このたび、平林泰三レフリー(日本協会公認A1級)は、本年7月末でこれまで所属していた日本IBMを離れてフリーとなり、8月1日より「ピザーラ」が同氏のスポンサーとなって、フルタイム・レフリーとしての活動をすることとなりました。8月23日(火)名古屋・トヨタスタジアム(19:30キックオフ)にて開催される「トヨタヴェルブリッツ vs ニューキャッスルファルコンズ(英国)」がフルタイムレフリーとしてのデビュー戦となります。

海外のラグビー強豪国においては、約10年前からフルタイム・レフリーが誕生していました。ラグビー・ワールドカップを始め、6カ国対抗、トライネーション、などの主要な国際大会ではフルタイム・レフリーが主審・タッチジャッジを務めており、また、自国代表チームへの強化活動や、国内普及活動などにもフルタイム・レフリーが活用されています。これまでIRB(国際ラグビーボード)からも、日本でのフルタイム・レフリーの必要性を指摘されていましたが、このたび、平林レフリーがフルタイム・レフリーとなったことで、日本ラグビーも国際水準にさらに一歩近づいたと言えます。

当協会としては、日本初のフルタイム・レフリー誕生を歓迎し、併せてスポンサーとなって頂いた「(株)フォーシーズ ピザーラスポーツ」に感謝申し上げます。

また、平林レフリーの一層の活躍を支援するとともに、日本ラグビー強化への同氏の貢献も期待しています。

■ピザーラ
宅配ピザの最大手ブランド。ピザーラ事業を展開する株式会社フォーシーズ(本社・東京都港区南青山、代表者・浅野秀則、資本金1億円、年商約500億円、従業員数・約600人)は、“ピザーラスポーツ"を通じてこれまでヨット、ゴルフ等の他競技のスポンサーを行っているが、ラグビー競技へのスポンサーは今回が初めて。

平林泰三(ヒラバヤシ タイゾウ)
1975年4月24日生、宮崎出身。埼玉県在住。宮崎少年ラグビースクールで5歳からラグビーをはじめ、宮崎大宮高校・宮崎産業経営大学(法学部)を経て、96年から98年までの3シーズン、オーストラリア(クイーンズランド)にラグビー留学。GPSクラブ(クイーンズランド・プレミアシップ1部リーグ)の1軍でプレー(ポジション・SH)し、7人制クイーンズランド州選抜メンバーにも選ばれて国際セブンス大会にも参加。当時のチームメイトには、ベン・チューン、ダニエル・ハーバート、マット・コーベインなどの豪州代表(ワラビーズ)がいる。 レフリーとしては、19歳でC級取得(宮崎県協会)、21歳でB級取得(九州協会)、同年にクイーンズランド州公認資格も取得、99年に帰国してからは関東協会に所属。28歳で日本協会A1級に公認される。現在、日本協会公認レフリーでは最年少。
平林泰三
「多くの方々より多大なサポートを受け、このようなフルタイムでレフリー活動へ取組める環境を頂き、大変感謝致します。この環境を生かし、自身のレフリング向上はもちろんのこと、少しでも日本ラグビー界の発展と普及に貢献できるよう精進していきたい所存です」