関東学院大学の春口監督(右)、有賀キャプテン ◎関東学院大学 ○春口廣監督 「残念でした。思うように練習できなかった点、1ヶ月のブランクがあったことなど、ちょっと戦いとしてどうだったかと思います。今日の敗因とかゲーム展開ではなく、選手たちは今日、これまでやってきたことを一生懸命やったのですが、2試合、試合をしながら練習を続けてきたチームと、そこで最後に差がついたかなと思います。今日の試合を一言でいえば、もったいなかったなあ。試合前はコンタクト練習ができなくて、スクラムもメンバーに故障があり、練習できなかった部分がこの試合で出たと思います。スピードは各自良い感じでしたが、コンタクトのところで停まってしまった、コーラの当たりのところで負けたということです。残念です。キチッとコンディション作って戦うという条件で、試合に臨めていたらと思います。非常に残念で、もったいなかったというのはそこのところです。勝てたんじゃないかな。 社会人とはほんのちょっとした差しかないと思います。負ければ最終戦ということで、それぞれ選手は思いを込めてやってくれました。今シーズンお世話になり、ありがとうございました」 ○有賀剛キャプテン 「思うように練習できなかったんですけど、4年生はこのジャージを着るのは最後の大会だし、勝ちにいったんですが、このような形になって残念です。ミスも多かったし、一つ一つのプレーの精度が悪かったと思います。1ヶ月空いて難しかった部分もありました。あまり激しい練習ができなかったので、絡まれてターンオーバーされました。 (負けた要因は)実力がそれだけしかなかっただけじゃないですか。取れるところで取りきれなかったり、ペナルティを犯してモールで取られてしまったり。トライパターンは向こうはモールしかないような感じでしたが、それで2本取られたのですから。 (先輩たちと試合できたのは)ずっと楽しみにしていました。渕上さんとはやったことなかったので。 (0-0で前半を終えて)行けるだろうと思っていました」 コカ・コーラウエストジャパンの向井監督(右)、渕上ゲームキャプテン ◎コカ・コーラウエストジャパン ○向井昭吾監督 「うちの特徴であるディフェンスは前半、出すことができたと思います。アタックは自分たちの形になりかけた時にミスが多かったと思います。後半は最後に取りましたけれど、取りきれるところで取りきれなかったのが僅差のゲームになった原因だと思います。 関東学院さんは、さすが学生2位のチームで、接点が激しく、良いチームでした。今日はキャプテンの山口も出られず、4名ほど新しい選手が出ました。若いチームで伸び率が高いので、1年で修正したいと思います。今年のターゲットはトップリーグ昇格でしたので、僕自身、日本選手権のことは思っていなかったのですが(笑)、それが選手にも伝わってしまい、モチベーションが落ちてしまったかと反省しています。次のゲームはトップリーグ上位チームに戦いが挑めるので、同じ土俵で勝負できます」 ○渕上宗志ゲームキャプテン 「関東は良いチームであると思いました。前半からレフリーとうちのフィーリングが合わず、ミスが多く、見ている人からは『コーラ、どうした』という試合でしたが、後半は随所に良いところも出せたと思います。社会人としては、学生相手にもう少し良いラグビーができたかと思いますが、ミスが多かったのでしょうがないかなと思います。 まず、コーラの選手はあまり大きな試合の経験がない選手も多いので、学生相手といってもナーバスなところがあったかと思います。また、コンタクト、接点のところでも余力があって行き過ぎてしまうプレーもありました。いつも感じているプレッシャーと違っていたからだと思います。個人としては、自分が卒業した関東とこういうゲームができて嬉しいですが、トップリーグ昇格をかけたあの試合とまったく同じモチベーションかというと、多少、難しかったと思います。たしかに、周りも社会人有利という眼もあるかもしれませんが、関東はとても良いチームなので、僅差の試合になったかと思います。うちはこれからのチームですので、トップリーグと同じモチベーションになっていかねばと思います。 (自分のころと比べて関東は)僕のころの関東学院は弱いFWでしたが、今の関東はFWが大きいし、BKが走れるし、比べたら今のほうがずっと強いと思います。ただ、僕らのころは良いチャレンジしたいと思っていたので、やっていて楽しかったですが(笑)。正直、勝ててホッとしています(笑)」