4月15日から30日まで、U23日本代表によるニュージーランド遠征を行います。この遠征では4月29日のニュージーランド学生代表(NZU)戦を含め、4試合を予定しています

(財)日本ラグビーフットボール協会技術委員会(委員長:勝田 隆)では、2011年のワールドカップ(NZ)を見据えた選手強化に取り組んでおりますが、このU23代表は2011RWCでは主力となり世界と戦える、次世代の日本代表(候補)と位置付けています。
今回、ニュージーランド遠征を行うU23日本代表は、来年2007年に開催されるワールドカップに向けた代表候補選手も数多く名を連ねており、またベスト8入りを目標に掲げている2011年のワールドカップでは中心的存在として期待される若手ベストメンバーで編成しました。

代表選手の選考にあたっては、

  1. 過去4年間のU19アジア、世界大会及びU21世界大会遠征メンバー及び06大学東西対抗候補、関東学生選抜メンバー、7's代表候補、05日本学生代表より約220名強の対象者をリストアップし、セレクション合宿(3/22~24 立正大)を経て最終的に45名を選考。

  2. 身体的(体格的)ポテンシャルを含む将来性と、ディフェンス力、ワーク・レートの2点を重視して選出しました。

この遠征においては、4戦全勝、特にNZU戦での勝利を目標として設定、また、日本人が不得意とされる"コンバインドチーム"においてチーム力を最高に高めるために、選手達のパフォーマンスを最大に発揮させることに主眼を置きます。同時に日本を代表するこのレベルの選手が、NZ選手にどの程度通用するか現状把握を行うこととします。

今後、ユース世代(U17,U19)において取組まれてきた「エイジグレード」ごとの強化を継続すべく、U21,U23世代についてもさらに強化に取り組み、2011RWCを見据えた"コア・メンバー"を計画的に育成していきます。

◎加藤尋久ヘッドコーチ
「2011RWCでのベスト8入りという日本ラグビーの大きな目標を達成する原動力となりうる選手の発掘・育成が、本遠征の大きな目的である。同時に"次世代の日本代表"であることを常に意識させ、日本を代表する選手であるという自覚・プライドを醸成し戦う。ずばり"4戦全勝"を目標とする」
◎佐々木隆道キャプテン
「この世代の日本代表であることにプライドを持ち、2011RWCでのベスト8入りという大目標実現に向けてチャレンジする機会を得たことに感謝している。その戦場であるNZにおいて、我々の持てる全てを発揮し非常に高いハードルではあるが、"4戦全勝"という目標達成に向けて選手26名、他スタッフ7名、総勢33名の総力で戦ってきたい」