中央が萩本氏
 
中央が萩本氏

7月15日(土)~17日(月)の2泊3日、長野県、菅平高原で女子連盟合宿を行いました。この合宿では、全国にあるチームの一般選手が集まって、大人数での練習と試合を行うための一般合宿と、8月にあるオーストラリア遠征のセレクションを兼ねた強化候補合宿とを同時に行いました。

コーチは前回の女子ワールドカップ時に監督としてチームをまとめていただいた、元男子日本代表監督の萩本氏、また以前より女子ラグビーに係わっていただき力を頂いている池戸氏、そして現強化候補選手のコーチの多島コーチ、外山コーチとかなり豪華なコーチ陣のもとで合宿がスタートしました。

■初日(15日)
午前中は曇りで天候が気になりましたが、午後の練習開始時間には晴天となり、良い天候の中で練習をスタート。練習は、基礎をしっかりしないと次にステップアップできないということから、ハンドリング、コンタクトを重点的におこない、最後にアタック&ディフェンス。練習で行ったことを積極的に出していくという基本~応用へという形での練習となりました。一般選手と強化候補選手は分かれて行いましたが、メニューはすべて一緒で、萩本氏や池戸氏のアドバイスに全員が真剣に耳を傾け、集中して練習を行っていました。

■2日目(16日)
昨晩から降り続く雨のなかで練習がスタート。
午前中は初日に引き続きハンドリング、コンタクト、そしてアタック&ディフェンスと、基本的な部分は変りありませんでしたが、ハンドリングの中でステップアップ、コンタクトの中でステップアップした練習をおこないました。基礎ができていない選手や、何故この練習を行うのか意味がわからずやっている選手は、ステップアップしていくとともに動きが止まってしまいます。ラグビーは本当に基礎が必要で、頭を使うスポーツだなと実感。しかし最後のアタック&ディフェンスでは、それまでの練習での動きが出た場面も多々あり、成長を感じさせました。そして一般選手も強化候補選手もコーチ陣のアドバイスを一言も漏らさないよう耳を傾けていたのが印象的でした。

午後は、一般選手は試合経験を積むために、10分3本、強化候補選手は、オーストラリア遠征の最終セレクションのために20分2本、それぞれ試合を組みました。一般選手の10分を終えて、これから強化候補選手の試合というところで、山からガスが降りてきて何も見えない状況の中で20分の試合が終了。これ以上試合はできないと判断し、急遽練習に切り替えることになりました。
一般選手、強化候補選手それぞれ先ほどの試合での課題点についての練習を行い、最後には、課題点が克服できるような動きを多々見せ、最終日はぜひ試合でそれらの動きを出したいという気持ちの中で練習が終了しました。

■最終日(17日)
何とか雨がやんで欲しいと願ったものの、長野県に大雨洪水警報が出ている状況で、グラウンドもほぼ使用できないということで、練習は中止となりました。しかし、急遽ミーティングを設け、萩本氏、池戸氏に今回行った練習の確認、意図について説明していただいたので、選手にはとても実りある合宿となりました。

今回、連盟合宿を行うにあたり、協会から道具を貸していただいたりと、とてもお世話になりました、ありがとうございました。そして、萩本氏、池戸氏にコーチング頂けたことは、今後の女子ラグビーにとって財産になります、本当にありがとうございました。そしてこれからも女子ラグビーにご協力いただけたらと思っています。よろしくお願いいたします。