アイルランド代表が20年ぶり来日――「リポビタンDチャレンジ2005」

=日本代表と12日・19日にテストマッチ=

アイルランド代表を迎えての国際親善ラグビー「リポビタンDチャレンジ2005」が12日(大阪・長居スタジアム)と19日(東京・秩父宮ラグビー場)に日本代表との間で行われる。アイルランド代表チームの来日は1985年以来20年ぶり。過去の対戦成績は日本の5戦全敗。

アイルランドは2003年ワールドカップでベスト8に進出したほか、今年の6カ国対抗はウェールズ、フランスに次いで3位に入った強豪。最新の世界ランキングでは7位につけている。今回は全英・アイルランド代表ライオンズのニュージーランド遠征に主力12選手が参加しているが、ベストメンバーでないとはいえ、通算67キャップのSOハンフリーズ主将、同69キャップのCTBマッグスらが含まれ、アイルランドから金星を上げるのは容易ではないだろう。

今年の日本は4月の南米遠征で世界15位のウルグアイ、9位のアルゼンチンに連敗したが、5月のワールドカップアジア予選で香港、韓国を連破。先のスーパーカップでも14位のルーマニアに勝ち、ランキングを18位から17位に上げた。決勝では13位のカナダに逆転負けしたものの、復活の兆しを見せつつある。

格上相手でもナンバー8・箕内(NECグリーンロケッツ)らの体を張ったディフェンスで相手のパワー攻撃をしのぐが、疲れの見える終盤に守備のほころびを突かれ、失点するケースも目立つ。我慢のディフェンスから一瞬のスキを狙って、大畑(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、小野澤(サントリーサンゴリアス)らの決定力に結びつけたい。春のシーズンを締めくくる好試合が期待される。