岩出監督(右)、岡田主将 京都産業大学 10-7 帝京大学(12月17日) ◎帝京大学 ○岩出雅之監督 「勝負どころで京都産業のほうが上だった。もっとボールを動かしたかったが。 ゲームプランについては、雨中戦を想定していたが、天候が回復したので、積極的にボールを動かすことを意識した。京都産業ディフェンスのほころびを突いたが、徹しきれなかった。FW勝負での力負けだ。 (シーズンを振り返り)慶應義塾戦後、負傷者が続出し、チーム力が下降線をたどった。柱となるプレーヤーの不在が最後まで響き、不安定なチーム力のままだった。代わりのプレーヤーはよく頑張ってくれたと思う。今日の頑張りを次につなげたい。 (京都産業のスクラムについて)ペナルティトライについては、その一つ前のペナルティでコーションを受けていたこともあり、仕方ない。関東各校のスクラムとは質が違い、単純には比較できない。今日のゲームで言えることは、巧拙は別にして、互いが真剣勝負を挑んだことである。京都産業には今後の健闘を祈るばかりである」 ○岡田正平主将 「勝負への執念が、京都産業の方が上回っていたということ。それに尽きる。 (京都産業のスクラムについて)力負けしたとは思わないが、若さが出てしまった。経験不足が響いたと感じる。ゲーム中の修正がきかなかった」 大西監督(右)、小西主将 ◎京都産業大学 ○大西健監督 「ゲーム前、ロッカーから出陣する際、大阪体育の諸君が拍手でエールを送ってくれたことに感激し、大阪体育がロッカーを出る際、お返しのエールを全員で送ったため、遅くなってしまったことをまずお詫びします。 このような感激は初めてで、関西ラグビーのため、大阪体育のためにと戦い、勝利したことはうれしい。次のゲームも勢いに乗っていきたい」○小西賢一主将 「個々の力では劣る分、気持ちを強く持ってプレーした。スクラム、ディフェンスでは4年間の想いをぶつけた。国立競技場への切符を手にするため、次も勝ちにこだわりたい。 (スクラムについて)もう少しこだわって押せたのでは、と感じた。前半PGを狙わずスクラムを選択したが、あそこで帝京を崩していたら展開はもっと楽だった。 (後半交替していたので)最後のマイボールスクラムは祈る想いだった。 (ここで大西監督が)私はスクラムにこだわっているのではなく、勝ちにこだわっている。個々のポテンシャルに勝る帝京に勝利できたことで、感慨もひとしおである」