早稲田大学、トヨタ自動車ヴェルブリッツ破り4強入り

=NECはコカ・コーラWJに圧勝=

第43回日本ラグビー選手権大会第2日は12日、東京・秩父宮ラグビー場で2回戦2試合が行われ、大学王者の早稲田大学が28-24でトップリーグ(TL)4位のトヨタ自動車ヴェルブリッツを破る殊勲の勝利を挙げ、準決勝(19日14時、秩父宮)でTL、マイクロソフトカップの2冠に輝いた東芝府中ブレイブルーパスに挑むことになった。日本選手権が1998年の第35回大会から社会人、大学の複数チームによる形式に変わって以来、大学勢が4強入りしたのは初めて。

早稲田大は立ち上がりからテンポの速い攻めで相手陣内へ。2PGで先行すると、23分にはゴール前のモールを押し込み、ナンバー8・佐々木がトライ。このあと、トヨタ自動車の反撃に遭ったが、早稲田大も加点して前半を21-7とリード。後半に入っても、チーム一丸となった防御で相手の出足を止め、4点差で逃げ切った。トヨタ自動車はトライ数こそ同数だったが、最後まで攻守の歯車がかみ合わなかった。

TL3位のNECグリーンロケッツは、チャレンジシリーズ1位のコカ・コーラウエストジャパンから10トライを奪う猛攻を見せ、69-24で圧勝、準決勝(同、大阪・花園)はTL2位の三洋電機ワイルドナイツと対戦する。