リポビタンDチャレンジ2006

5月12日(金)

グルジア代表戦を明後日に控えた12日、日本代表チームは午前中にトレーニングを行い、午後はフリーとなりました。

14対10のゲームデザイン   取りきる所は一気に取る
14対10のゲームデザイン 取りきる所は一気に取る

SO安藤選手がアタックを組み立てる   FW周辺のディフェンスは確実に
SO安藤選手がアタックを組み立てる FW周辺のディフェンスは確実に

練習は、14対10のゲームデザインを中心に行いました。アタックでは、仕掛け、ボールが停滞した場合にはFWのサイドアタックで攻撃の再構築を行なう、ミスマッチ・オーバーナンバーになったら一気に取りきるというように、試合中に起こりうるあらゆる局面を想定したゲームデザインを行いました。
ターンオーバーをされても、内側のディフェンスを固め、キックのケアに直ぐに対応したりコミュニケーションも問題ありません。短い時間でしたが、非常に集中した練習となりました。

その後、FWはラインアウト、BKはラインアタックを行いました。FW・BKともに様々なオプションを確認しました。
練習後、グルジア戦に出場するメンバーが発表され、選手が発表されると選手たちから拍手が贈られました。13日は、試合会場である近鉄花園ラグビー場で前日練習を行い、決戦に備えます。皆様の応援よろしくお願いします。


◎エリサルド ヘッドコーチ

「チームの仕上がりは今日の天気のようにいい状態です(本日の大阪は快晴)。何度もいうようですが、グルジアがどうこうというよりは、日本代表がやるべきことを集中して実践できるかが重要なポイントです。ただ、前回の日本A代表戦を見て、スクラム周辺やポイント周辺のディフェンスには注意したいと思います」

ディフェンスは激しく   中山BKコーチから指示がとぶ
ディフェンスは激しく 中山BKコーチから指示がとぶ

ラインアウトを合わせるFW陣   BKはライン攻撃の確認を行った
ラインアウトを合わせるFW陣 BKはライン攻撃の確認を行った

5月11日(木)

日本代表合宿3日目を迎えた11日は、朝食後に京都から大阪へ移動。午後には、大阪経済大学のグラウンドで練習を行いました。前日のグルジア代表戦を戦ったA代表から6名も加わり、24名での練習。グルジア戦フル出場の谷口・熊谷選手は別メニューでの調整となりました。

練習内容は、ウォーミングアップの後、FWは接点での攻防を、BKは1対1のタックルを行いました。特にFWは、ボールに対してアタック・ディフェンス共に激しくアプローチし、3フェイズまで集中力を切らすことなく行われました。BKにおいては、1対1の局面でも"内側を絶対に抜かれない。前に出る"をターゲットとして1m・5m・10mと3つのスペースの中で厳しいタックルを繰り返しました。

その後は、FWはスクラム、BKはパススキルとキックとなりました。スクラムは、フッキングを中心に行い。HO山岡・松原選手とSH池田・伊藤選手のコミュニケーションを合わせました。その際に伴うPRのフットポジションの運びなど細かい部分もチェックしました。

BKは継続的に取り組んでいるボールキャリアーとサポートプレーヤーの関係などを再チェック。新たに取り入れているムーヴなどを使いながら行いました。

夕食後には、アジア予選時に行ったメンタルトレーニングを再び実施。今回は、他競技の選手の映像を使ったり、日常生活で1日1回何ごとにもチャレンジしようなど、"ゆるぎない心" "強い心"を持つために前回よりさらに深い内容となりました。

12日は、午前中練習を行いメンバーを発表します。午後はフリーとなります。

狭いスペースで1対1のタックルを行うBK   ムーヴを確認するBK陣
狭いスペースで1対1のタックルを行うBK ムーヴを確認するBK陣

早く仕掛けて攻撃   内側を抜かせないディフェンスを
早く仕掛けて攻撃 内側を抜かせないディフェンスを

FWで意思統一を図る   フッキングを合わせる
FWで意思統一を図る フッキングを合わせる

数多く組み込んだスクラム  
数多く組み込んだスクラム

5月10日(水)

日本代表合宿2日目。この日も午前・午後と練習を行いました。午前中は、西京極のサブグラウンドを使用。ウォーミングアップでは、サポートプレーの確認を行いラインを深く取りながらボールを動かしていく練習に繰り返し取り組みました。また、細かなスペースでのコンタクトを含むアタックのトレーニングも組み込まれ、様々な状況を作りながら体を温めていくアップとなりました。

サポートプレーヤーはボールに対して仕掛ける   プレーの選択を多く持つ
サポートプレーヤーはボールに対して仕掛ける プレーの選択を多く持つ

その後は、少ないスペースで5対6。そしてグラウンドを大きく使って8対10を行いました。練習中は、しっかりと縦に入ること、ボールキャリアーの動きに合わせサポートプレーヤーもしっかりコミットすること、そして、グラウンドの状況に合わせより的確なプレーをチョイスし、ボールを動かしながらディフェンスを崩していくことが重要となります。行われた練習でも、選手全員が日本代表の取り組んでいる戦い方を理解し、フランスからの取り組みが成果を見せています。エリサルドヘッドコーチは、さらに細かな部分の精度を上げるために時折、プレーを止め選手に指示を与えていました。

午後は、大道ストレングスコーチによるウエイトトレーニングを実施。上半身・下半身・体幹と10種類以上のメニューをこなし、しっかりと体をいじめました。夜は、日本A代表対グルジア代表を観戦。日曜日のテストマッチに向けしっかりとしたイメージを膨らませました。11日は、再び大阪に移動し練習を行います。

大きなジェスチャーを交え指示を出すヘッドコーチ   孤立しないようにしっかりサポート
大きなジェスチャーを交え指示を出すヘッドコーチ 孤立しないようにしっかりサポート

空いたスペースをしっかりと突く   足を使ってしっかりボディーコントロール
空いたスペースをしっかりと突く 足を使ってしっかりボディーコントロール

5月9日(火)

日本A代表対グルジア代表戦を翌日に控えた9日、日本代表が京都に集合しました。

昼過ぎに京都に到着した代表チームは、さっそく午後からトレーニングを開始。内容は、フィットネスを中心としたメニューを実施し集合日から一気に上げていきました。シャトルランやコンタクトの要素を入れたもの、そして2チームでのアタック・ディフェンスなど非常に厳しい内容となりました。

しかし、選手たちの意識は非常に高く、一つ一つのプレーに対し積極的に取り組み、ほとんどミスのない中でのトレーニングを行うことができました。

練習の最後は、タッチフットを行い、これまで取り組んできた細かな部分をチェック。選手たちも意識的にムーブやオプションを使っていくなど日本代表が取り組んでいるラグビーに対する理解度の高さがうかがえました。

明日は、午前中にグラウンドでトレーニングを行います。そして午後はウエイトトレーニングを実施し、19:00キックオフの「日本A代表対グルジア代表」を観戦します。

ストレッチを行う日本代表チーム   激しい練習で合宿がスタートした
ストレッチを行う日本代表チーム 激しい練習で合宿がスタートした

走る、走る、走る   積極的に動いたタッチフット
走る、走る、走る 積極的に動いたタッチフット

ボールの受け方、ブロックの仕方など細かくチェック   ボールキャリアーにサポート
ボールの受け方、ブロックの仕方など細かくチェック ボールキャリアーにサポート

ディフェンスに対し、しっかりコミットしてボールを出す  
ディフェンスに対し、しっかりコミットしてボールを出す