紹介の後、佐野コーチがパスの基本を指導しました。生徒さんたちの飲み込みの早さに少しステップアップして2対1の抜きあいにチャレンジ。はじめはミスが目立ちましたが一緒にプレーするうちに上手く抜けるようになってきました。

途中からプレーが熱を帯び、ディフェンスの生徒さんがバチバチっとタックルに入り始めました。不思議に思い周りを見ると、ホッケーの授業を終えた女子生徒が集まって声援を送っていました。なるほど世界どこでも男の子のモチベーションは単純なんだなと妙に納得した瞬間でした。

練習の後、学校から記念のペナントをいただき、チームからはサイン入りのジャージをプレゼントしました。最後に佐野コーチから明日のテストマッチの決意表明で訪問を締めくくりました。

地球の裏側、ここアルゼンチンでまたラグビーの魅力を再確認した1日でした!

長い遠征もいよいよ大詰めです。子供たちからまた大きなパワーをいただきました! 明日のテストマッチ全力で戦います。

4月20日(水)

中居選手

20日は午前・午後ともにOFFとなりましたが、一部の選手・スタッフは現地の日本人学校訪れ、子供たちと交流をもちました。その模様を、先日のウルグアイ戦で初キャップを獲得した中居選手から報告してもらいます。

「今日はブエノスアイレス日本人学校へ行きました。あたたかい歓迎を受け、子供たちも元気良く校歌を歌ってくれて感激しました。
子供たちからの質問タイムがあり、ラグビーをやったことがないけれど興味津々な様子で、たくさんの質問が出ました。それからグラウンドで体験ラグビー教室をやり、パス、キック、ラインアウト講座、それからパスゲームでみんな元気いっぱいにラグビーを楽しんでくれました。僕たち選手も子供の無邪気な笑顔で元気をもらいました」

日本人学校で   記念撮影
日本人学校で 記念撮影

4月18日(月)

アルゼンチンに入って二日目、本格的な練習が再開されました。場所は宿泊地から車で30分ほど離れている場所にある、CLUB NAVALのラグビー場です。ここは平日、近隣の学校にも開放しており多くの子供たちが敷地内のグラウンドで、サッカーやグラウンドホッケーを楽しんでいます。

この日は日本代表の練習が15:30から行われましたが、練習が始まって最初の20分ほどは学校に帰る前の子供たちが私達の練習を見学していました。練習のほうは、先日の敗戦を感じさせないポジティブなパフォーマンスで良いテンポで進んでいきました。アルゼンチン戦に向けての再スタートとしては非常に良い練習ができたのではないでしょうか。アルゼンチンに入ってからも、これまで同様本当に多くの方々から応援メールをいただいておりますが、これが私達の力になることは間違いありません。これからもよろしくお願いいたします。

4月13日(水)

ウルグアイ2日目、在ウルグアイ日本大使館より招待を受けモンテビデオ市内のレストランで晩餐会に参加いたしました。会には中村大使、ウルグアイ・ラグビー協会会長、をはじめとする多くの方々が出席されました。

日本代表チームは選手スタッフ全員が出席し、今遠征の団長である勝田強化委員長が代表でスピーチをしました。ウルグアイの名物である牛肉をいただきながら、現地の方々や大使館のみなさまとの交流を持つことができ非常に有意義な会となりました。この様な会を催していただけるということは、日本代表に対する期待も非常に大きいと受け止め、このことを大きな力に変えていきたいと選手スタッフ全員が感じたことは間違いありません。

晩餐会  
晩餐会

4月12日(火)

雪降るフランス・リモージュを早朝に発ち、1日かけて秋が始まろうとしているウルグアイ・モンテビデオに到着しました。モンテビデオ空港にはウルグアイ協会会長をはじめとする当地協会関係者、また多くの在ウルグアイ邦人の方々が出迎えてくださいました。応援旗を振ってくださる皆さんの姿を見て、「テストマッチ」ということを改めて意識しました。

昼食の後、会員制のスポーツセンターにおいて、プールリカバリーを行いました。本来は会員制であるため利用はできないのですが、地元の方々のはからいで利用できるようになりました。写真のように非常にきれいな設備で選手たちも旅で疲れた体をほぐしました。

体をほぐすといえばトレーナーの仕事にも関わってくるのですが、今回はこの遠征から専任となった渡邉誠トレーナーをご紹介します。

「トレーナーの主な活動は、選手のコンディショニングが中心となりますが、その中でも夜のケアは大変重要であります。選手によっては、ケア中に良く話をする選手や、あまり話をしない選手などさまざまですが、トレーナールームでは選手といろいろな話をする機会が多々あります。普段なかなか聞くことができない話なども‥‥。

このような空間を作ることは、選手がリラックスするうえで重要なものとなります。トレーナーの仕事は身体的なサポートだけでなく、精神的なサポートをすることも大変重要なことであるといえます」

写真はウルグアイ到着の夜、大畑選手の体をケアする渡邉トレーナーです。毎晩遅くまで選手の体をみています。

大畑選手の体をケアする渡邉トレーナー   スポーツセンターのプール
大畑選手の体をケアする渡邉トレーナー スポーツセンターのプール